トヨタ ライズのエクステリアを解説!
更新日:2024.09.09
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2019年11月に発売開始されたコンパクトSUVのライズ。すぐに人気を集め、販売ランキングでも上位に入るようになりました。そんなライズのエクステリアデザインは、どのような狙いがあるのか。また、そのデザイン上の特徴などを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
ライズのコンセプトは「アクティブ・ユースフル・コンパクト」
トヨタのライズの車としてのコンセプトは「アクティブ・ユースフル・コンパクト」というものです。文字通りに、アクティブで使いやすいコンパクトカーということ。普段の買い物や送迎にはじまり、週末のレジャーまで、幅広く使えることが重視されています。ライズ(RAIZE)という名称は、英語の「RISE(上昇)」と「RAISE(上げる)」からの造語で、毎日を“盛り上げる”アクティブな車であることを表現しています。
そこで重要となるのが「コンパクト」という部分です。ライズの最大の特徴は、SUVでありながら全長4m以下の5ナンバーに納まっていることです。5ナンバーとは、「エンジン排気量が2リッター以下」「全長4700mm以下」「全幅1700mm以下」「全高2000mm以下」であること。ところが、最近の車は、どんどんと大きくなっており、SUVは、そのほとんどが3ナンバーとなっています。一方、ライズの寸法は全長3995×全幅1695×全高1620mmで、ばっちり5ナンバー内。
街中や狭い道を走る人にとっては、やはり車は小さい方が便利です。そういう意味で5ナンバーのライズは、日々の取り回しがしやすいということが魅力となります。
ライズの堂々としたエクステリア
5ナンバーというコンパクトさが売りのライズですが、実車を見ると、意外と大きく感じることでしょう。それは、装着された大径タイヤ(グレードごとに異なりますが最大で17インチ)の存在と、張り出したフェンダーのデザインによる効果と言えます。また、全高が1620mmもあることも、ボリューム感を生み出しています。
ちなみに、1クラス上のヤリスクロスの全高は1580mmで、2クラスほども上のカローラクロスの全高は1620mm。つまり、ライズは2クラスも上のモデルと変わらない全高を誇るのです。
ライズのエクステリアデザインのコンセプト
ライズのエクステリアデザインのコンセプトは「力強く!新しい!アクティブスタイル」というものです。
フロントのデザインは、角ばったバンパーコーナー部や台形ロアグリルなどによって、力強さが表現されています。そして、薄型のLEDヘッドライトや、左右に流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプが先進性=新しさを表現します。
フロントのデザインは、角ばったバンパーコーナー部や台形ロアグリルなどによって、力強さが表現されています。そして、薄型のLEDヘッドライトや、左右に流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプが先進性=新しさを表現します。
横から見たシルエットは、大径タイヤに厚みのある張り出したフェンダーによって、SUVらしい踏ん張り感が表現されます。
ライズのエクステリアカラーは全8色+ツートーン3色
エクステリアのカラーは、アクティブ感を強調する新規開発色のターコイズブルーマイカメタリックを含む全8色が用意されています。具体的には、シャイニングホワイトパール、ブラックマイカメタリック、スムースグレーマイカメタリック、ファイアークォーツレッドメタリック、ナチュラルベージュマイカメタリック、マスタードイエローマイカメタリック、レーザーブルークリスタルシャイン、そしてターコイズブルーマイカメタリックとなります。
これにブラックのルーフ部とボディで色の異なるツートーンが3色追加されています。これは、ブラックマイカメタリック(ルーフ)×スムースグレーマイカメタリック、ブラックマイカメタリック(ルーフ)×シャイニングホワイトパール、ブラックマイカメタリック(ルーフ)×ターコイズブルーマイカメタリックとなります。
コンパクトな5ナンバーでありながら、SUVらしい堂々さとアクティブさを感じさせるのがライズのエクステリアの特徴であり、それが大きな魅力となります。実寸法は小さくて使いやすいけれど、それでもSUVらしい格好良さと力強さがある。そんなエクステリアデザインです。