キャデラック エルドラドってどんな車?デザインモチーフはロケット!?
更新日:2024.09.09
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古き良きアメ車といえば、やたらと長い前後オーバーハングとリアのテールフィンが印象的でした。そのなかで、キャデラックが初めてデザインしたテールフィンは世界中で大流行し、ラグジュアリーカーのアイコンとなりました。当時のキャデラックで最高クラスだったモデルが、エルドラドです。
テールフィンといえば、キャデラック?
第2次世界大戦後に製造されたアメリカ車で、特にフルサイズと呼ばれる大型ボディの車両にはリヤに飛行機の尾翼のようなデザインが採用されており、ウインカーランプなどが配置されていました。この部分がテールフィンで、まるでウルトラ警備隊のポインター号のような派手さです。
このテールフィンは装飾パーツで、空力的になんらかの効果を求めたものではありません。言ってみれば、ただの飾りです。しかし、この時代はこのロケットのようなテールが受けていたのです。
このテールフィンは装飾パーツで、空力的になんらかの効果を求めたものではありません。言ってみれば、ただの飾りです。しかし、この時代はこのロケットのようなテールが受けていたのです。
テールフィンを最初にデザインしたのはキャデラック社で、1948年より生産車両に採用されました。なぜこのような派手なデザインが取り入れられたのでしょうか。
理由は諸説ありますが、第2次世界大戦に勝利したアメリカでは、豊かで幸福な生活のシンボルとして自動車は年々サイズは大きく、派手で豪華なデザインとなっていきました。そしてキャデラックは他モデルと差別化を図るために、派手なテールフィンを採用したと言われています。
実際、テールフィンデザインを採用したのはラグジュアリークラスで、キャデラック エルドラドもそんなフルサイズラグジュアリーカーの1台。販売価格はキャデラックラインナップのなかでも1、2を争う高額車でした。
その後、キャディラックのデザイン部門のトップが変わると、テールフィンデザインはすっかり影を潜めます。1965年発売のキャデラック エルドラド(5代目)でほぼ消滅し、その後のモデルでは縦型リアコンビランプに、当時の面影を見て取ることができます。
理由は諸説ありますが、第2次世界大戦に勝利したアメリカでは、豊かで幸福な生活のシンボルとして自動車は年々サイズは大きく、派手で豪華なデザインとなっていきました。そしてキャデラックは他モデルと差別化を図るために、派手なテールフィンを採用したと言われています。
実際、テールフィンデザインを採用したのはラグジュアリークラスで、キャデラック エルドラドもそんなフルサイズラグジュアリーカーの1台。販売価格はキャデラックラインナップのなかでも1、2を争う高額車でした。
その後、キャディラックのデザイン部門のトップが変わると、テールフィンデザインはすっかり影を潜めます。1965年発売のキャデラック エルドラド(5代目)でほぼ消滅し、その後のモデルでは縦型リアコンビランプに、当時の面影を見て取ることができます。
キャデラック エルドラド ビアリッツとは?
エルドラドは、キャデラック車のなかでもトップクラスのラグジュアリーカーです。車名の由来は、伝説上の黄金の都「エル・ドラード」。
ビアリッツはコンバーチブルタイプのサブネームで、3代目モデルより採用されています。エルドラドシリーズには他にもクーペの「セビリア」、セダンの「セビル」、リムジンの「ブロアム」などが設定されています。
エルドラド コンバーチブルの最初のモデルは、1953年、ショーカーの特別限定モデルとして532台のみ市販されたもの。2代目エルドラド(1954〜1956年)は、他キャデラック車と主要コンポーネントの共用化が図られ、初代モデルより低価格となりますが、それでも高額車であることに変わりはありませんでした。
ビアリッツはコンバーチブルタイプのサブネームで、3代目モデルより採用されています。エルドラドシリーズには他にもクーペの「セビリア」、セダンの「セビル」、リムジンの「ブロアム」などが設定されています。
エルドラド コンバーチブルの最初のモデルは、1953年、ショーカーの特別限定モデルとして532台のみ市販されたもの。2代目エルドラド(1954〜1956年)は、他キャデラック車と主要コンポーネントの共用化が図られ、初代モデルより低価格となりますが、それでも高額車であることに変わりはありませんでした。
写真の1959年型エルドラド ビアリッツは、総排気量6,396㎤の水冷V型8気筒エンジンに、エアサスペンションやパワーステアリングを備えた高級モデル。
全長5,703mm×全幅2,038mm×全高1,435mmという大きなボディは、クロームメッキのバンパー一体グリルと、まるでロケットを思わせるテールまわりのデザインが特徴でした。
その後、コンバーチブルモデルは、初代〜5代目、7〜8代目に設定されますが、6代目で高級パーソナルクーペにコンセプトの舵を切ったことでリンカーン、ジャガー、メルセデス・ベンツ、BMWなどがライバルとなるとともに、コンバーチブルモデルは縮小。エルドラド自体も、2000年代のブランド再構築により消滅しました。
古き良きアメリカを彷彿とさせる1959年型キャデラック エルドラド ビアリッツ。今後、こういったモデルが生まれることはおそらくないでしょう。寂しいものですね。
全長5,703mm×全幅2,038mm×全高1,435mmという大きなボディは、クロームメッキのバンパー一体グリルと、まるでロケットを思わせるテールまわりのデザインが特徴でした。
その後、コンバーチブルモデルは、初代〜5代目、7〜8代目に設定されますが、6代目で高級パーソナルクーペにコンセプトの舵を切ったことでリンカーン、ジャガー、メルセデス・ベンツ、BMWなどがライバルとなるとともに、コンバーチブルモデルは縮小。エルドラド自体も、2000年代のブランド再構築により消滅しました。
古き良きアメリカを彷彿とさせる1959年型キャデラック エルドラド ビアリッツ。今後、こういったモデルが生まれることはおそらくないでしょう。寂しいものですね。