キャンピングカーの車検はどうやって行われる?他の車と違う部分はある?
更新日:2024.09.09
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アウトドアシーズン最盛期の夏は終わってしまいましたが、皆さんキャンプやバーベキューなど、アウトドアを楽しんだ方も多いのではないかと思います。アウトドアで活躍するキャンピングカー。キャンピングカーにもいろいろな種類がありますが、果たして車検はどうなっているのでしょう?今日はキャンピングカーの「車検事情」を探ってみます。
キャンピングカーの車検について①|実際の所、他と変わらない?
キャンピングカーの車検事情と銘打った割にいきなりこのような話で恐縮ですが、実際のところ何ら変わりません。このように言うと語弊があるのですが…要は、ナンバーの種別によって車検の内容も変わってくるのであって、「キャンピングカー」だから。と言う物では無いという事です。
例えば、昔懐かしい「ボンゴフレンディ」ルーフがググっと大きく開いてキャンプできるAFTという装備が付いていました。これは特殊車両とは見なされずに3ナンバー登録(乗用車)でした。ちなみに、同じボンゴフレンディでも、RF-Vキャンパーというギャレーのついたグレードは、特殊用途車両となり、8ナンバーの登録となっています。
という事で、詰まるところは、ナンバーの種別によって車検は変わってきます。では、ナンバーの種別と車検、また税金の違いなどについて、詳しく見ていくことにしましょう。
例えば、昔懐かしい「ボンゴフレンディ」ルーフがググっと大きく開いてキャンプできるAFTという装備が付いていました。これは特殊車両とは見なされずに3ナンバー登録(乗用車)でした。ちなみに、同じボンゴフレンディでも、RF-Vキャンパーというギャレーのついたグレードは、特殊用途車両となり、8ナンバーの登録となっています。
という事で、詰まるところは、ナンバーの種別によって車検は変わってきます。では、ナンバーの種別と車検、また税金の違いなどについて、詳しく見ていくことにしましょう。
キャンピングカーの車検について②|8ナンバーのキャンピングカー
8ナンバーは特殊用途車両としての登録がされている車です。キャンピングカーとして8ナンバー登録をするためには、以下の要件が必要になるようです。
・寝台(乗車定員の3分の1以上の人数分の平坦な寝台)
・調理設備(熱源設備と、水道設備、及び汚水貯蔵設備)
よって、これらの設備が装備された状態でないと、車検に通らないという事になります。しかし、それ以外の部分については、通常の車検と同じとなっています。
また、車検のタイミングは初回、継続共に2年に1回ですので、普通車とは最初の1回目だけ異なる事になります。費用面では、車検を請け負う整備工場により少し割高な場合もあります。税金は概ね変わらないようですが、自動車税に関しては少し優遇されていますよね。
・寝台(乗車定員の3分の1以上の人数分の平坦な寝台)
・調理設備(熱源設備と、水道設備、及び汚水貯蔵設備)
よって、これらの設備が装備された状態でないと、車検に通らないという事になります。しかし、それ以外の部分については、通常の車検と同じとなっています。
また、車検のタイミングは初回、継続共に2年に1回ですので、普通車とは最初の1回目だけ異なる事になります。費用面では、車検を請け負う整備工場により少し割高な場合もあります。税金は概ね変わらないようですが、自動車税に関しては少し優遇されていますよね。
キャンピングカーの車検について③|1ナンバー/4ナンバーのキャンピングカー
近年増えている、軽自動車のキャンピングカー。軽自動車の場合、そもそも税金が安いこともあり、8ナンバーにならないような構造のキャンピングカーとする場合もあります。軽自動車なので1ナンバーはありませんが、4ナンバー=貨物登録のキャンピングカーはあり得ます。そうなると、貨物車としての車検を受ける必要が出てきますが、これも車検の内容は乗用車と特に変わりはありません。
ただし、車検のタイミングが初回2年、以降2年となります。なお、普通車の貨物だと、初回2年、以降1年毎ですので、注意が必要になります。毎年車検となると、車検費用も相応にかかってきますので、ここは大きなポイントになりますね。
貨物となる場合は、自動車税は大きく優遇されており4ナンバーの軽自動車だと、年間4000円となります。普通車の1ナンバー/4ナンバー登録は、最大積載量により決まります。普通車を改造した場合、最大積載量は多くても3トンは超えない程度と思いますので、排気量に関係なく8000円~16000円と言ったところでしょうか。税金はかなりお安くなりますね!
ちなみに、高速道路の通行区分は大きく異なりますので注意が必要です。
ただし、車検のタイミングが初回2年、以降2年となります。なお、普通車の貨物だと、初回2年、以降1年毎ですので、注意が必要になります。毎年車検となると、車検費用も相応にかかってきますので、ここは大きなポイントになりますね。
貨物となる場合は、自動車税は大きく優遇されており4ナンバーの軽自動車だと、年間4000円となります。普通車の1ナンバー/4ナンバー登録は、最大積載量により決まります。普通車を改造した場合、最大積載量は多くても3トンは超えない程度と思いますので、排気量に関係なく8000円~16000円と言ったところでしょうか。税金はかなりお安くなりますね!
ちなみに、高速道路の通行区分は大きく異なりますので注意が必要です。
キャンピングカーの車検について④|トレーラーの車検は?
これはキャンピングトレーラーという種別になります。自走するわけではないですが、登録車として扱われますので車検も必要となります。こちらは2年に1回の車検。エンジンが無いので、概ねテールランプなどの装備とブレーキや足回りの検査と言ったところです。
なお、このトレーラーを引っ張る側の車を車検証に記載する必要がありますので、注意が必要でしょう。また、牽引免許も必要となるため、少しハードルが高いようですが、重量750kg以下のトレーラーの場合は牽引免許も要らず、普通免許でも牽引が可能です。そのため、前出の軽自動車のキャンピングカーは、トレーラーとの組み合わせでより便利につかえるものも登場しているようです。
トレーラーを使わない場合は自宅の敷地などに置いておけますし、その間牽引側の自動車は普通車です。そのため、日常の買い物などにも十分使えます。しかし、キャンピングカーとして改造してしまうと、日常利用では不便になる点もあります。キャンプの頻度や使い方によっては、トレーラーの方が便利に使えるかもしれません。
なお、このトレーラーを引っ張る側の車を車検証に記載する必要がありますので、注意が必要でしょう。また、牽引免許も必要となるため、少しハードルが高いようですが、重量750kg以下のトレーラーの場合は牽引免許も要らず、普通免許でも牽引が可能です。そのため、前出の軽自動車のキャンピングカーは、トレーラーとの組み合わせでより便利につかえるものも登場しているようです。
トレーラーを使わない場合は自宅の敷地などに置いておけますし、その間牽引側の自動車は普通車です。そのため、日常の買い物などにも十分使えます。しかし、キャンピングカーとして改造してしまうと、日常利用では不便になる点もあります。キャンプの頻度や使い方によっては、トレーラーの方が便利に使えるかもしれません。
一概にキャンピングカーと言っても、キャンピングカーの装備によって登録されるナンバーも様々です。登録されるナンバーが違うと、車検制度や税金、はたまた高速道路の通行区分なども変わってきますので、注意が必要。アウトドアなので、自ずとキャンプは夏に集中しがちですが、キャンピングカーなら秋から冬のキャンプも楽しめるかもしれませんね。