コルベットvsバイパー!アメリカンマッスル最強はどっちだ!?

アメリカン・マッスルの代表として

アメリカン・マッスルと聞いて貴方はどのスポーツカーを思い出すでしょうか。

アメリカは豊富な資源を使い、広大な土地をフロンティア精神で開拓するパワーに満ち溢れていました。1950年代からクルマに対しても「より速く、よりパワーを」求め始めます。

世代によってももちろん違うと思いますがアメリカン・マッスルの代名詞はやはりキャロル・シェルビー作のコブラ。そうACコブラを思い出す方が多いのではないでしょうか?

ACコブラが生まれる10年近く前にコルベットは誕生しました。

3.9Lスモールブロックエンジンを心臓に秘めて世に送り出されたC1コルベットの最強出力は僅か150馬力。今日の1.4Lターボエンジンの実用車が得る馬力を3.9Lという大排気量を使い得ていたのです。

それからC1,C2,C3,C4,C5,C6,C7へと時代の進化と技術の進化を教授しコルベットは今日でもハイパワースポーツカーとして認識されるに至っています。

アメリカン・マッスルの新参者

バイパーRT-10

もともとダッジ・バイパーの生い立ちは、コルベットに対抗できるスーパースポーツとして誕生しました。

イタリアで言うところのフェラーリに対抗して生まれたランボルギーニ。エンジンはダッジ・ラムのトラック用をランボルギーニがチューンを施し、(もともとトラクター・メーカーのランボルギーニがトラックのエンジンをベースにスポーツカーを作るノウハウに長けていたからと想像できます)1992年にキャロル・シェルビーも関わり”コブラ”を意識したデザインでデビューをしました。

8L,450馬力からスタートし現在は3代目まで進化を遂げています。

ライバルを得て更に強く

コルベットとバイパー

1992年バイパーRT/10がデビューした当時のスペックは8L,406馬力に対してC4コルベット5.7L,300馬力と大きくバイパーに先行されてしまいました。コルベットにはゼネラル・モータースのフラッグシップを担う役目もあり、負けてばかりはいられずに翌1993年にZR-1を発表。

パワーは405馬力まで高めらて対抗しましたが、それでもバイパーの8Lより得られるトルクからの速さは強烈であり、更なるコルベットの高性能化がスタートする事になるのでし。そう、スポーツカーというのは競合車種が存在して初めて磨かれていくクルマだと筆者は考えています。

アメリカン・マッスルはコルベットの独壇場だった時代は終わりを迎え、パワー・排気量戦争からより高度なサーキット・ラップタイムや軽量化等のより世界中で受け入れられる方向へ進化を始める事になるのでした。

コルベットはC5へ進化し、C4から重量は据え置きの1500kg。現代のコルベットの基本となるトランスアクスル方式へ変更した事により重量バランスのフロントヘビーが緩和され運動性能が著しく向上しました。

コルベットがC5へ進化した途中、バイパーも第二世代へ進化し8.4Lから608馬力を絞り出し車重はなんと初代より60kg軽い1530kgへ抑えてきたのです。この頃よりスポーツカーには厳しい競合車種が多い欧州でもコルベットがスポーツカーとして認められ、ファンが増え出すのです。

更に激化、禁断のスーパーチャージャーへ

バイパーとコルベット

2008年C6コルベットではZR1が更に過激になり戻ってきました。6.2Lへ排気量アップだけでは足りず、スーパーチャージャーを持たせる事で647馬力へ出力アップ。
車重はC6から8kgアップの1508kg。

高出力化への拘りは凄まじくドライサンプ化や、チタンコンロッドの採用、カーボンセラミックブレーキの採用等で部品単位でみても欧州のスーパーカーに近づく構成となり、ニュルブルク・リンク北コースを7分26秒4とポルシェ・カレラGTをも凌ぐタイムで周回してしまったのです。

同じ年、バイパーもACRという高性能バージョンをデビュー。軽量化とエアロダイナミクスの向上によりニュルブルク・リンク北コースにおいて7分22秒1というとんでもないタイムを記録した事で、アメリカン・マッスルの2大競合はバイパーがデビューしてから16年余り、尋常じゃない速さで走れる世界水準のスポーツカーへと昇華しました。

このニュルブルク・リンク対決ではバイパーが勝利しましたが、後だしジャンケン。後に出した方が勝つようなところもありますので、どちらが最強か決めかねるところだと思います。

コルベットがバイパーを生み、バイパーがコルベットを育て、またコルベットがバイパーの進化を促したのです。

今現在はC7コルベット、3世代目のバイパーへと両車進化しているがどちらの車両も軽量化と高剛性化を進め更なる高みを目指しています。欧州スポーツカーがダウンサイジング・ターボの流れの中、次期型がどうなるのか目が離せません!

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