大英帝国の誇りを纏う「ジャガーXE」

大英帝国の魅力…

ジャガーXE

学生時代、殊更思春期に受けた影響はその人格形成への影響が非常に大きい。私の場合はUKロックカルチャーがそれにあたるだろう。

ビートルズは勿論、プログレッシブロックやハードロック、ジャズロック、あるいはパンク、ニューウェーブ。ロックひとつとっても先端をいくカルチャーがあったと思うし、またそれに紐づいたファッションカルチャー等、どれも眩い。

こと文化に関しては「自動車先進国」であるドイツも英国に多大な影響をうけ、見よう見まねで進化した部分もある。まあ実際のところ、自動車産業はドイツに軍配が上がったのは周知のとおりだけどね。

さりとてそれは些末な事で、私のようにブリティッシュカルチャーを溺愛するものにとっては、クルマ選びにドイツや国産車が挙がる事はない。

魅力を取り戻したジャガー

ジャガーXE

近年、これまでの低迷が嘘のようにジャガーのクルマが良い。かつてフォードに買収された時は正直ガッカリしたのも事実だが、2000年代になってインドのタタ・モーターズにジャガーは売却された。

輝かしい英国の歴史を思うとなんともやりきれない気持ちになったが、しかしこれがどうやら吉とでたようなのだから、物事というのはわからないものだ。

とにかく、インドの力を借りてジャガーはその輝きを取り戻した。そして2015年、日本でも久々のジャガーDセグメント、「XE」がリリースされた。

私が愛車に選んだのは、「ジャガーXE S」。3.0L V6エンジンにスーパーチャージャーを組み合わせて、340馬力を叩きだすハイパフォーマンスモデルだ。他にも2.0L 4気筒ターボモデル、ディーゼルターボモデルといった環境性能を高めたモデルもラインナップされているのも時代性か。

いずれにせよ、スポーツマインドをもったセダン、「ジャガーXE」は英国ファンならずとも、魅力的に映るのではないだろうか。

電子デバイスで躾けられた猛獣

ジャガーXE

英国のクルマというと、どこか良い意味で粗いというか、気の利いた電子制御デバイスが似合わないイメージもある。とはいえそこは2016年のクルマだけあって、猛獣も電子制御で躾けられている。

私が「XE S」で気に入っている機能が「アダプティブダイナミクス」だ。路面状況に合わせて足回りやクルマの状況をセットアップしてくれる。随分と洗練されてしまったわけだが、それも悪くない。

さらに私のような偏屈な人間に嬉しい機能が「コンフィギュアブルダイナミクス」。

まるでゲームでのセッティング機能のように、ジャガーのエンジン、シフト、サスペンションなどを自分好みにセットアップできる。自分の走り…感性に合わせたセットアップが簡易に出来るというわけ。モータースポーツ好きの英国人が作ったからこその機能かもしれないな。

私のチョイスした「XE S」は最上級グレードだけあって、前述のデバイスが標準装備となっている。

価格も800万円、とちょっと張るけどね。ただエントリーグレードの「XE SE」は439万円から乗り出せる。2.0Lターボエンジンのこのモデルにも8速ATが奢られている。そして英国ならではの空気感と質感を考えたら、充分お買い得といっていいモデルだろう。

私のように「敢えてメルセデスに乗らない」という向きには、このジャガーXEは非常に魅力的な選択肢になる筈。新たな同志が来るのを、私はこのジャガーXEと共に待っているよ。

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