ドッグラン見聞録 vol.1 那須高原SA(下り線)

アヘッド vol.1 那須高原SA(下り線)

※この記事には広告が含まれます

ドッグランは愛犬をリードで繋ぐことなしに遊ばせられる場所だ。犬にとってこのように自由に走り回れる空間は決して多くはなく、新たな友達とノーリードでじゃれ合うなんてことも日常では不可能なことだ。

text:河村大 photo:渕本智信 [aheadアーカイブス vol.117 2012年8月号]
Chapter
vol.1 那須高原SA(下り線)

vol.1 那須高原SA(下り線)

ところが近年、高速道路の休憩所にドッグランが増え始めている。使い方によっては移動の中休み以上に楽しいイベントになるので、今号からサービスエリアのドッグラン情報をその楽しみ方と合わせてお伝えして行こう。

初回は東北自動車道、那須高原SA(下り線)のご紹介だ。 東北道は東京外環自動車道の川口ジャンクションを起点としている。那須高原SAはそこから約160㎞。西には那須高原を従えた那須岳を望み、北は猪苗代湖へ至る磐越自動車道の分岐もほど近い。すぐ南には栃木の那須IC、北には福島の白河ICを擁し、東北の玄関口として活躍するサービスエリアなのだ。
▶︎青々とした芝生。大きく伸びた樹々。木立の中を散歩していると、気持ち良さに、ここがサービスエリアであることを忘れそうになる。ドッグランの広さも十分。わんちゃん排泄用のビニール袋やスコップが常設されているなど、細かい気遣いもうれしい。


実はここ、昨年末に「ドラマチックエリア那須高原」としてリニューアルオープンを果たしている。トイレを中央にフードコートとショッピングモールを左右に配した実用的なレイアウトに、自然素材を採り入れた温かみある佇まい。

もちろん建物内は盲導犬以外の動物は不可。でも向かって左の樹の下とフードコート脇のテラス席は犬連れの人でも利用可能。店内で買った物を外へ持ち出し、足元のワンちゃんにお水をあげながら食事をする、なんてことが普通にできる。

ドッグランのある憩いの場は建物の左側だ。これが素晴らしく広い。林間に小道が縦横に走り、柔らかな芝の広場で子供と遊ぶこともできる。そしてドッグランそのものも広い。綺麗に整備された土混じりの草っ原にベンチが一脚。中央には大きな木が茂っていて晴れた日でも十分に涼がとれる。嬉しいのはウンチ処理袋用のゴミ箱があったこと。
それだけではない。ビニール袋やトイレットペーパー、スコップからトングに至るまで常備され、犬専用の水飲み場まであった。正直、こんなに設備の整ったドッグランは高速の外でも見かけないほどだ。

周りの環境もいい。リードに繋げば池のほとりや林間を巡るお散歩コースの距離も十二分。憩いのスペース全体が高台にあり、喧噪のアスファルトから隔離されているのも好印象だった。

このドッグランなら犬も人も安心して楽しめるはず。注意点はスマートインターチェンジが駐車場侵入前の利用に限定されること。そのまま那須へ遊びに…といった使い方はできないので悪しからず。

ドッグラン
・広さ:合計600㎡
・利用時間:24時間
・数:2(中・大型犬用、小型犬用)
・ウンチ処理用ビニール袋、トイレットペーパー、スコップあり
ベビーコーナー(授乳・オムツ替え):24時間
レストラン:11:00(休日7:00)〜21:00
スナックコーナー:24時間
昭和シェル石油:24時間

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細