プレジデントを歴代ごとに遡る!日産 プレジデントの中古車はいくらなのか!?

日産 プレジデントとは

日産 プレジデントが登場したのは1965年。セドリック スペシャルの後継車種としてデビューしました。トヨタの高級乗用車クラウン エイトの後を追うように発売されたプレジデントには、V8 4.0Lエンジンや、全長5メートルを超す大きなボディが与えられました。

ボディデザインは、2代目セドリックのためのデザインをリファインしたもの。そのため、当時のセドリックの面影が残っています。

1973年になると第2世代がデビュー。ただし基本部分は先代からのキャリーオーバーで、大きく変わったのはボディデザインだけでした。この第2世代には「ソブリン」と呼ばれる最高級グレードが追加されるなど、プレジデントはより上級感を追求していく事になります。

3代目の登場は1990年。インフィニティQ45の上級モデルといった位置づけで2002年まで販売されました。

そして最終型となる4代目は2003年に発売。シーマ(F50)と同じコンポーネンツを利用した上級車種として登場したものの、当時日産が進めていたラインナップの整理によって2010年にカタログから姿を消しました。

初代プレジデント

日産 プレジデント

日産 プレジデント初代が誕生したのは1965年です。

セドリックスペシャルの後継モデルとして企画され、当時の国産車のなかでは最大級の大きさと大排気量エンジンを搭載しています。

他を寄せ付けない高級車だった初代プレジデントのボディサイズは、5,045×1,795×1,460mm(全長×全幅×全高)。搭載するエンジンは、4.0LのV型8気筒OHV Y40型と、3.0Lの直列6気筒OHV H30型がありました。

エクステリアデザインは、当時のアメリカ車を参考にした水平ラインを強調したものです。

展開するグレードは、下からA、B、C、Dの順で、AとBグレードには、H30型エンジン、CとDグレードにはY40型エンジンが搭載され国産車初のフェンダーミラー調整機能に電動式が採用され、最高グレードDの販売価格は当時では非常に高額な300万円という価格でした。

クラウン・エイトの価格が165万円だったことを考えると、プレジデントは非常に高額だったことが分かります。

それを象徴するように、内閣府の首相公用車として採用されました。

ライバル車センチュリーは、2年後の販売だったこともあり、最高級モデルはこのプレジデントの独壇場で販売台数を伸ばしています。

2代目プレジデント

プレジデント 2代目

2代目プレジデントは、1973年に発売。1990年まで活躍しました。

初代と変わった点はフロントマスクとリア周りだけで、直線的で水平なデザインはほぼ変わりなく引き継がれています。フロントマスクが突き出したようなデザインになり、リアはトランク容量を確保するため延長。ボディサイズは、5,280×1,795×1,460mm(全長×全幅×全高)になりました。

これにより初代で不評だったトランクの容量不足は解消されたのですが、リアオーバーハングが大きくなり取り回しは難しくなったと言われています。エンジンは、4.4LのV型8気筒OHV Y44型と、3.0Lの直列6気筒OHV H30型。グレードは、A、B、Dの3種類となり、最高グレードのDにのみY44型エンジンが搭載されました。

1975年4月に行われたマイナーチェンジでは、昭和50年の排出ガス規制に適合させるためH30型エンジンが廃止。H30型を搭載していたグレードも消滅しています。

残されたY44型エンジンは、その後の排出ガス規制強化にともない、その都度改良が繰り返されることになります。

1977年8月、再度マイナーチェンジが施され、Dグレードよりもさらに高級なソブリンが追加されています。

3代目プレジデント

プレジデント 3代目

3代目プレジデントは1990年から2002年まで販売されました。

顧客はおもに法人や公用車で、今日でも稀に走行しているのを見かけることができます。ボディサイズは、5,075×1,830×1,425ミリ(全長×全幅×全高)と非常に大型なセダンです。

搭載エンジンは、4.5L V型8気筒DOHC VH45DE型で、当時インフィニティで販売されていたQ45と同じですが車両の性格の違いから、エンジン特性は異なっていました。

販売当初はモノグレード展開で、1992年2月に個人向けを意識したJS、1993年にはオーテックジャパンによるロイヤルリムジン、1994年5月には最高級グレードとなるソブリンが追加されました。

ちなみに、最高級グレードという位置づけのソブリンは、全長が5,225ミリまで延ばされています。

4代目プレジデント

日産 プレジデント

プレジデントは3代目が2002年末に販売を終了してから10ヵ月の間、販売が無く絶版車となっていましたが2003年10月に復活します。

最終モデルでもある4代目は、ボディサイズ、5,060×1,845×1,500mm(全長×全幅×全高)で、威圧感と存在感ともに非常に高い印象です。搭載するエンジンは、4.5L V型8気筒DOHC VK45DE型で、展開するグレードは2種類。4人乗りソブリンと5人乗りソブリンでした。

4人乗りにはVIPパックがあり、助手席格納シート・バイブレーター付きリラックスリアシート・後席テーブル・後席乗降グリップが装備されより高級な仕様となっています。

後部座席の装備が充実しており、他には後席モニター、後席DVDプレイヤー、BOSE製8スピーカー、後席コントロールスイッチが標準装備されています。後部座席を最優先に考えられているので、助手席には目立った装備はありません。2010年8月には当時の衝突安全基準に適合しなくなり、新車販売を継続するのが難しくなりました。

新しく5代目を開発するほど台数が売れるクルマでもないことから、プレジデントは販売終了へ進みます。プレジデントのおもな顧客は、5代目シーマが引き継ぐ形になりプレジデントのブランドネームは終了しました。

プレジデントの燃費・維持費

プレジデント

日産 プレジデントの最終モデルのカタログ燃費を見てみると、7.8km/Lという数字。2代目モデルの5.5km/Lと比べれば向上はしているものの、低燃費を売りにしたモデルではないことが分かります。

エンジンは4.5L。自動車税は毎年76,500円かかります。お世辞にも維持費が安いとは言えませんが、公用車、社用車としての運用を前提に企画されたモデルなので、燃費や維持費については二の次だったのです。

プレジデントの中古価格は?

日産 プレジデントの中古車市場をネットでチェックしてみると、2016年6月現在、全国でおよそ60台の在庫が見つかりました。
安いのは、50万円を切るものもありますが、程度の良いものを探すとなると200万円程度の予算が必要です。

ただし、燃費をふくめ維持費はとても掛かります。ランニングコストにこだわる人が欲するようなモデルではないでしょう。

おすすめカスタムは?

プレジデントにお勧めのカスタムは、外観のカスタムです。VIPカーをよりVIP仕様にしたり、より威圧感ある雰囲気にしたりします。

ノーマル状態で大きく威圧感があるので、エアロパーツは必要ありません。

プレジデントのカスタムは、車高調整式サスペンションによって車高を低くしたり、ホイールを社外品に変えたりするカスタムが主流です。

なかには車高を最大限度まで下げ、鬼キャンと呼ばれる状態するなどして、過激なカスタムを行う人もいますが、過度なカスタムは違法改造になったり街乗りがすごくし難くなったりと、せっかくの上質な乗り心地を損ねてしまうというデメリットがあります。

また搭載されるエンジンは重厚な音圧のある排気音を出すので、マフラー交換もお勧めカスタムです。このマフラーも車検対応品を装着しないと爆音になったり下品な音になったりするので注意が必要です。

プレジデントには過度なカスタムは施さず、大人なカスタムを行いその最高級な乗り心地を損なうような方向性の改造はお勧めできません。

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