なぜメルセデスVクラスに、ガソリンエンジン仕様がないのか?

パワーユニットを思い切り刷新したVクラス

メルセデス Vクラス

Vクラスがデビューしたのは1998年。商用バンの「Vito」を乗用車モデルにリパッケージしてのスタートでした。この初代は、商用バンらしくFF駆動モデルでしたが、2003年のフルモデルチェンジからメルセデスらしい「FR駆動」へと刷新されています。衝突安全性や走行安定性、さらには高級車にふさわしい乗り心地を達成するため、としているのがメルセデスらしい理由ですね。

2代目モデルは、VIANO(ビアノ)と名乗っていた前期型が3.2L 6気筒SOHCエンジン、Vクラスに名称が改められた後期型が、3.5L V型6気筒DOHCエンジンを搭載していました。後期型の最大トルクは34.7kgmとかなり太く、2.5トンほどの大きなボディ、大排気量で引っ張る豪快なモデルでもありました。

しかし2015年に国内導入が発表された3代目のパワーユニットは激変します。なんとすべてのグレードが、ディーゼルエンジンのみという設定になったのです。

これにはメルセデスがパワーユニットも刷新し、ダウンサイジング化を進めている事、またVクラスに搭載できるディーゼルユニットが完成した、という事が大きな理由であると考えます。そして日本仕様には特段の意欲を見せているのです。

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