レクサス HS250hを徹底解説!中古車事情まで紹介

レクサス HS250h

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レクサス HSは2009年から2018年まで販売されていたハイブリッド専用モデルです。レクサスとしては初のハイブリッド専用モデルとなったHS。本記事ではHSに関する歴史やグレード、中古車事情までご紹介していきます。

文・西川 昇吾

西川 昇吾|にしかわ しょうご

1997年生まれ。富士スピードウェイ近隣で生まれ育ち、大学で自動車に関する学習をする傍ら、自動車ライターとしての活動を始める。過去にはコミュニティFMのモータースポーツコーナーにてレギュラー出演経験あり。「書くこと、喋ることで自動車やモータースポーツの面白さを伝える」を目標とし、様々なジャンルのライティングや企画に挑戦中。

西川 昇吾
Chapter
レクサス HS250hとは?
トヨタ SAIとの違い
レクサス HS250hの中古車事情

レクサス HS250hとは?

レクサス HS 250hは2009年7月に販売をスタート。同時並行で開発が行われたトヨタ SAIとは姉妹車の関係となり、SAIよりも5ヶ月ほど早く販売をスタートさせました。

基本的なメカニズムは30系プリウスやアベンシスなどと同じ新MCプラットホームを採用し、パワートレインは2.4L 2AZ-FXEエンジンにハイブリッドシステムの組み合わせで、エスティマハイブリッドやアルファードハイブリッドと同じパワートレインです。2012年に国外での販売を終了し、以降はレクサス車ながら日本市場専用モデルとなりました。

姉妹車SAIと同じく2013年にマイナーチェンジを実施。2018年3月に販売を終了しました。

トヨタ SAIとの違い

「姉妹車SAIとの違いは?ただちょっと見た目を変えてレクサスのエンブレムを着けただけ?」と感じる人もいるでしょう。確かに走る、曲がる、止まるに関する部分やボディ・車体の基本骨格は共通で、パワートレインやハイブリッドシステムも共通です。

しかし当初から日本専用車種として開発されたSAIは全長4,695mm×全幅1,770mm×全高1,485mm(後期型)というボディサイズなのに対して、HS250hは4,710mm×1,785mm×1,495mm(後期型)となっていて、全長・全幅共にわずかに大きいです。

外観はフロントグリルや前後のランプなどが大きく異なっていますが、基本骨格が同じであるためピラーやルーフのラインは全く同じと言っていいほど。またスペック上で注目すべき点はHS250hの方が約60kg重たいという点。

これはボディサイズの違いもありますが、レクサスブランドから販売されているHS250hの方が装備面が充実していたり、より多くの遮音材を使用しているということでしょう。

レクサス HS250hの中古車事情

2020年1月現在の中古車平均車両価格は161.4万円となっており、姉妹車SAIの140.1万円に比較して少し高いと言った具合です。ただこちらもSAIと同じく長い期間販売されていたモデルであるため、年式や走行距離による価格のバラツキは大きい印象を受けます。

110万円以下の個体が43台あるのに対し、205万円以上の個体も45台あるのに驚かされます。価格が一気に跳ね上がるのは、やはりマイナーチェンジが行われた2013年以降に登録された個体です。

前オーナーがどのような扱い方をし、どのようなメンテナンスをしていたかが分かる個体を選ぶことはもちろん重要ですが、HS 250hの場合「レクサスというブランドで乗るか」それとも「装備面もこだわって乗るか」によってマイナーチェンジ前の個体を購入するか、マイナーチェンジ後の個体を購入するか大きく異なってくるでしょう。
レクサス初のハイブリット専用モデルとして販売されたHS 250h。近年まで販売されており、レクサスというブランドがあるだけあって内装など細かな点の質感が高いのも魅力的で、購入しても「中古車感」は周りに感じさせない1台でしょう。

レクサスブランドのモデルであるHS250hですが、姉妹車SAIがそうであったように、保守的な印象を受けます。そのため「質感の高いモデルが欲しいけど、高級車です!という押し出し感のあるモデルは嫌」という人にオススメの1台です。

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