かつて国産最速セダンと言われた車!トヨタ アリストって?

トヨタ アリストは、どんな車だったのか

レクサス GS300  (2代目アリスト)

※写真はレクサスGS300

高級セダン路線のひとつとして生み出されたモデル。それがトヨタ アリストです。シャシーと基本メカニズムは、同時期に発表されたクラウン マジェスタと共用。しかし、その方向性は大きく異なり、アリストはスポーツセダンを標榜したモデルでした。

搭載されるエンジンは、直6 3.0L(2JZ-GE型)、直6 3.0Lツインターボ(2JZ-GTE型)、V8 4.0L(1UZ-FE型)の3タイプが用意され、なかでも最高出力206kW(280ps)を発生する直6 3.0Lツインターボエンジンは、同社のスープラに先駆けて搭載。走りの性能を求めた高級セダンは、若者から支持を集めました。

また、ATモデルのみという設定だったのですが、走りを楽しむオーナーのなかには、わざわざMTを換装するというカスタムを施したオーナーもいました。トヨタ アリストは、自動車が愛されている時代に登場し、幅広く愛されたモデルだったのです。

初代アリストの車種概要について

レクサス GS300 (初代アリスト)

※写真はレクサスGS300

初代アリストは1991年に誕生し、1997年まで販売されました。ボディサイズは、全長4,865mm×全幅1,795mm×全高1,405mm。乗車定員は5名です。

エクステリアデザインは、イタルデザインが手がけたプロトタイプモデル、ジャガー ケンジントンをベースにトヨタ向けに修正が加えられたもの。そのためか、どことなくジャガーの雰囲気を残しています。

インテリアは、トヨタ自動車の高級セダンとして開発されたこともあり、革張りシートや木目調パーツを使用し、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出していました。

駆動方式は、FRと4WDで、3.0LがFR、4.0Lは4WDモデルに搭載されました。なかでも、3.0Vに積まれた2JZ-GTE型エンジンはスープラと同じハイスペックな性格で、当時国内最速セダンと呼ばれました。

搭載されていたエンジンスペックは以下の通りです。

  1UZ-FE型 2JZ-GTE型 2JZ-GE型
排気量 3,968cc 2.997cc 2.997cc
最高出力 191kW(260ps)/5,400rpm 206kW(280ps)/5,600rpm 169kW(230ps)/6,000rpm
最大トルク 353Nm(36.0kgm)/4,600rpm 432Nm(44.0kgm)/3,600rpm 432Nm(44.0kgm)/3,600rpm

2代目アリストの車種概要について

レクサス GS300  (2代目アリスト)

※写真はレクサスGS300

2代目アリストは、1997年に発売されました。

クラウンマジェスタとのシャシー共有をやめ独自のシャシーを開発。基本的なシルエットこそ初代からの流れを組んだものでしたが、エクステリア、インテリアともに初代とは異なるデザインとなりました。

エンジンに関しては、1UZ-FE型が廃止され、VVT-i仕様になった2JZ系のターボ(2JZ-GTE型)とNA(2JZ-GE型)に絞られました。

それぞれのエンジンスペックは以下の通り。初代同様、2JZ−GTEを積んだV300は、チューニングのベースとしても人気を集めました。

  2JZ-GTE型 2JZ-GE型
排気量 2.997cc 2.997cc
最高出力 206kW(280ps)/5,600rpm 169kW(230ps)/6,000rpm
最大トルク 51Nm(46.0kgm)/3,600rpm 304Nm(31.0kgm)/4,000rpm

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