ジャパンキャンピングショー2018で見つけた軽キャンパー3選

【ジャパンキャンピングカーショー2018】ナッツ

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ここ数年、常に熱い視線が集まっているカテゴリーが「軽キャンパー」です。コンパクトなのに高機能、それでいてリーズナブルな軽自動車ベースのキャンピングカーは、入門用として最適。今回は、ジャパンキャンピングカーショー2018に出展された軽キャンパーの中で、注目のモデルをカテゴリー別にご紹介します。
Chapter
見た目もかわいい車中泊仕様
軽トラックとは思えない超快適モデル
軽だって本格キャンパーが欲しい!

見た目もかわいい車中泊仕様

世のオートキャンプ&車中泊ブームに伴って、人気が上昇しているのは軽キャンパーです。軽トラックや軽バン、軽ワゴンなどを架装した軽キャンパーは、価格やランニングコストが安いのが魅力。東日本大震災以降は、いざという時の避難スペースとしても注目を集めてきました。

軽キャンパーでもっとも手軽なのが、バンやワゴンをベースにベッドとギャレーをインストールした「車中泊仕様」です。大幅な改造をすることなく、ベッドとギャレーという最低限の装備のみを採用しているため、価格が安いのが特徴です。ほとんどのモデルはベッドやギャレーがすぐに取り外すことができるため、構造変更などの届け出を要しません。

釣りなどのレジャーに出かけて、朝までちょっと仮眠したい…という車中泊派に人気のカテゴリーです。最近ではシルバーエイジの夫婦二人旅に使っているというユーザーも増えています。

このカテゴリーには2タイプあり、ノーマルの状態に装備をインストールしているものと、ポップアップテントを架装しているモデルがあります。ポップアップテントがあれば、ルーフ上のスペースのさらに就寝空間になるだけでなく、車内で立ち上がって行動することが可能になります。1人で使うというのであればなくてもいい装備ですが、2人以上ならばぜひ欲しいところ。

ショーでもっとも注目集めていた車中泊仕様車は、ナッツの「スピナ・キャルルックバージョン(319万円〜)」です。スピナというエブリイ&NV100クリッパーベースの車中泊仕様車に、VWタイプ2調のドレスアップを施したお洒落なモデル。ノーマルルーフとポップアップルーフの2タイプから選択できます。

車中泊仕様車はとかくベース車両と外観がまったく変わらないため、ちょっとつまらない…というユーザーも少なくありません。その点、このモデルなら個性を楽しみながら、車中泊を楽しむことができるのではないでしょうか。

軽トラックとは思えない超快適モデル

キャンピングカーには、ピックアップトラックにキャンパーシェルを載せた「トラックキャンパー(通称トラキャン)」というカテゴリーがあります。このカテゴリーには、軽自動車にも存在します。ワークホースとしてお馴染みの軽トラックに荷台に、居住空間とんまるキャンパーシェルが搭載されているのです。

「軽トラの荷台なんて狭いでしょ」という方が多いと思いますが、老舗ビルダーであるミスティックがリリースする「ミニポップBee(285.8万円〜)」は、軽トラックベースとは思えない驚くべき快適性を備えています。トラキャンのキャンパーシェルはアメリカなどの輸入製品が多いのですが、ミスティックはすべて自社製。フルサイズのトラキャンなどで培ったノウハウを、軽トラックサイズにギュッと凝縮しています。

走行時の見た目は非常にコンパクトなのですが、宿泊時にはポップアップ式のルーフを持ち上げます。すると、大人が立ち上がってラクラク移動できる空間が表れるのです。車内はくつろぎのダイネット(リビング)になる他、上下2段式のベッドにすることが可能。家族4名でオートキャンプすることが可能です。

オプションも豊富に用意されており、ギャレーや収納ボックス、冷蔵庫、FF式ヒーターなどをインストールすれば、本格キャンパーなみの快適性を手に入れることができます。

このモデルの魅力は軽自動車とは思えない広い居住空間はさることながら、長く使わない時はキャンパーシェルを下ろして、普通の軽トラとして使うこともできるということです。普段は仕事クルマとして、週末はキャンパーとしてフル活用できます。

軽だって本格キャンパーが欲しい!

普段乗るクルマは別にあって、キャンパーは別に所有したい…。そんな人にオススメなのが「キャブコンバージョン(通称キャブコン)」です。

トラックの荷台に居住スペース(シェル)を載せているだけトラキャンに対して、キャブコンは軽トラックのシャシーを利用して、完全にシェルを合体(架装)させています。そのため、キャンピングカーとしての快適性には特化していますが、荷物を運んだりという実用性はトレードオフになってしまいます。

軽のキャブコンも各ビルダーが趣向を凝らしたモデルを造っていますが、ポップアップルーフを採用して広い居住空間を実現したのがインディアナ・RVの「インディ727(000.0万円〜)」です。

このモデルのメリットは、走行時は空力抵抗の少ないロールーフ、宿泊時にはルーフを立ち上げて高い室内高を確保できること。ポップアップルーフは2名用の就寝空間になるだけでなく、車内で楽に立ち上がって生活するためのアイテムなのです。

兄弟モデルに東和モータースの「インディ108」がありますが、こちらが対面シートレイアウトであることに対して、インディ727はL字形レイアウトを採用。車内の移動が楽なのが特徴です。2名用のベッドの他、ギャレーも備えており、車内でちょっとした調理をすることも可能。大人2名、もしくは1人ならかなり快適なオートキャンプができるでしょう。

このモデルは軽8ナンバー登録となりますが、税金などの諸費用はほぼ軽乗用車と同じ。車検も2年ごとです。

以上、今回はジャパンキャンピングショー2018で見つけた、3タイプの特徴ある軽キャンパーをご紹介してきました。軽キャンパーはリーズナブルに買えて、しかもランニングコストも抑えることができて魅力がいっぱいです。

ただしライフスタイルによっては、動力性能的に物足りなかったり、居住空間がミニマムだったりと、いろいろと不満も出てくるという話も少なくありません。

キャンピングカーは、自分がどんな使い方をするのかを十分に考えてから購入することが、失敗しないコツと言えます。

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