トヨタ クレスタの歴代モデル・グレード別の魅力を徹底解説!中古相場や維持費も紹介
更新日:2024.09.09
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日本では、80~90年代にかけて、スポーツカーやクーペが圧倒的な人気を占めていました。時代もバブルに差し掛かっていたことから、コストダウンよりも、高級路線を狙ったスペシャリティカーが多かったのです。今回は、その時代の代表車種でもあるトヨタ クレスタの魅力や中古車市場をご紹介しましょう。
トヨタ クレスタとは
トヨタ クレスタは1980年から2001年まで製造•販売されていた中型高級乗用車です。
マークIIとチェイサーの姉妹車に当たり、2001年のモデルチェンジの際にチェイサーと統合され、ヴェロッサとなりました。
日本では、2代目「GX71」と最終型の5代目「X100」が多くの支持を得ており、当時流行っていたドライブテクニック「ドリフト」に用いる車としても非常に注目を集めていました。※公道でのドリフトは法律で禁じられています。
(※画像はマークⅡになります。)
マークIIとチェイサーの姉妹車に当たり、2001年のモデルチェンジの際にチェイサーと統合され、ヴェロッサとなりました。
日本では、2代目「GX71」と最終型の5代目「X100」が多くの支持を得ており、当時流行っていたドライブテクニック「ドリフト」に用いる車としても非常に注目を集めていました。※公道でのドリフトは法律で禁じられています。
(※画像はマークⅡになります。)
初代クレスタについて
初代クレスタが誕生したのは、1980年4月。当時販売チャンネルに追加されたトヨタビスタ店で販売された車種で、ビスタ店の最上級車種でした。
ボディタイプは4ドアピラードハードトップ、車体サイズは4,640×1,690×1,425ミリ(全長×全幅×全高)。乗車定員は通常の5名と、ベンチシート仕様の6名がありました。
当時の販売車種としてはスタイリッシュなデザインで、角目4灯式のヘッドライトやスクエア形状のテールライトなどが特徴です。
姉妹車にマークⅡとチェイサーがありましたが、クレスタはドアパネルのみを共用するのみで、他は専用設計。姉妹よりも高級イメージでした。
搭載されていたエンジンは、当初は2.0L 直列6気筒SOHCの1G-EU型、1.8L 直列4気筒OHVの13T-U型で、その後、1981年10月に2.0LのM-TEU型SOHCターボ、1982年8月に2.0L 1G-GEU型DOHC、1.8Lは13T-U型から小型軽量の1S-U型SOHCへ差し替え、1983年2月に2.2L 4気筒SOHCディーゼルターボ(1L型)が追加されています
ボディタイプは4ドアピラードハードトップ、車体サイズは4,640×1,690×1,425ミリ(全長×全幅×全高)。乗車定員は通常の5名と、ベンチシート仕様の6名がありました。
当時の販売車種としてはスタイリッシュなデザインで、角目4灯式のヘッドライトやスクエア形状のテールライトなどが特徴です。
姉妹車にマークⅡとチェイサーがありましたが、クレスタはドアパネルのみを共用するのみで、他は専用設計。姉妹よりも高級イメージでした。
搭載されていたエンジンは、当初は2.0L 直列6気筒SOHCの1G-EU型、1.8L 直列4気筒OHVの13T-U型で、その後、1981年10月に2.0LのM-TEU型SOHCターボ、1982年8月に2.0L 1G-GEU型DOHC、1.8Lは13T-U型から小型軽量の1S-U型SOHCへ差し替え、1983年2月に2.2L 4気筒SOHCディーゼルターボ(1L型)が追加されています
2代目クレスタについて
2代目クレスタは、1984年8月に登場し、1988年8月まで販売されました。
2代目からは、ボディタイプを4ドアセダンに変更し、ヘッドランプは角目4灯、スクエア形状のテールランプは初代より受け継がれました。
車体サイズは初代とさほど変わらず、4,650×1,690×1,415ミリ(全長×全幅×全高)。乗車定員は5名です。
姉妹車のマークⅡとパッケージングは共用されていましたが、内外装ともクレスタは豪華な作りで当時の ハイソカーブームもあって大ヒットを記録。中古車市場では、マークⅡよりも高値で売られていたこともありました。
1985年10月には1G-GTE型エンジンが搭載されたGTツインターボモデルを追加。同時に電動格納ミラーが上位グレードに装備されました。
2代目からは、ボディタイプを4ドアセダンに変更し、ヘッドランプは角目4灯、スクエア形状のテールランプは初代より受け継がれました。
車体サイズは初代とさほど変わらず、4,650×1,690×1,415ミリ(全長×全幅×全高)。乗車定員は5名です。
姉妹車のマークⅡとパッケージングは共用されていましたが、内外装ともクレスタは豪華な作りで当時の ハイソカーブームもあって大ヒットを記録。中古車市場では、マークⅡよりも高値で売られていたこともありました。
1985年10月には1G-GTE型エンジンが搭載されたGTツインターボモデルを追加。同時に電動格納ミラーが上位グレードに装備されました。
3代目クレスタについて
3代目クレスタは、1988年8月に誕生し、1992年9月まで販売されたモデルです。
デザインは、先代よりも少し丸味を帯びたものに変更され、空力性能も向上。
ガソリンエンジン搭載車は、すべてDOHCとなり、最上位グレードには2.0L 直6エンジンにスーパーチャージャーを装備したスーパールーセントGも用意されました。
このスーパールーセントGは、バブル景気にも後押しされ、初代、2代目を上回る大ヒットを記録。販売台数は歴代1位となっています。
また教習車としても数多く導入されていましたので、お世話になった方も多いのではないでしょうか?
ボディタイプは4ドアセダン。車体サイズは2代目とさほど変わらず、4,690×1,695×1,375ミリ(全長×全幅×全高)で、乗車定員は5名です。
デザインは、先代よりも少し丸味を帯びたものに変更され、空力性能も向上。
ガソリンエンジン搭載車は、すべてDOHCとなり、最上位グレードには2.0L 直6エンジンにスーパーチャージャーを装備したスーパールーセントGも用意されました。
このスーパールーセントGは、バブル景気にも後押しされ、初代、2代目を上回る大ヒットを記録。販売台数は歴代1位となっています。
また教習車としても数多く導入されていましたので、お世話になった方も多いのではないでしょうか?
ボディタイプは4ドアセダン。車体サイズは2代目とさほど変わらず、4,690×1,695×1,375ミリ(全長×全幅×全高)で、乗車定員は5名です。
4代目クレスタについて
4代目クレスタの販売は、1992年10月から1996年9月でした。
モデルチェンジによってボディが大型化されたことがトピックで、3ナンバーサイズとなる4,750×1,750×1,390ミリ(全長×全幅×全高)となりました。
ボディタイプは変更なく4ドアセダンで5人乗りです。
搭載されたエンジンは、ガソリン車が 3L直列6気筒2JZ-GE型、2.5L直列6気筒 1JZ-GTE型と1JZ-GE型、2L直列6気筒 1G-FE型、1.8L直列4気筒4S-FE型、ディーゼル車が2.4L直列4気筒ターボというラインナップでした。
クレスタでは初めてフルタイム4WDモデル(スーパールーセントGフォーとスーパールーセントフォー)が追加されました。
1995年9月の改良で運転席側エアバッグが標準装備になっています。
モデルチェンジによってボディが大型化されたことがトピックで、3ナンバーサイズとなる4,750×1,750×1,390ミリ(全長×全幅×全高)となりました。
ボディタイプは変更なく4ドアセダンで5人乗りです。
搭載されたエンジンは、ガソリン車が 3L直列6気筒2JZ-GE型、2.5L直列6気筒 1JZ-GTE型と1JZ-GE型、2L直列6気筒 1G-FE型、1.8L直列4気筒4S-FE型、ディーゼル車が2.4L直列4気筒ターボというラインナップでした。
クレスタでは初めてフルタイム4WDモデル(スーパールーセントGフォーとスーパールーセントフォー)が追加されました。
1995年9月の改良で運転席側エアバッグが標準装備になっています。
5代目クレスタについて
5代目クレスタは、1996年6月に誕生。しかし2001年7月に21年の長い歴史に幕を閉じ、後継モデルのヴェロッサにバトンタッチしました。
最終モデルとなった5代目は、RV車ブームの中、セダンイノベーションのスローガンが掲げられ、より明確な個性を表現したモデルです。
車体サイズは、4,760×1,755×1,420ミリ(全長×全幅×全高)で4ドアセダン。乗車定員は、5名です。
搭載されたエンジンは、ガソリン車が3L直列6気筒2JZ-GE型、2.5L直列6気筒1JZ-GE型、2.5L直列6気筒ターボ1JZ-GTE型、2.0L直列6気筒1G-FE型、ディーゼル車が2.4L直列4気筒ターボ2L-TE型がラインナップされていました。
姉妹車のマークⅡとチェイサーとの住み分けが行われ、セダンとしての風格を重んじたクレスタは、50代以上の年配オーナーに人気を博しました。ちなみにマークⅡはハイソカーを強調、チェイサーはスポーティさを強調していました。
最終モデルとなった5代目は、RV車ブームの中、セダンイノベーションのスローガンが掲げられ、より明確な個性を表現したモデルです。
車体サイズは、4,760×1,755×1,420ミリ(全長×全幅×全高)で4ドアセダン。乗車定員は、5名です。
搭載されたエンジンは、ガソリン車が3L直列6気筒2JZ-GE型、2.5L直列6気筒1JZ-GE型、2.5L直列6気筒ターボ1JZ-GTE型、2.0L直列6気筒1G-FE型、ディーゼル車が2.4L直列4気筒ターボ2L-TE型がラインナップされていました。
姉妹車のマークⅡとチェイサーとの住み分けが行われ、セダンとしての風格を重んじたクレスタは、50代以上の年配オーナーに人気を博しました。ちなみにマークⅡはハイソカーを強調、チェイサーはスポーティさを強調していました。
トヨタ クレスタの中古価格は?
クレスタの3代目から5代目までの中古相場を見ていきましょう。
※2016年9月時点
※2016年6月23日現在
3代目 | 4代目 | 5代目 | |
最低価格 | 30万円 | 29万円 | 10万円 |
最高価格 | 135万円 | 109万円 | 188万円 |
平均価格 | 68.6万円 | 66.1万円 | 59.3万円 |
最安価格 | 最高価格 | 平均価格 | |
2代目クレスタ | 25万円 | 121万円 | 65.3万円 |
5代目クレスタ | 14万円 | 188万円 | 34.3万円 |
初代と2代目に関しては販売より年月が経っているため中古車情報サイトには登録が有りませんでした。
また、3代目4代目も10台ほどの登録。5代目モデルも全国で30台ほどで、希少車になりつつあるようです。
すべての代において最低価格周辺の車両は走行距離が多く、修復歴もあるようですので購入時には注意が必要です。最低価格で車両本体価格は抑えられてもその後に掛かるメンテナンス費や修理費がかさんでしまう可能性があります。
新車販売より年数が経っているため、中古相場でも価格は低く落ち着いており値引き交渉をしてお手軽な価格帯で手に入れることが可能ですが、走行距離が浅くても年式が古い場合は部品の劣化なども想定して厳しくチェックする必要性があるでしょう。
不具合があった場合は、値引き交渉時に修理費も含んでもらうような交渉をしてもよいでしょう。
またクレスタはドリフトベース車両としても人気があるため、チューニングが施された車両もあります。その場合は、車体の歪みや前オーナーの癖が強い場合があるので出来れば試乗することをお勧めします。
また、3代目4代目も10台ほどの登録。5代目モデルも全国で30台ほどで、希少車になりつつあるようです。
すべての代において最低価格周辺の車両は走行距離が多く、修復歴もあるようですので購入時には注意が必要です。最低価格で車両本体価格は抑えられてもその後に掛かるメンテナンス費や修理費がかさんでしまう可能性があります。
新車販売より年数が経っているため、中古相場でも価格は低く落ち着いており値引き交渉をしてお手軽な価格帯で手に入れることが可能ですが、走行距離が浅くても年式が古い場合は部品の劣化なども想定して厳しくチェックする必要性があるでしょう。
不具合があった場合は、値引き交渉時に修理費も含んでもらうような交渉をしてもよいでしょう。
またクレスタはドリフトベース車両としても人気があるため、チューニングが施された車両もあります。その場合は、車体の歪みや前オーナーの癖が強い場合があるので出来れば試乗することをお勧めします。
クレスタの燃費・維持費はどうか?
クレスタを維持する上でかかってくる自動車税や燃費を比較してみましょう。
実燃費では、2代目は6~9km/L、5代目は8~10km/Lとなっています。高速道路や郊外などでは10km/Lを超えるという報告もあります。
この頃の車はカタログ燃費を調べるよりも、ユーザーによる実燃費情報を調べた方が参考になるでしょう。
また、クレスタは排気量のバリエーションが多数存在したので、それぞれで燃費にも差が出ると言えます。
排気量別の自動車税は以下のようになっています。
※新車登録から13年以上経つガソリン車は15%上乗せ
実燃費では、2代目は6~9km/L、5代目は8~10km/Lとなっています。高速道路や郊外などでは10km/Lを超えるという報告もあります。
この頃の車はカタログ燃費を調べるよりも、ユーザーによる実燃費情報を調べた方が参考になるでしょう。
また、クレスタは排気量のバリエーションが多数存在したので、それぞれで燃費にも差が出ると言えます。
排気量別の自動車税は以下のようになっています。
排気量 | 2.0L | 2.4L | 2.5L | 3.0L |
自動車税 | 39,500円 | 45,000円 | 45,000円 | 51,000円 |
FR(後輪駆動)は、前輪は舵取り、後輪は駆動と分担しているため効率が良く、前後の重量バランスも均等というメリットがあります。
現在はセダンであっても運転感覚よりも価格を優先しFF(前輪駆動)が採用されることが多いですが、クレスタに乗れば運転の楽しさを再認識できるのではないでしょうか?
現在はセダンであっても運転感覚よりも価格を優先しFF(前輪駆動)が採用されることが多いですが、クレスタに乗れば運転の楽しさを再認識できるのではないでしょうか?