【実車を見た感想】80系ヴォクシーの荷室のメリット&欠点とは?

トヨタ ヴォクシー 2016

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2014年1月にフルモデルチェンジをして発売して以来、大人気の5ナンバーサイズのミニバン80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)。

2段構えのヘッドランプなどチョイ悪の見た目が人気の秘訣ですが、荷室や床下収納の使い勝手の良さや荷物の積みやすさも見逃せないポイントですよね。私も先日このクルマの荷室を確認したのですが、荷室アレンジの豊富さに大満足でした。

荷室・ラゲッジルームの使い勝手の良さが魅力のこの80系ヴォクシー/ボクシーですが、実際にこのクルマを確認してみて、欠点・デメリットに感じる部分もありました。

そんな80系モデルの荷室・ラゲッジスペースの良いところ、欠点を紹介したいと思います。

2016/8/14
Chapter
ヴォクシーの荷室のメリット・良いところ
メリットその1:3列目シートの格納の手軽さ
■ヴォクシーの3列目シートの格納方法
メリットその2:ヘッドレストの収納スペースの確保
ヴォクシーの荷室のデメリット・欠点
欠点1:斜め後方の視界の悪さ

ヴォクシーの荷室のメリット・良いところ

ネッツトヨタから発売されているヴォクシー/ボクシー(VOXY)の荷室・ラゲッジスペースは、このようなデザインになっています。
そして、先日この実車を確認してみたところ、ヴォクシー/ボクシー(VOXY)には、競合車・ライバル車の日産セレナやホンダのステップワゴンには無い次のようなメリットや良いところがありました。

メリットその1:3列目シートの格納の手軽さ

2014年にフルモデルチェンジをして発売されたヴォクシー/ボクシー(VOXY)の荷室・ラゲッジスペースのメリットの一つは、何といっても3列目シートの格納。
このクルマの3列目シートの格納方法は定番の左右跳ね上げ方式を採用しているのですが、たった2ステップで格納できちゃうので、とってもラク!

この80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の3列目シートの格納手順は、このようになっています。

■ヴォクシーの3列目シートの格納方法

STEP1:3列目シートの下部にあるレバーを引く

ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の3列目シート下にあるレバーを引くと、シートのロックがガチャッっと解除され自動的に跳ね上がり、また、シートの脚も自動的に折りたたみます。
STEP2:自動的に跳ね上がったシートをストラップで固定する

跳ね上がった3列目シート窓枠に押し付けて、ストラップで固定する
たったこれだけ!

カンタンに言うと、レバーを引いて、ストラップで固定するだけ。3列目シートを格納するのに、1分もかかりません。

若干サードシートをストラップで固定する時にチカラがいりますが、3列目シートが自動的に跳ね上がるので、女性のチカラでもラクラク。

実際に私の妻にも80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の3列目シートの格納作業を試してもらったのですが、初めての時から全く問題なく出来ていました。私の妻も「シートを自分で持ち上げる必要が無いから、超ラク」と、大満足!

この短時間でラクラクできる80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の3列目シートの格納は、競合車・ライバルには無いメリットの一つだと思いました。

もしこれからこのクルマを試乗する際は、ぜひとも3列目シートの格納も確かめてみてくださいね。

メリットその2:ヘッドレストの収納スペースの確保

また、この80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の荷室・ラゲッジスペースを実際に見て良いと思った点は、ラゲッジルームの左側に3列目シートの中央のヘッドレストを収納するスペースが用意されていた事。
意外と3列目中央シートのヘッドレストの格納場所って困るんですよね。床下収納に置いておいても邪魔になるし…。その点、このように収納スペースを用意しておいてくれるのは、ユーザー目線でとても良いと思いました。

ちなみに、80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の3列目中央席のヘッドレストは意外と大きくて、運転中の後方視界の妨げになります。3列目に3人座る時を除いて常にこの収納スペースにヘッドレストを置いておいて良いのかなと思いました。

3列目中央シートのヘッドレストの収納スペースは、一見するととても地味な機能なのですが、実際に装備されているととても助かる機能なのかなと思いました。

ヴォクシーの荷室のデメリット・欠点

3列目シートの格納のしやすさなどメリットも多い80系ヴォクシー/ボクシーですが、実際にこのクルマを見てみると、欠点デメリットもあります。

私がこのクルマを実際に見て気になった欠点・デメリットを紹介したいと思います。

欠点1:斜め後方の視界の悪さ

先ほども申した通り、2014年1月にフルモデルチェンジをして発売された80系ヴォクシー/ボクシーの3列目シートを格納すると、このように窓枠にスッポリと収まる設計になっています。
このようなデザインにする事で跳ね上げ式の欠点・デメリットでもある3列目シートを格納時に荷室・ラゲッジスペースの横幅が狭くなることを防ぐための工夫と言う事はわかっています。
この工夫のおかげもあり、ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の荷室・ラゲッジルームは3列目シートを格納時でも十分な横幅を確保しています。

荷室幅の事を考えると、この窓枠の窪みに3列目シートを収める工夫はとても良いと思うのですが、シートが窓枠を覆ってしまっているため斜め後方の視界は、かなり悪い…。

実際に3列目シートを格納した状態で、運転席から斜め後方を確認するとこのような感じ。
一方、後部座席を使用状態にすると、このような感じ。
斜め後方の視界が全く異なりますよね。

80系ヴォクシー/ボクシー(VOXY)の3列目シートを格納してしまうと、窓枠を完全に覆ってしまうため、斜め後方が全く目視できない状態になってしまいます。

運転のしやすさを考えると、これはちょっと困りますよね。私も実際にこのヴォクシー/ボクシー(VOXY)を試乗したのですが、3列目シートを格納した時の斜め後方の視界の悪さは、少々気になりました。

個人的には3列目シートを格納した状態でも、もう少し斜め後方の視界を確保するようなデザイン・設計にして貰いたかったです。
2014年1月にフルモデルチェンジをして発売されたヴォクシー/ボクシー(VOXY)の荷室・ラゲッジスペースを確認したところ、このようなメリット・欠点がありました。

3列目シートの格納のしやすさなど様々なメリットもありましたが、個人的に一番気になったのは、このクルマの欠点でもある斜め後方の視界の悪さ。荷室の広さや利便性だけではなく、視界性や運転のしやすさももう少し考慮して貰いたかったです。

使い勝手が良く便利なヴォクシー/ボクシー(VOXY)の荷室・ラゲッジスペースは、とても良いと思っていただけに、この点だけはとても残念でした。

もしこのクルマを試乗する際は、後々後悔しないよう斜め後方の視界など欠点・デメリットもしっかりと確認してみてくださいね。
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