映画「007 スペクター」に登場する車種は?過去作品にはトヨタ 2000GTやBMW Z8の姿も?

ジャガー マークⅡ

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今年の12月に007シリーズ24作目となる最新作「スペクター」が公開されます。車好きにとっては、007と言えばやはり気になるのがボンドカーという感じでしょうか。今回は、最新作「スペクター」に登場する車たちと過去に登場したボンドカーを振り返ってみたいと思います。
Chapter
「007 スペクター」の登場車両たち
アストンマーティンDB10
ジャガー C-X75コンセプト
ランドローバー レンジローバー Sport SVR、ディフェンダー・ビッグフット
過去の作品に登場した主なボンドカー10選
アストンマーティン DB5
サンビーム アルパイン
トヨタ 2000GT
ロータス エスプリ
メルセデス・ベンツ 250SE
アストンマーティン V8
BMW Z3
BMW Z8
アストンマーティン V12ヴァンキッシュ
アストンマーティン DBS

「007 スペクター」の登場車両たち

007シリーズ24作目となる最新作「スペクター」。まずは「スペクター」のトレイラー動画と現時点で判明している登場車両を見てみましょう。

アストンマーティンDB10

まずは、最新作「スペクター」のボンドカーであるアストンマーティンDB10。2002年公開の「ダイ・アナザー・デイ」以降、5作連続でアストンマーティンがボンドカーとして採用されています。また、今作でアストンマーティンと007シリーズのパートナーシップも50年を迎えました。

そんなアストンマーティンにとってスペシャルな今作に起用された「DB10」は、この映画の為にたった10台だけが製作されたスペシャルモデルです。10台のうち8台が映画の撮影用車両として提供され、2台はアストンマーティンが広報車として保有しています。このDB10、そのような車なので市販はされず、その為市販車スペック等も存在しません。ただし、劇中の台詞では0-100km/h加速が3.2秒とされています。

ベース車両はV8ヴァンテージとの事ですが、デザインは今後のアストンマーティンの方向性も示している可能性が高そうです。実際、24台のみの限定でサーキット専用車両の「ヴァルカン」とも似ている気がします。

ジャガー C-X75コンセプト

今回、ジェームス・ボンドの敵役であるミスター・ヒンクスが乗るのが「ジャガー C-X75」。2010年にコンセプトカーとして登場し、その後テストドライブできるレベルまで完成されていたものの、最終的には市販される事のなかった幻のスーパーカーです。直列4気筒1600ccツインチャージャーに電気モーター×2を搭載したプラグインハイブリット車で、システム出力は850馬力、最大トルク102kg、最高速度354km/h、0-100km/h加速3.0秒というスペックでした。劇中では、この幻のスーパーカー「C-X75」の貴重な走行シーンを目にする事ができます。

ランドローバー レンジローバー Sport SVR、ディフェンダー・ビッグフット

トレイラー映像中、雪の中でレンジローバー Sport SVRとディフェンダーのカーチェイスシーンが見てとれます。この2台、映画の為に大幅な改造が施されているそうで、「ディフェンダー・ビッグフット」には、ジャガーのスペシャル・オペレーションズ部門により37インチの巨大なオフロード・タイヤや特別なサスペンションなどが装着され、ボディ保護装備の強化なども施されているとのこと。

「スペクター」では他にもどんな車が登場するのか楽しみですね。

過去の作品に登場した主なボンドカー10選

アストンマーティン DB5

1964年に初めて登場(DP216-1プロトタイプ)以降、2012年の「スカイフォール」まで、007シリーズで最も多く登場した車です。ボンドカーというとこの車が真っ先に浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

【登場作品】
007 ゴールドフィンガー(1964年) ※DP216-1プロトタイプ
007 サンダーボール作戦(1965年)
007 ゴールデンアイ(1995年)
007 トゥモロー・ネバー・ダイ(1997年)
007 カジノ・ロワイヤル(2006年)
007 スカイフォール(2012年)

サンビーム アルパイン

記念すべき007シリーズ1作目に登場し、ショーン・コネリーがハンドルを握りました。サンビームという名前をご存知の方は日本ではあまりいらっしゃらないかもしれませんが、イギリス人にとっては伝説的な車とのこと。当時としては、最高の男ジェームス・ボンドに相応しい最高の車として選ばれたのかもしれませんね。

【登場作品】
007 ドクター・ノオ(1962年)

トヨタ 2000GT

日本人で車好きなら恐らく誰でも知っているトヨタの名車2000GTもシリーズ5作目の「007は二度死ぬ」に登場しました。この作品は、日本を舞台にジェームス・ボンドが活躍し、撮影車両には品川ナンバーが付いていました。

【登場作品】
007は二度死ぬ(1967年)

ロータス エスプリ

「007私を愛したスパイ」に登場したロータス エスプリは変形して潜水可能な車として劇中に登場し、ミサイルや魚雷まで発射できるというとんでもない車でした。

【登場作品】
007 私を愛したスパイ(1977年)
007 ユア・アイズ・オンリー(1981年) ※エスプリターボ

メルセデス・ベンツ 250SE

007シリーズで登場した唯一のメルセデス車のボンドカーです。流麗なボディラインを特徴とし直列6気筒エンジンを搭載していました。

【登場作品】
007 オクトパシー(1983年)

アストンマーティン V8

現行モデルの流麗な感じとは違い、アメリカンマッスルな雰囲気のアストンマーティンV8です。劇中では車体左右からスキー板が飛び出て雪道で活躍します。他にもフォグランプからはミサイルを発射したり、後部からブースターを噴射してジャンプをしたりと、様々な仕掛けが施されていました。

【登場作品】
007 リビング・デイライツ(1987年)

BMW Z3

他のボンドカーと比べると随分身近な感じのボンドカーですが、劇中ではやはり様々な機能が搭載されていました。全方向レーダーをはじめ、自爆装置、ヘッドライト裏のスティンガーミサイル、制動用パラシュートなどを装備しています。

【登場作品】
007 ゴールデンアイ(1995年)

BMW Z8

今となってはかなりの希少車で中古相場もかなりの金額のZ8。5,700台余りしか生産されず、1代限りで終わってしまったモデルです。劇中では、ヘリコプターカッターにより真っ二つに切断されてしまいました。

【登場作品】
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年)

アストンマーティン V12ヴァンキッシュ

当時のアストンマーティンのフラグシップモデル。カムフラージュ用光学迷彩装置や自動追尾散弾砲、熱センサーや出し入れ式スパイクタイヤなどを搭載し、氷上でのカーチェイスで活躍しました。

【登場作品】
007 ダイ・アナザー・デイ(2002年)

アストンマーティン DBS

6作目の「女王陛下の007」と22~23作目の「007 カジノ・ロワイヤル」「007 慰めの報酬」に登場しました。6作目は1967~ 1972年販売モデルが使用され、22~23作目は時を経て2007~2012年販売モデルが使用されています。近年のボンドカーの中では最も人気が高いようです。

【登場作品】
女王陛下の007(1969年)
007 カジノ・ロワイヤル(2006年)
007 慰めの報酬(2008年)
以上、新旧ボンドカーをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。ちなみに全作品でボンドカーは28車種が登場し、そのうちの17車種がイギリス車、更にそのうちの15車種がアストンマーティンとなっています。最新作「スペクター」、今から非常に楽しみです。公開されたら私もすぐに劇場へ観に行きたいと思います。
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