ダイハツ シャレード デ・トマソを解説!スペックや中古車価格を徹底解説!
更新日:2024.09.09
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ダイハツ シャレードの高性能スポーツモデルとして登場したシャレード デ・トマソ。イタリアのスポーツカーブランド「デ・トマソ」が手がけたということもあり、コンパクトカーながら人気を集めました。今回は、中古車価格とともに世代ごとの特徴を紹介します。
そもそもダイハツ シャレード デ・トマソってどんなクルマ?
ダイハツ シャレード デ・トマソは、1977年に登場したダイハツ シャレードをベースに開発されたクルマでした。
シャレードは1969年に発売された乗用車、ダイハツ コンソルテの後継車種であり、コンソルテはダイハツとトヨタと提携後、初めて登場した乗用車でもあります。
コンソルテはトヨタ パブリカと共通のFRレイアウト(フロントエンジン・リアドライブ)でしたが、シャレードではFFレイアウト(フロントエンジン・フロントドライブ)となり、大きな進化を遂げました。
そして、コンソルテからシャレードへモデルチェンジ後の1981年、東京モーターショーにおいて、イタリアのスポーツカーブランド「デ・トマソ」が手を加えたシャレード デ・トマソが発表されました。
シャレードは1969年に発売された乗用車、ダイハツ コンソルテの後継車種であり、コンソルテはダイハツとトヨタと提携後、初めて登場した乗用車でもあります。
コンソルテはトヨタ パブリカと共通のFRレイアウト(フロントエンジン・リアドライブ)でしたが、シャレードではFFレイアウト(フロントエンジン・フロントドライブ)となり、大きな進化を遂げました。
そして、コンソルテからシャレードへモデルチェンジ後の1981年、東京モーターショーにおいて、イタリアのスポーツカーブランド「デ・トマソ」が手を加えたシャレード デ・トマソが発表されました。
【1984年~1987年】ダイハツ 初代シャレード デ・トマソ(G11型)
ダイハツ 初代シャレード デ・トマソは、ダイハツ 2代目シャレードをベースに開発されました。
エクステリア(外装)には専用エアロパーツが採用され、ボディーの下半分やオーバーフェンダーがブラックに塗装されるなどスポーティーな仕上がりとなっています。インテリア(内装)もブラックを基調として、ドアトリムやフロアマット、インパネ(インストルメントパネル)に赤色が施され、MOMO製のステアリングを装備していました。
エンジンに特別なチューニングは施されていませんが、排気量1L 直列3気筒で80PSを発揮し、車重690kgという軽さも相まって驚異的な加速力を見せたと言われています。1985年には限定600台で「シャレード デ・トマソ ビアンカ」が発売され、専用アルミホイールやバケットシート、ルーフライニングなどの豪華装備が奢られました。
リッターカーとしては充分な馬力を誇ったシャレード デ・トマソですが、さらにハイパワーなモデルとして「シャレード デ・トマソ926R」というコンセプトカーも発表されていました。市販化されることは無かったものの、エンジン出力は100PS以上に高められ、駆動方式も変更されるなど別のクルマと言える存在でした。
エクステリア(外装)には専用エアロパーツが採用され、ボディーの下半分やオーバーフェンダーがブラックに塗装されるなどスポーティーな仕上がりとなっています。インテリア(内装)もブラックを基調として、ドアトリムやフロアマット、インパネ(インストルメントパネル)に赤色が施され、MOMO製のステアリングを装備していました。
エンジンに特別なチューニングは施されていませんが、排気量1L 直列3気筒で80PSを発揮し、車重690kgという軽さも相まって驚異的な加速力を見せたと言われています。1985年には限定600台で「シャレード デ・トマソ ビアンカ」が発売され、専用アルミホイールやバケットシート、ルーフライニングなどの豪華装備が奢られました。
リッターカーとしては充分な馬力を誇ったシャレード デ・トマソですが、さらにハイパワーなモデルとして「シャレード デ・トマソ926R」というコンセプトカーも発表されていました。市販化されることは無かったものの、エンジン出力は100PS以上に高められ、駆動方式も変更されるなど別のクルマと言える存在でした。
また、シャレード デ・トマソ926Rは「926ターボ」というシャレードのレース用グレードを基本形としていたためレーシングカーカーのような仕上がりだったとも言われています。
初代シャレード デ・トマソは販売台数が少なく、すでに35年以上が経過していることから中古車市場で見ることはほぼ不可能と言われ、2020年8月現在大手中古車Webサイトでも掲載台数は0台となっています。
初代シャレード デ・トマソは販売台数が少なく、すでに35年以上が経過していることから中古車市場で見ることはほぼ不可能と言われ、2020年8月現在大手中古車Webサイトでも掲載台数は0台となっています。
【1993年~1997年】ダイハツ 2代目シャレード デ・トマソ(G201S型)
ダイハツ 初代シャレード デ・トマソはシャレードのフルモデルチェンジとともに1度、姿を消してしまいました。しかし1993年のダイハツ 4代目シャレードでラインナップに復活し、初代と同じくスポーティーなエクステリアを纏って登場しました。
初代シャレード デ・トマソはエクステリアとインテリアのみの変更でしたが、2代目ではエンジンにも手が加えられています。エンジンは専用設計の1.6L 直列4気筒を搭載。最高出力は125PSを発揮し、初代に比べ大幅にパワーアップしています。
初代シャレード デ・トマソはエクステリアとインテリアのみの変更でしたが、2代目ではエンジンにも手が加えられています。エンジンは専用設計の1.6L 直列4気筒を搭載。最高出力は125PSを発揮し、初代に比べ大幅にパワーアップしています。
エクステリアはボンネットにエアダクトが追加され、フロントバンパーもスポーティーなデザインへ改められています。インテリアも初代と同様に黒と赤を織り交ぜたカラーリングに、専用バケットシートを装備。ステアリングはMOMO製からナルディ製へと変わっていますが、ベースとなったシャレードとは違う特別感を演出しています。
2代目シャレード デ・トマソの中古車は、大手中古車Webサイトで3台掲載され、中古車市場でもその姿を確認することができます。価格も38万円から50万円とお手頃で、1990年代前半のスポーツカーブームを味わえる貴重な1台と言えるでしょう。
2代目シャレード デ・トマソの中古車は、大手中古車Webサイトで3台掲載され、中古車市場でもその姿を確認することができます。価格も38万円から50万円とお手頃で、1990年代前半のスポーツカーブームを味わえる貴重な1台と言えるでしょう。
今回はダイハツ シャレード デ・トマソを紹介しました。ダイハツがイタリアのスポーツカーブランドとコラボレーションするという現在では想像ができない異色の車種ですが、イタリアならではのアレンジやハイパワーFF車のハンドリングなど他にはない魅力が詰まったクルマです。
今後はさらに台数が少なくなる車種ですので、チャンスがあれば購入を検討しても良いかもしれません。
※ 2020年8月現在
今後はさらに台数が少なくなる車種ですので、チャンスがあれば購入を検討しても良いかもしれません。
※ 2020年8月現在