当時の新車販売は600台限定!MTで走りを楽しみたい人は要注目の1台
そんなエールオートの販売車両にあって、このフォルクスワーゲンup! GTIは少し異色の存在とは山口さんの弁。というのも、2018年式にして約1万3000㎞の走行距離は同店の扱う車両では多走行に分類されてしまうからだそう。
では、なぜこの個体を仕入れたのかというと、車両のコンディションがすこぶる上々だったから。実際、現車をあれこれチェックしてもユーズドを意識させる部分など皆無。2年落ちと車齢が若いことを差し引いても、前オーナーが大切に扱ってきたことがうかがい知れる状態でした。
では、なぜこの個体を仕入れたのかというと、車両のコンディションがすこぶる上々だったから。実際、現車をあれこれチェックしてもユーズドを意識させる部分など皆無。2年落ちと車齢が若いことを差し引いても、前オーナーが大切に扱ってきたことがうかがい知れる状態でした。
そもそもの話、日本で販売される中古車の走行距離は海外の基準で見ると大半が低走行車というのが実際のところ。根本的な使用環境が違う、といえばそれまでですが日本だと多走行認定されてしまう5万㎞超えなど海外では当たり前。
その昔、筆者が取材で訪れたドイツの中古車店では10万㎞を大幅に超えた個体が特別な値引きもないと思われる価格で堂々と売られているケースが見受けられました。それを思えば2年落ちで約1万3000㎞など、ようやく馴らしが済んだ状態といっても過言ではないかもしれません。
その昔、筆者が取材で訪れたドイツの中古車店では10万㎞を大幅に超えた個体が特別な値引きもないと思われる価格で堂々と売られているケースが見受けられました。それを思えば2年落ちで約1万3000㎞など、ようやく馴らしが済んだ状態といっても過言ではないかもしれません。
また、コンディション以前にup! GTIというモデル自体、日本ではいまのところレア車に分類されることも注目すべきポイントといえるでしょう。2018年当時、その販売台数はわずか600台。
フォルクスワーゲンの「GTI」といえば代表格のゴルフやその弟分であるポロがカタログモデルとなっているのに対し、up!のGTIは少量を適宜導入する体制が採られたからです。発売当時、輸入元からは600台限りではなく市場の反応に応じて追加導入も積極的に検討する、というコメントを得た記憶があります。
とはいえ、2020年現在で改めてこのクルマの新車が販売されるという話はありません。
フォルクスワーゲンの「GTI」といえば代表格のゴルフやその弟分であるポロがカタログモデルとなっているのに対し、up!のGTIは少量を適宜導入する体制が採られたからです。発売当時、輸入元からは600台限りではなく市場の反応に応じて追加導入も積極的に検討する、というコメントを得た記憶があります。
とはいえ、2020年現在で改めてこのクルマの新車が販売されるという話はありません。
いまや絶滅危惧種でもあるスポーティなコンパクトハッチカテゴリーの中でも日本仕様はボディ形態が3ドアのみ、トランスミッションも6速MTのみという良くも悪くもストイックなup! GTIがユーザーを選ぶクルマであることは確かです。
また、GTIと名乗ってはいてもゴルフやポロのそれと比較すると絶対的な動力性能が目覚ましいわけでもありません。ですが、いまどきのコンパクトカーの中では積極的に操る喜びが満喫できるという点で屈指の存在であることも事実。
追加導入の話が具体化していない現在、良質な個体であればup! GTIのユーズドはマニア的に即買いの1台であることは間違いありません。
また、GTIと名乗ってはいてもゴルフやポロのそれと比較すると絶対的な動力性能が目覚ましいわけでもありません。ですが、いまどきのコンパクトカーの中では積極的に操る喜びが満喫できるという点で屈指の存在であることも事実。
追加導入の話が具体化していない現在、良質な個体であればup! GTIのユーズドはマニア的に即買いの1台であることは間違いありません。