DOG meets RENAULT KANGOO 『カングー』は“スーパー”ペットフレンドリーだ!

アヘッド 『カングー』は“スーパー”ペットフレンドリーだ!

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個性的なライフスタイルを持つ人たちに絶大な人気を集めるクルマとして知られている『カングー』。実はこれほどペットフレンドリーなクルマも少ないのです。

text:青山尚暉 photo:長谷川徹 犬:Leo [aheadアーカイブス vol.115 2012年6月号]
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『カングー』は“スーパー”ペットフレンドリーだ!

『カングー』は“スーパー”ペットフレンドリーだ!

商業車がルーツのルノーカングーは、この世代になって乗用車テイストを強めている。しかし、パリの街並みにしっとりと溶け込み、お花屋さんやブティック、ペットサロンのクルマとして走り回る実用車としての姿は今も健在だ。ところで、カングーは世界中のクルマの中でも飛び抜けてペットフレンドリーだと断言したい。シャレたペットホテルを経営する知り合いの御用達クルマであることが物語るように、犬を乗せるのにこれほど便利で使い勝手のいいクルマもないのだ。

愛犬を乗せるべき場所は後席かラゲッジ部分。たとえばラゲッジ部分から乗せるときの要件は、開口部&フロアに段差がなく、フロア地上高は650㎜以下が望ましい。ジャンプ力ある犬でもそれ以上高いと降車時に前足の負担が大きくなるからだ。カングーは荷室開口部とフロアに段差がなく、フロア地上高は先代より高くなってもまだ545㎜とごく低い(フロアが低めのワゴンでも600㎜前後のクルマが多い)。

しかも、カングーのバックドアは左右非対称の観音開き。ハネ上げ式と違い、一気に全開しないため、開けたときの犬の飛び出しを防げるうえに、駐車時、クルマの背後のスペースが限られてもバックドアを開けやすいメリットがある。

荷室フロアは超実用車だけにフラットかつスクエア。奥行きは780㎜、幅1165㎜、高さ1230㎜と広大だ。ただし、ワゴンタイプの荷室だと後席の背もたれが壁になり、飼い主と犬がアイコンタクトできない。これではドライブ中、飼い主が愛犬の体調や様子を管理できず、また愛犬は寂しがって不安になる。幼児を乗せるときと同様、飼い主と常にアイコンタクトできる場所に乗せてあげる必要がある。
●ルノー『カングー』○車両本体価格:¥2,198,000〜○総排気量:1,598cc○最高出力:78kW(105ps)/5,750rpm○最大トルク:148Nm(15.1kgm)/3,750rpm○問い合わせ:ルノーコール0120(676)365 


しかしカングーなら愛犬を荷室に乗せ、4名乗車だったとしても大丈夫。7:3分割の後席の3部分を倒すと座面がフラットに沈み込み、愛犬用のスペースが出現。つまり、愛犬を荷室側から乗降させ、飼い主と並んでドライブを楽しめるわけだ。ちなみにカングーには後席用の撥水機能を持つカバーもあるからシートが汚れない(前席用もある)。

アウトドアや長期休暇のドライブで荷室は荷物でいっぱい…そんなときには犬をスライドドアから乗降させ、例の後席7:3分割アレンジを利用すればいい。最大人間4名+犬+大荷物でのドライブが可能だ。

カングーはスライドドア部分のステップが低いだけでなく、荷室開口部同様に、後席を倒して沈み込ませた後席部分のフロア高が640㎜と低いため、スライドドアからの乗り降りも実に楽々だ。実際、シェルティーのレオ君もためらうことなく乗り降りしていた。そもそもヒンジ式ドアより、正面に向かってジャンプできるスライドドアのほうが乗り降りしやすいのは犬の習性からしても明らかなのである。

カングーは装備やアクセサリーもペットフレンドリーだ。まず装備面では天井前後2カ所にあるコンパートメントが便利。愛犬用のリードや水筒、お散歩バッグなどをスッキリ収納でき、取り出しやすさ抜群。ルームミラーの上にある室内確認用ミラーは後席や後席部分に乗る愛犬の様子を確認できるから。さらにアクセサリーとして揃うラゲッジマット・エクステンションセットは荷室のフロアだけでなく、後席背面、犬の乗降時にキズつきやすいバンパー部分まで覆ってくれるスグレモノ。

そしてカングーのゆったり穏やかな運転感覚&車両の動き、ふんわりソフトな乗り心地、意外なほどの静粛性の高さもペットフレンドリーだ。犬は前後左右上下に揺すられる走りや、うるさいクルマが苦手だから。そう、カングーは愛犬とドライブするのに好ましい要件のほとんどをすべて備えている。荷室で、後席でまったりして降りたがらなかった、ドライブ好きのレオ君のお気に入り度が何よりもの裏付けだろう。


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