日本初のスペシャリティカー!トヨタ セリカの特徴や燃費、中古車価格は?

トヨタ セリカってどんな車?

トヨタ セリカの初登場は1970年。登場時は2ドアのクーペ1600GTと3ドアのリフトバック2000GTの二種類がラインナップされていました。

合計6回のフルモデルチェンジが行われ、2006年の7代目モデルの時に販売終了時。フルモデルチェンジの度にエクステリアが洗練されていき、未来を感じさせたデザインにワクワクさせられた若者も多かったものです。

生産終了したものの、復活を望む声があるのは当時の人気も無関係ではありません。

中でも1993年に登場した6代目モデル T200型の人気が高いです。このモデルにはハイメカツインカム搭載のSS-I、スポーティツインカム搭載のSS-IIの2グレードが用意されていたのですが、SS-IIはセリカとして初めてスーパーストラットサスペンションが装備された事もあり、人気を集めました。

ちなみに「セリカXX」という派生モデルも登場しました。こちらは日産 フェアレディZに触発されて開発されたものです。車幅は変わらないものの、全長が長いロングノーズのシルエットでした。ちなみにこのセリカXXの後継モデルは、未だに伝説的存在感を放っているトヨタ スープラになります。

初代セリカについて

それぞれのセリカをチェックしてみるとしましょう。

初代モデル、A20、A30の誕生は1970年12月。前年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー、「ex-1」をベースに開発されました。登場時は2ドアハードトップのみ。未来を感じさせるデザインは、「未来の国からやってきたセリカ」というキャッチフレーズがつけられることでより鮮明なものとなりました。

当時アメリカで大ヒットを記録していたフォード マスタングに倣い、エンジン、変速機、内装を自由に選べるシステムが好評でした。1972年にはマイナーチェンジが行われ、リアコンビランプの方向指示器が独立。燃料タンクの位置もトランク床下から後席背後へと変更されました。

その翌1973年には3ドアのリフトバックが登場。1974年にはクーペがマイナーチェンジされたのですが、その翌年にもマイナーチェンジ。こちらは昭和50年の排出ガス規制の採択のためでした。そして1977年、2代目モデルへとバトンタッチします。

2代目セリカについて

2代目モデル、A40、A50が登場したのは1977年の8月。初代モデル同様カリーナと共通のものです。

先代モデルよりもロングノーズ感が強調されたデザインはこの代よりトヨタアメリカのデザインオフィスがスタイリングを担当したからなのでしょう。空力重視のスタイリングで、登場時は1.6Lの2T-U型(OHV・シングルキャブ)、12T-U型(OHV・シングルキャブ)、2T-GEU型(DOHC・EFI)、1.8Lの3T-U型(OHV・シングルキャブ)、2.0Lの18R-U型(SOHC・シングルキャブ)、18R-GU型(DOHC・ツインキャブ)と合計6種類のエンジンを用意していました。

1979年にはマイナーチェンジが行われてフロントグリルが変更。その翌年には4ドアセダンとなるセリカカムリが登場するなど、相変わらず活発な動きを見せていましたが1981年7月、3代目モデルへとバトンタッチします。

3代目セリカについて

3代目モデル、A60が登場したのは1981年の7月。およそ6年半発売されていた初代モデルに対し、2代目モデルは4年でのフルモデルチェンジとなりました。車台はカリーナやコロナと共通でしたが先代モデルよりも更にスペシャリティカーとしての個性を強めました。

キャッチコピーの「世界、新セリカ」にもそれが現れているでしょう。また、トヨタ ソアラの誕生により、空ライブチャットよりも少々若い世代をターゲットに据えました。

1,600cc・DOHC・EFI(2T-GEU)、1,800cc・SOHC・シングルキャブレター(1S-U)、1,800cc・OHV・EFI(3T-EU)、2,000cc・DOHC・EFI(18R-GEU)の4種類のエンジンを用意していましたが、1982年の9月には2,000ccDOHCに代わって1,800ccんのツインカムターボが追加されました。

1983年にはマイナーチェンジがなされたのですが、同時期に発売されたセリカXXの煽りを受ける形となったため、歴代セリカの中では少々影の薄い存在となってしまった「悲劇の一台」です。

ちなみに3代目モデルはかつてサッカー日本代表監督を務めた元ブラジル代表のジーコ氏が日本で行われたトヨタカップのMVPの副賞として授与され、ジーコ氏の愛車としてブラジルまで持ち返って乗っていたモデルとも言われています。

4代目セリカについて

1985年4月、4代目となるT160が登場します。型番が一新されていることからも分かるように、4代目モデルからFFとなりました。

それまでのセリカはFRでしたが、コロナ、カリーナのフロアバンをベースにしているためです。「流面形、発見さる」というキャッチコピーが付けられたように、3代目モデルよりも滑らかなデザインとなりました。

1987年にはマイナーチェンジも行われ、その後2ドアコンバーチブルが追加されたことで3ドアリフトバック、2ドアクーペと3形態のラインナップとなったのですが、クーペに関してはコロナのハードトップと統合されたコロナクーペとして登場しましたので、4代目セリカはリフトバックからコンバーチブルが追加されただけと主張する声もあります。

そして1989年、5代目モデルへとバトンタッチします。

5代目セリカについて

1989年9月に登場した5代目モデル、T180。先代モデルのイメージは踏襲しつつも「ニューエアロフォルム」と呼ばれる個性的なスタイリングで登場。

先代モデルをベースにしたプラットフォームが用いられましたがサスペンションはリファインされました。バブル経済真っ只中だったからか、CMにはアメリカの人気俳優、エディ・マーフィー氏が起用されるなど広告にも力が入っていました。

1991年にはマイナーチェンジ。フロント、リアの細かい部分やリアコンビネーションランプの意匠変更。ドア内にサイドインパクトビームが追加されました。標準ボディとワイドボディの2種類のバリエーションとなっていたGT-FOURはワイドボディに統一。

ちなみにこのワイドボディの登場により、セリカは5ナンバーから3ナンバーへと大型化することになります。そして1993年、6代目モデルへとバトンタッチします。

6代目セリカについて

1993年10月に登場した6代目モデル、T200。先代モデル以上にスポーツ性が高められました。更に、先代モデルではワイドサイズのみ3ナンバーでしたが、完全に3ナンバーへと移行。大型化したものの、新設計となったシャシーのおかげで剛性が向上しつつも軽量化に成功しました。

登場時はNAモデル、ハイメカツインカム3S-FE(140ps)搭載のSS-Iと、スポーティツインカム3S-GE(MT:180ps/AT:170ps)搭載のSS-IIの2グレードでした。3ドアリフトバック、2ドアクーペのラインナップでしたが、1994年9月にはコンバーチブルモデルも登場。先代では油圧式だった電動幌開閉装置はオール電動モーターへと変更されました。

そのおかげで省スペース化も成功し、後席には大の大人でも窮屈ではないスペースの確保に成功。1997年にはマイナーチェンジが行われました。エンジンの大幅な改良と共にマリリフレクタープロジェクターヘッドライトを採用しました。

意欲的な一台ではあったものの、バブル崩壊の余波を受けて売上的には大苦戦。マイナーチェンジから1年半で7代目へとバトンタッチしました。

7代目セリカについて

7代目、T230型の登場は1999年10月。

先代よりも少々落ち着いた雰囲気となりました。新設計となるZZ系のエンジンは排気量こそ先代モデルよりも200ccダウンしているものの、連続可変バルブ・タイミング・リフト機構により高い走行性を維持。一方ではダウンサイジングの影響から、ライトウェイトクーペへとコンセプト変更したものの、2006年4月、36年の歴史に幕を下ろしました。

時代がスポーツカーのような走りに魅力のある車ではなく、経済性を求めるようになったため、セリカは次第に存在感が小さくなりました。結果、販売終了となってしまいました。ちなみに北米ではサイオン tCという名称の車が販売されています。セリカ同様の4気筒FFの2ドアクーペなので、こちらが実質的な後継車と考えて良いでしょう。

セリカXXについて

日産 フェアレディZの成功に刺激を受けた北米のトヨタディーラーの声を受けて開発に乗り出したモデルがセリカXXです。ちなみに「ダブルエックス」と読みます。位置付けとしてはセリカの上位車種で、6気筒エンジンを搭載。フェアレディZを意識していたものの、スポーツカーのフェアレディZに対し、GTカーとしての個性が付与されました。

1978年にXXの初代モデルが登場すると、1980年にはマイナーチェンジが行われ、翌1981年には2代目モデルも登場。ですが、初代モデルの個性であったラグジュアリー志向の高級スペシャリティカーという路線はソアラが引き継いでしまったので、2代目モデルは初代モデルから一転し、スポ―ティー路線となりましたが1986年、新型へのモデルチェンジを機に販売終了。

ちなみにその際に新型として投入されたモデルに付けられた名称こそ、未だに根強い人気を誇るスープラです。

トヨタ セリカの燃費や維持費、評価は?

走り、そしてスタイリングへの評価が高いトヨタ セリカですが、燃費が公表されているT180以降のモデルのカタログ燃費をチェックしてみましょう。

形式 カタログ燃費
T180 9.4km/L~12.4km/L
T200 10.2km/L~13.6km/L
T230 12.0km/L~14.0km/L

ちなみに上記のモデルは1.8L~2.0Lのエンジンなので、自動車税はすべて39,500円になります。

走りを楽しめるモデルとしては決して燃費は悪い方ではありませんが、購入するにあたって気を付けるのは燃費以上に実用性です。

セリカのスタイリングは文句なしに格好良いのですが、2ドアですし、後席も大人が乗るには少々厳しい大きさになります。実用性はそれほど高いとは言い切れません。

仮にこの燃費のミニバン等であれば実用性が高い分、コストパフォーマンスは悪くないと感じるかもしれませんが、セリカをファミリーカーとして使うのは少々難しいので「趣味性の高いモデル」としてコストパフォーマンスを考える必要があります。

トヨタ セリカの中古相場や中古価格について

セリカ

トヨタ セリカの中古相場もチェックしてみるとしましょう。大手中古車販売サイトををチェックしてみると、全国におよそ240台の在庫があります。

  最低価格 最高価格 平均価格
初代 150万円 450万円 228万円
2代目 68万円 129万円 90万円
3代目(在庫1台のみ) 102万円 102万円 102万円
4代目 85.8万円 220万円 199万円
5代目 69万円 145万円 110万円
6代目 15.8万円 179万円 78万円
7代目 100万円 159万円 53万円
セリカXX 98万円 258万円 133万円
※2016年9月時点

上記のような表となっていますが、最終モデルよりも初代モデルや2代目モデルなど古いモデルの方が在庫の少なさからプレミアが付いてるため、価格は高いです。これらのモデルに関しては値引き交渉はほぼ不可能でしょう。在庫が急に増える可能性も低いので、本気で購入を考えているのであれば少ない選択肢から選ばなければなりません。

一方、新しくなるにつれて在庫も増えていきますので、他のお店の価格等を交渉材料とすることで値引きは十分に可能です。それでも7代目モデルとて既に生産終了から10年が経過しようとしていますので、状態の良い物は早めに「確保」しておいた方が良いでしょう。

関連キーワード

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事