モデル末期に一度だけ設定された特別なヴァンガード!特別仕様車 アルカンターラリミテッドとは?

トヨタ ヴァンガード(240S“S Package・ALCANTARA® Limited”)

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生産・販売された6年間で大規模な改良が無いままコンスタントに売れ続けたトヨタ ヴァンガードですが、その末期に1度だけ特別仕様車が設定されました。ヴァンガードの最後を飾る特別な1台とは、どのようなクルマだったのでしょうか。 ※価格や在庫数は2016年6月時点のものです
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特別仕様車どころか、テコ入れもほとんどせず売れたトヨタ ヴァンガード
ヴァンガードには一度だけ特別仕様車が設定された
中古車市場ではかなりタマ数あり!

特別仕様車どころか、テコ入れもほとんどせず売れたトヨタ ヴァンガード

約6年のモデルライフでそこそこ人気があり、特にSUV部門では月間1位を取った事もあるトヨタ ヴァンガードですが、意外な事に特別仕様車が発売されたのは1度きりです。

併売していた2代目ハリアーから3.5リッターモデルが廃止されて以降はさらに販売台数を伸ばして好調だったにも関わらず、ヴァンガードは改良やマイナーチェンジなどのテコ入れも最低限です。

2008年に2WD・FF(前輪駆動)車を追加し、2010年のマイナーチェンジで2.4リッター2WD車に「オルタネーターの改良」というとても地味な、しかしとても重要な改良を行って燃費を伸ばしたのが一番の変更でしょうか。

マイナーチェンジでフロントグリルやサイドプロテクションモール、リヤコンビネーションランプにメッキ加飾し、2.4リッター車のシーケンシャルシフトをパドルシフト化したくらいで、デザインの変更もほとんどありません。

あとはボディカラーの変更やアクティブヘッドレストの採用くらいで6年の間コンスタントに売れ続けたのですから、恵まれたクルマだったと言えます。

ヴァンガードには一度だけ特別仕様車が設定された

そんなトヨタ ヴァンガードのモデル末期である2012年9月に、1台の特別仕様車、240S “S Package・ALCANTARAR Limited”(アルカンターラリミテッド)が設定されました。

240S(2WD/4WD)をベースに、高級感をアップして室内空間も上質に仕立て上げたモデルで、翌年には3代目ハリアーを後継として廃盤となるヴァンガードの、最初で最後の晴れ姿です。

装備内容は以下で、Sパッケージに加えて特別装備を施しています。

[240S “S Package・ALCANTARAR Limited” 特別装備]

[エクステリア]
・カラードオーバーフェンダー
・標準タイヤ:235/55R18
・専用アルミホイール:18インチ(グレーメタリック塗装)
・専用フードモール(スモークメッキ加飾)
・専用フロントグリル(スモークメッキ加飾)
・専用サイドプロテクションモール(スモークメッキ加飾)
・専用バックドアガーニッシュ(スモークメッキ加飾)

[インテリア]
・専用シート(オレンジステッチ付のアルカンターラR表皮)
・専用センターコンソールボックス(オレンジステッチ付のアルカンターラR表皮)
・専用本革巻き3本スポークステアリングホイール(オレンジステッチ付)
・専用シフトノブ(黒木目調加飾)
・専用シフトパネル(黒木目調加飾)
・専用ドアスイッチベース(黒木目調加飾)

[専用ボディカラー]
・グレイッシュブルーマイカメタリック(ほかにブラック、ブラッキッシュレッドマイカ、ホワイトパールクリスタルシャインの3色が設定あり)

最後の最後に華やかに彩られたヴァンガードは、2013年10月で生産を終了、在庫分も11月で販売終了して、その1代限りのモデルライフを閉じたのでした。

中古車市場ではかなりタマ数あり!

トヨタのディーラーごと販売車種整理の谷間で、大きなテコ入れも無いまま見事に「中継ぎ」の役割を果たしたヴァンガードでしたが、この最初で最後の特別仕様車「アルカンターラエディション」はだいぶ売れたようで、中古車市場でもタマ数が豊富です。

車両本体価格は129.8~249.8円で販売されています。

専用色のグレイッシュブルーマイカメタリックはタマ数が少ない割に特に高価というわけではないので、「特別なヴァンガード」が欲しい場合にはぜひ狙ってほしい1台です。

商品詳細