静寂性は優れている!?エスティマ ガソリン車を試乗した感想

トヨタ エスティマ 2016

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流線型のデザインが特徴のトヨタのエスティマ(ESTIMA)。先日、エスティマのガソリン車を試乗してきたのですが、思ったよりも良いと思ったのが静寂性。先代モデルと同様に静寂性に優れ、とても快適に運転することができました。ただ、試乗をしていて少し気になった部分も・・・。そんなビッグマイナーチェンジをしたエスティマのガソリン車の静寂性について、良いと思った部分と不満・残念に感じた部分を包み隠さずお伝えしたいと思います。

2016/8/2
Chapter
エスティマの試乗の感想:静寂性の良かった点
窓を開けると、若干のエンジン音が・・・
エスティマのロードノイズも満足できるレベル
エスティマの試乗の感想:静寂性の欠点・不満

エスティマの試乗の感想:静寂性の良かった点

先ほども申し上げた通り、エスティマ(ESTIMA)のガソリン車は、静寂性に優れています。
特に良いと思ったのは、時速30km/h~40km/h程度の速度でクルーズ走行した時。

今回私は最初窓を閉めて試乗をしていたのですが、一定速度で走行している時は、エンジン音が全く気にならない。耳をエンジン音に集中して、微かにエンジン音がブーーーンっと言った感じの軽いエンジン音が聞こえる程度。意識をエンジン音に集中しなかったら、ガソリン車を運転していると言うのを忘れちゃうくらいの音の小ささでした。

クルマの下から聞こえてくるロードノイズがあるので無音と言うわけではありませんが、この静寂性はハイブリッド車と比較しても負けていないなと、試乗をしていて思いました。
先日、ホンダの人気コンパクトカーフィット3 ハイブリッドを試乗してきたのですが、ロードノイズもしっかりとシャットアウトしてくれている分エスティマ(ESTIMA)のガソリン車の方が静かに感じました。

私の妻も「ハイブリッド車よりも静かってエスティマ(ESTIMA)は、すごいよね~」と、このクルマの静寂性に大満足でした。

今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)のガソリン車は、3.5リットルエンジンが無くなり2.4リットルエンジンのみ。

パワー不足から急勾配の山道などを運転している時はエンジン音が大きくなると思いますが、街中を普段使いする限りはエンジン音などの騒音の大きさに悩まされる事は無いのかなと思いました。このエンジン音の静かさと遮音性の良さには、私も妻も大満足でした。

窓を開けると、若干のエンジン音が・・・

このように窓を閉め切って運転すると、エンジン音が全く気にならないエスティマ(ESTIMA)ですが、窓を開けると若干様相は異なります。
当たり前ですが、窓を開けるとエンジン音もダイレクトに耳元に“ブォォォ~~ン”と、聞こえてきます。

エンジンを立ち上げる時やアクセルを踏み込んで加速している時は耳元で聞こえるエンジン音が若干気になるものの、エスティマのエンジン音自体はそれほど騒々しくありません。

なので、直接耳元でエンジン音が聞こえてきても不快に感じることはありません。また、2列目や3列目シートに座る同乗者との会話を妨げるレベルではありません。実際に試乗した際、ロングスライドした2列目シートに座っている妻と会話をしたのですが、声を張り上げる事なく自然と会話ができました。
若干耳に入ってくるエンジン音が気になるものの、エスティマの窓を開けたときの静寂性も十分に快適に過ごせるレベルになっており、個人的には大満足でした。

エスティマのロードノイズも満足できるレベル

一方、今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)ですが、ロードノイズは、若干大きめ。ただ、それはしっかりとエンジンの騒音が遮断されているエンジン音と比べて。
エスティマのエンジン音と比べて若干大きく聞こえてくるなといった程度なので、他のクルマのロードノイズと比較するとこもぜんぜん小さめ。

窓を閉めて運転した時のエンジン音が本当に小さいがために若干ロードノイズの大きさが目立ちますが、まったく不快感はありませんでした。

ちなみに、今回私が試乗をした新型エスティマ(ESTIMA)のガソリン車に装備されていたタイヤは、ダンロップの”SP SPORT270″。
タイヤをロードノイズを抑えてくれて、なお且つ、乗り心地を良くしてくれるブリジストンのレグノ(Bridgestone LEGNO)などを装備するとさらに乗り心地も静寂性も良くなるのかなと思いました。

エスティマの試乗の感想:静寂性の欠点・不満

普段使いをしている限りでは静寂性に優れ快適に走行できると感じたエスティマ(ESTIMA)ですが、試乗していて気になった部分も・・・。

私がこのビックマイナーチェンジをした新型エスティマ(ESTIMA)の静寂性や静かさで気になった部分・欠点を紹介します。
その1:エンジンを立ち上げた時の音の大きさ
エスティマ(ESTIMA)は一定の速度で運転している時のエンジン音はとても静かで良いのですが、試乗をして気になったのは、スタータースイッチを押してエンジンを立ち上げた時の騒音の大きさと揺れ。
エスティマ(ESTIMA)は、先代モデルと同様にスタータースイッチを押した瞬間、”キュルルルルル~~ン、 ブォォォン”とかなり大き目のエンジン音と振動を感じます。先代モデルと搭載されているエンジンは全く同じなので仕方ないかもしれませんが、このエンジンの立ち上がりの騒音や揺れはガソリン車の中でもかなり大きめ。

エンジンを立ち上げた時、予想以上の音の大きさと揺れに私もビックリ!エスティマって最初こんなに騒々しいの!?と、思うほど・・・。

先代モデルでもこのエンジンの立ち上がり音は大きいと不満の声があがっていませんでしたが、今回のビックマイナーチェンジでも改善されていなかったは、少々残念でした。
その2:安っぽいエンジン音
また、エスティマ(ESTIMA)を試乗していて気になったのは、重厚感のないノイズ交じりのガサツなエンジン音。

窓を開けてこのクルマを運転すると、このクルマのイメージや雰囲気にそぐわない安っぽい感じの高音混じりのエンジン音が耳元で聞こえてきます。

このクルマはファミリーカーなので仕方ないのかもしれませんが、車体価格の高い高級ミニバンと言うことを考えると、残念に感じてしまいました。
今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)は、電源を立ち上げた時のエンジン音の大きさなどは気になったものの街中を一定のスピードで運転するクルーズ走行時の静寂性は、とても良いと思いました。

エスティマはボディサイズも大きく室内も広いクルマですが、車内の会話やオーディオの音がエンジン音やロードノイズなど騒音に遮られる心配は少ないのかなと感じました。

エンジン音の質などこだわればキリがありませんが、個人的にはこのビッグマイナーチェンジをしたモデルの静寂性は、おおむね大満足でした。

もしエスティマの静寂性が気になる方は、ぜひとも試乗をしてみてくださいね。あまりの静かさ・静寂性の良さに満足できると思いますよ。

静寂性が良かっただけに、個人的にはもう少し乗り心地を改善しても良かったのかなと思いました。
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