ショーファードリブン<ドライバーズカー 〜レクサスLS〜
更新日:2024.09.09
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わずか3年ほどの間に、CT、GS、NX、RX、ISF、LSなど10台のレクサス車を手に入れてきたが、中でもやはりLSが一番だと語るのは一級建築事務所を経営する高橋照夫さんだ。そう聞くと、どこかの誰かが有り余るお金に飽かせて…と受け取られてしまうかも知れないが、そうではない。
text:ahead編集長・若林葉子 photo:長谷川徹 [aheadアーカイブス vol.183 2018年2月号]
text:ahead編集長・若林葉子 photo:長谷川徹 [aheadアーカイブス vol.183 2018年2月号]
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ショーファードリブン<ドライバーズカー 〜レクサスLS〜
■LEXUS LS "F SPORT"(2WD)
車両本体価格:¥12,000,000(税込)
エンジン:V型6気筒インタークーラー付ツインターボ
最高出力:310kW(422ps)/6,000rpm
最大トルク:600Nm(61.2kgm)/1,600〜4,800rpm
*写真はLS500h(ハイブリッド)
以前、弊誌でご紹介したこともあるが(vol・177号)、高橋さんは正真正銘の苦労人である。若い頃に抱いたクルマへの情熱を封印し、これまでの人生のほとんどを「食べるため」にひたすら働いてきた。
その顛末はここでは割愛するが、ようやく事業も軌道に乗り、次女の「そろそろ良いクルマを買ってもいいんじゃないの?」という一言をきっかけに、自ら封印していたクルマへの情熱を再び解き放ったのは2014年のこと。高橋さんは58歳になっていた。その時買ったのは中古のGS450h。仕事で使う商用車を除いて、趣味のクルマとしては実に30年ぶりのクルマだった。
高橋さんが面白いのはここからで、それをきっかけに富士スピードウェイで開催されたレクサスのイベントでRCFやLFAなどのプレミアムモデルに触れるや、その魅力に取り憑かれる。そして自らもレース活動に身を投じるようになるのである。
「レースをするようになったおかげで、クルマの良し悪しがはっきりと分かるようになりました。前モデルのLSもとても気に入っていますが、でも僕からするとドライビングに関してはちょっと物足りないんです。後席の乗り心地は満点なんですけどね」
*
高橋さんが新型のLSに初めて乗ったのは昨年(2017年)10月のこと。お世話になっているレクサス浦和の試乗車だった。「もうめちゃくちゃいい。これはすごいクルマだ! と思いましたね」 試乗したのは新開発のV6 3.5ℓツインターボエンジンの2WD(10速AT)。「とにかく動きがリニアなんです。首都高で試乗したんですが、、もうそのまま富士スピードウェイにコースインしたいくらい」
走りに関しては文句のつけようがないが、高橋さんがLSを推すのにはもう一つ理由がある。
「うちの奥さんがLS以外は嫌だって言うんです。それはもちろん助手席の乗り心地がいいからなんですが、本当の理由は他にあるんです。LSに乗っていると、僕がとてもリラックスしていてイライラしないからなんですね。LSに乗っている限り、安全だし安心だ。そう思っているみたいです」
そしてそれは高橋さん自身も感じていることだ。
「クルマによっては、乗ると偉そうになったり、攻撃的になったりすることもあるでしょう? でもLSは、いまここのソファに座っているまま、自宅のリビングでくつろいでいる自分のまんまなんです。僕はもともとスピード狂だから、昔は前のクルマが遅いとすぐイライラしたりしたんですが、今は一切そういうことはなくなりましたね。渋滞でもニコニコしてる。うちの奥さんはそれに気づいているんでしょうね。だから僕は、このストレス社会にこそLSのようなクルマに乗るべきだと思うんですよ。そして経営者なら後席で優雅に新聞を広げてるだけじゃなくて、自分で運転したらいいと思う。すると世の中の動きもよく分かるし、第一、LSのような素晴らしいクルマを運転したら、ストレスも吹き飛びますよ」
新型LS。高橋さんはもちろん購入予定だ。すでにF SPORTの見積もりも取っている。あとはハンコを押すだけである。
車両本体価格:¥12,000,000(税込)
エンジン:V型6気筒インタークーラー付ツインターボ
最高出力:310kW(422ps)/6,000rpm
最大トルク:600Nm(61.2kgm)/1,600〜4,800rpm
*写真はLS500h(ハイブリッド)
以前、弊誌でご紹介したこともあるが(vol・177号)、高橋さんは正真正銘の苦労人である。若い頃に抱いたクルマへの情熱を封印し、これまでの人生のほとんどを「食べるため」にひたすら働いてきた。
その顛末はここでは割愛するが、ようやく事業も軌道に乗り、次女の「そろそろ良いクルマを買ってもいいんじゃないの?」という一言をきっかけに、自ら封印していたクルマへの情熱を再び解き放ったのは2014年のこと。高橋さんは58歳になっていた。その時買ったのは中古のGS450h。仕事で使う商用車を除いて、趣味のクルマとしては実に30年ぶりのクルマだった。
高橋さんが面白いのはここからで、それをきっかけに富士スピードウェイで開催されたレクサスのイベントでRCFやLFAなどのプレミアムモデルに触れるや、その魅力に取り憑かれる。そして自らもレース活動に身を投じるようになるのである。
「レースをするようになったおかげで、クルマの良し悪しがはっきりと分かるようになりました。前モデルのLSもとても気に入っていますが、でも僕からするとドライビングに関してはちょっと物足りないんです。後席の乗り心地は満点なんですけどね」
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高橋さんが新型のLSに初めて乗ったのは昨年(2017年)10月のこと。お世話になっているレクサス浦和の試乗車だった。「もうめちゃくちゃいい。これはすごいクルマだ! と思いましたね」 試乗したのは新開発のV6 3.5ℓツインターボエンジンの2WD(10速AT)。「とにかく動きがリニアなんです。首都高で試乗したんですが、、もうそのまま富士スピードウェイにコースインしたいくらい」
走りに関しては文句のつけようがないが、高橋さんがLSを推すのにはもう一つ理由がある。
「うちの奥さんがLS以外は嫌だって言うんです。それはもちろん助手席の乗り心地がいいからなんですが、本当の理由は他にあるんです。LSに乗っていると、僕がとてもリラックスしていてイライラしないからなんですね。LSに乗っている限り、安全だし安心だ。そう思っているみたいです」
そしてそれは高橋さん自身も感じていることだ。
「クルマによっては、乗ると偉そうになったり、攻撃的になったりすることもあるでしょう? でもLSは、いまここのソファに座っているまま、自宅のリビングでくつろいでいる自分のまんまなんです。僕はもともとスピード狂だから、昔は前のクルマが遅いとすぐイライラしたりしたんですが、今は一切そういうことはなくなりましたね。渋滞でもニコニコしてる。うちの奥さんはそれに気づいているんでしょうね。だから僕は、このストレス社会にこそLSのようなクルマに乗るべきだと思うんですよ。そして経営者なら後席で優雅に新聞を広げてるだけじゃなくて、自分で運転したらいいと思う。すると世の中の動きもよく分かるし、第一、LSのような素晴らしいクルマを運転したら、ストレスも吹き飛びますよ」
新型LS。高橋さんはもちろん購入予定だ。すでにF SPORTの見積もりも取っている。あとはハンコを押すだけである。
▶︎ディーラーに立ち寄ると、いつの間にどこで型を取ったのか、「TAO RACING」(高橋さんのレーシングチーム)のロゴを入れたケーキを出してくれる。そしてその横には「ごゆっくりお寛ぎください」と、スタッフの手書きの一筆箋が添えられる。レクサスの標榜する「おもてなし」だ。高橋さんがレクサス浦和のスタッフの人柄に惚れ込んでいることもレクサス車を買う大きな理由である。
レクサス浦和
住所:埼玉県さいたま市浦和区北浦和5-6-1
Tel:048(822)2111
営業時間:10:00〜19:00
定休日:月曜日
(月曜日が祝祭日の場合、翌火曜日が休業)
住所:埼玉県さいたま市浦和区北浦和5-6-1
Tel:048(822)2111
営業時間:10:00〜19:00
定休日:月曜日
(月曜日が祝祭日の場合、翌火曜日が休業)
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text:若林葉子/Yoko Wakabayashi
1971年大阪生まれ。Car&Motorcycle誌編集長。
OL、フリーランスライター・エディターを経て、2005年よりahead編集部に在籍。2017年1月より現職。2009年からモンゴルラリーに参戦、ナビとして4度、ドライバーとして2度出場し全て完走。2015年のダカールラリーではHINO TEAM SUGAWARA1号車のナビゲーターも務めた。
text:若林葉子/Yoko Wakabayashi
1971年大阪生まれ。Car&Motorcycle誌編集長。
OL、フリーランスライター・エディターを経て、2005年よりahead編集部に在籍。2017年1月より現職。2009年からモンゴルラリーに参戦、ナビとして4度、ドライバーとして2度出場し全て完走。2015年のダカールラリーではHINO TEAM SUGAWARA1号車のナビゲーターも務めた。