中古で買える輸入ミニバンのおすすめランキング6選【自動車目利き人が厳選】

シトロエン ベルランゴ

「車種が多すぎて、どんな基準で買ったら良いのかわからない」「見た目優先で選んでしまうと失敗しそう」「プロがおすすめする輸入ミニバンを中古で買いたい」などなど、アタマを悩ませている方々に向けて、これまで何百車種と乗ってきた自動車ジャーナリストたちが、おすすめする輸入ミニバンを厳選してお届けします。

輸入ミニバンが欲しいけど、車種選びで迷っている、まだどんな車種を買ったら良いのかわからないという方は、愛車選びの参考にしていただければと思います。

文・まるも 亜希子/小野 泰治

Chapter
【目利き人】まるも 亜希子さんが選ぶ!輸入ミニバンのおすすめトップ3
ルノー カングー
メルセデス・ベンツ Vクラス
シトロエン ベルランゴ
【目利き人】小野 泰治さんが選ぶ!輸入ミニバンのおすすめトップ3
日本向けルノーの主力にもなった“遊びの空間”|ルノー 2代目カングー
几帳面な作りとアウトバーン・クオリティの走りが武器|フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン
優れた実用性とデザイン性を兼ね備えた輸入ミニバンの「大穴」|シトロエン グランドC4スペースツアラー

【目利き人】まるも 亜希子さんが選ぶ!輸入ミニバンのおすすめトップ3

ルノー カングー

ミニバンは家族の一員として迎えたい、というファミリーも多いと思います。でも意外にミニバンのデザインって、「怖い顔」が多いんですね。そんな中、ほんわかと親しみやすく、まるでペットみたいで子供にも怖がられないデザインなのが、ルノー カングー。

本国フランスでは郵便配達車として街中を走り回っているだけあって、愛嬌があるのが特徴です。2列シート5人乗りで、両側スライドドアというパッケージは、近ごろ国産ミニバンでも増えてきていますが、天井が広くて収納も頭上にたっぷりあるのがカングーの魅力。

シートアレンジも使いやすいし、ラゲッジはクローゼットみたいに左右に扉が開く観音開きです。180度ガバッと広げて固定もできるので、フリーマーケットなどに出店したり、ピクニックで休憩スペース代わりにする時も便利。

また、こんなに癒し系なのに、走るとなかなかどうして、ふんわりした中にもガッシリと頼もしさのある乗り味です。1.2Lターボエンジンに6速EDCと6速MTを設定していて、高速道路での移動も得意。

もう15年以上前になりますが、サハラ沙漠のラリーに参戦した際、なんとカングーも参戦していて、私はこの目でしっかりと、カングーが軽々と砂丘を駆け上がっていく姿を見たほどです。もちろん、ラリー仕様にカスタムしてあったとはいえ、素の実力がなければできないこと。

それ以来、カングーには一目置いています。残念ながら本国では4月に新型が登場し、この癒し系のデザインからはガラリと変わってしまいます。ボディサイズもちょっと大きくなり、バックドアも上下開きタイプに。日本にも遠からず新型がやってくると思うので、このカングーが欲しいならどうぞお急ぎくださいね。

メルセデス・ベンツ Vクラス

とにかく高速道路をよく走る、長距離ドライブが多い、というファミリーにおすすめするのがVクラスです。

20年以上前に、欧州のミニバンとして初めて日本に上陸したVクラスですが、大陸続きで1日に1,000kmの移動も珍しくない文化や、いまだに速度無制限区間が残っているアウトバーンを快適に走るために、当初から安全性や確かな走行性能を持ったプレミアムミニバンとして、常に時代を引っ張ってきたのでした。

現行モデルは、スタンダードボディでも3,200mmのロングホイールベースに、今では希少なFRレイアウトに加えて、突然の横風にもフラつかない「クロスウインドアシスト」や、走行に応じて減衰力を調整してくれるセレクティブダンピングシステム「アジリティコントロール」などが安心感の高いドライブをサポートしてくれます。

室内は、かなりビジネスライクな雰囲気なのは変わりませんが、昨年のマイナーチェンジでオプション設定された2列目シートの「エクスクルーシブシート」が、とても心地よくて感動的。

ふかふかのヘッドレストクッションや、電動オットマン、リラクゼーション機能やシートヒーター、ベンチレーターも完備で、夏も冬も快適です。シートアレンジは、シートが取り外し式だったりとやや重労働にはなりますが、3列目シートの背もたれをパタンと倒すだけなら簡単です。

2.2Lのクリーンディーゼルの走りもかなり俊敏になり、パパも満足度が高い1台です。

シトロエン ベルランゴ

せっかく輸入ミニバンを買うのなら、日本車にはない独創的でユーモラスなデザインや世界観を味わいたい、というファミリーにおすすめなのが、シトロエン ベルランゴです。2列5人乗りで両側スライドドアのボディは、現行カングーよりひと回り大きいサイズ。最新の1.5Lディーゼルターボ+8速ATが搭載されています。

いちばん注目して欲しいのは、室内のユニークさ。ルーフ全体に広がる大きなマルチパノラミックルーフ「MODUTOP」が、頭上から明るい光を通します。上級グレードになると、その下には室内の前後をつなぐ柱が天井ラック収納にもなっていて、上着とかタオルとかちょっとした軽い荷物はホイっと放り込めるのが便利。

また、後席からもラゲッジからも出し入れできるリアシーリングボックスもあり、収納スペースが充実しています。ラゲッジは最大2,126Lという大容量で、自転車でもなんでも積み込めそう。先進の運転支援機能(ADAS)など、安全装備が充実しているのも嬉しいですね。

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まるも 亜希子|まるも あきこ

カーライフ・ジャーナリスト

映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリー(通称:ガゼルラリー)に参戦し、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。
女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」、ジャーナリストによるレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表。近年はYouTubeチャンネル等で、ゆるく楽しいカーライフ情報を発信中。

まるも 亜希子

小野 泰治|おの たいじ

長野県(の中ほど)在住の自動車ライター。自動車専門誌の編集者を経て、2010年よりフリーランスに転身。多くの自動車媒体で執筆中。クルマと二次元ワールドをこよなく愛する社会的分類上の“キモオタ”ながら、本人にその自覚はない模様。現在の愛車はポンコツドイツ車だが、基本的には雑食性のクルマ好き。

小野 泰治