スバルのエンジンFA20/FA20DITの特徴は?馬力や搭載車といった違いもチェック!
更新日:2024.09.09
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日本車からスポーツカーが少なくなって久しい現代。その中でも、スバルは「走り」のテイストが残る車が多く、「運転する楽しみ」を追求しているようにも思えます。
その理由には、FFながら縦置きのトランスミッションを採用していることや、水平対向エンジンの独特の味付けなどがあります。現在のスバル主力エンジンはFA20エンジンですが、BRZにはNA、レヴォーグやS4にはDITが搭載されます。これらのNAとターボ、それぞれの詳細に迫ってみましょう。
その理由には、FFながら縦置きのトランスミッションを採用していることや、水平対向エンジンの独特の味付けなどがあります。現在のスバル主力エンジンはFA20エンジンですが、BRZにはNA、レヴォーグやS4にはDITが搭載されます。これらのNAとターボ、それぞれの詳細に迫ってみましょう。
BRZのFA20エンジンの評価
トヨタ86/スバルBRZが搭載するFA20型エンジンはNAながら、7000回転回して200馬力を誇るハイパワーNAユニット。圧縮も12.5と比較的高めに設定されています。また、トヨタのD4を使い、直噴ユニットになっています。特徴的なピストンの形状などはトヨタD4エンジンと同様。
試乗などで乗ったことがある方には伝わりやすいのですが、非常にスムーズでパワフル。ターボではないので急にトルクが盛り上がることはないですが、軽量なFRに搭載するユニットとしては非常に良くできているようにも感じます。
SXE10型アルテッツァの3S-GE(VVT-i)のスムーズなレスポンスにも驚かされたことがありますが、そ同じような感覚にに陥りました。非常にパワフルで気持ちの良いNAユニットと言えます。
試乗などで乗ったことがある方には伝わりやすいのですが、非常にスムーズでパワフル。ターボではないので急にトルクが盛り上がることはないですが、軽量なFRに搭載するユニットとしては非常に良くできているようにも感じます。
SXE10型アルテッツァの3S-GE(VVT-i)のスムーズなレスポンスにも驚かされたことがありますが、そ同じような感覚にに陥りました。非常にパワフルで気持ちの良いNAユニットと言えます。
FA20エンジンの特徴は?
燃費重視というよりは、非常に高回転側に重きを置いているエンジンのように感じます。最大出力も、最大トルクも6000回転前後でピークを迎える設定となっており、街乗りのスムーズさというよりは、ワインディングを流すときに一つ下のギヤを使いながら走るのに適しているセッティング。当然、高回転に向けてバルブタイミングのセッティングもされているでしょうから、ある程度下を犠牲にしたエンジンと言えるかもしれません。
BRZの車としての性質からも、家族との買い物やレジャーというよりは、ワインディングを楽しくドライブしたり、週末サーキットに持ち込んだりする用途を想定してのセッティングと言えます。
もちろん、市街地走行の事を全く考えていないわけではないですが、非常に割り切って作ってある良いエンジン。それを証明するかのように、このエンジンはBRZと86の北米ブランドであるFR-S以外には搭載されていません。
BRZの車としての性質からも、家族との買い物やレジャーというよりは、ワインディングを楽しくドライブしたり、週末サーキットに持ち込んだりする用途を想定してのセッティングと言えます。
もちろん、市街地走行の事を全く考えていないわけではないですが、非常に割り切って作ってある良いエンジン。それを証明するかのように、このエンジンはBRZと86の北米ブランドであるFR-S以外には搭載されていません。
FA20DITエンジンは幅広く利用されている
こちらは、先代のレガシィツーリングワゴン/B4から始まり、現在はレヴォーグの2000ccモデル、WRXのオートマチックモデルであるS4や、フォレスターにも搭載されています。
300PSという数字から、ハイパワーターボエンジンという印象を受けますが、トルクはターボらしく2000回転前後から盛り上がり、ピークパワーも5600回転と、非常に実用性が高いエンジンなのです。
このトルクであれば、ストップ&ゴーの多い市街地も、高速道路やワインディングでもスムーズに走れます。BRZに比べれば重量があるこれらのモデルでも、気持ちのいい加速が期待できるでしょう。
圧縮比も低くなっていますので、バルブスプリングなども柔らかめのものが採用されていると考えられます。フリクションロスの少ない気持ちのいい回転に、ターボが組み合わさり、いわゆる「低燃費型」のダウンサイジングターボの出来上がりです。
300PSという数字から、ハイパワーターボエンジンという印象を受けますが、トルクはターボらしく2000回転前後から盛り上がり、ピークパワーも5600回転と、非常に実用性が高いエンジンなのです。
このトルクであれば、ストップ&ゴーの多い市街地も、高速道路やワインディングでもスムーズに走れます。BRZに比べれば重量があるこれらのモデルでも、気持ちのいい加速が期待できるでしょう。
圧縮比も低くなっていますので、バルブスプリングなども柔らかめのものが採用されていると考えられます。フリクションロスの少ない気持ちのいい回転に、ターボが組み合わさり、いわゆる「低燃費型」のダウンサイジングターボの出来上がりです。
でもダウンサイジングではない?
レヴォーグに搭載されているFB16DIT。レヴォーグの車格を考えれば、2000cc台のエンジンが妥当。そうなると、1600ccターボのエンジンがダウンサイジングターボとしてレヴォーグのエコを担うことは間違いありません。
そこで、FA20DITは、より大排気量のユニットを積んだスペシャルモデル、という見方もできます。S4がFA20DITを選んでいる理由もその辺りにあるように感じます。300psと言うスペックから見ても、よりハイパワーなユニットを搭載したスポーツモデルと言う位置づけなのでしょう。
とはいえ、ファミリーユースも多いレヴォーグやフォレスター。実用域での性能向上も含め、市街地などでの走行に適したセッティングと言えます。
そこで、FA20DITは、より大排気量のユニットを積んだスペシャルモデル、という見方もできます。S4がFA20DITを選んでいる理由もその辺りにあるように感じます。300psと言うスペックから見ても、よりハイパワーなユニットを搭載したスポーツモデルと言う位置づけなのでしょう。
とはいえ、ファミリーユースも多いレヴォーグやフォレスター。実用域での性能向上も含め、市街地などでの走行に適したセッティングと言えます。
実はこの二つのエンジンの部品はほとんど違う物が使われているようでした。エンジンのブロックは同じで、それ以外は別という可能性もあります。
少なくとも、ピストンやバルブ周りは別物とのことなので同じ形式ながら非常にコストのかかった2ユニットであると言えます。以前は、NAモデルにターボをつけて、ターボモデルの出来上がり。と言うエンジンも多々見かけましたが、もうそういう時代でもないようですね。
少なくとも、ピストンやバルブ周りは別物とのことなので同じ形式ながら非常にコストのかかった2ユニットであると言えます。以前は、NAモデルにターボをつけて、ターボモデルの出来上がり。と言うエンジンも多々見かけましたが、もうそういう時代でもないようですね。