間違い使用は命に関わることも!チャイルドシートの正しい選び方とおすすめ5選
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文・加藤久美子/CarMe編集部
子どもの体に合ったチャイルドシートを選ぶ
目安として年齢が用いられているため、体のサイズはまだ乳児用で十分なのに幼児用を使う、3歳になったばかりなのにジュニアシート(座面だけのブースタータイプ)を使うなど、子どもの身体に合っていないシートを使ってしまうという間違いが起こりやすくなっています。
早めに、上のサイズへという気持ちは分からなくもないですが、必ず子供の体に合ったチャイルドシートを選びましょう。
ジュニアシートは身長100cmを超えてから。小柄な3〜4歳児に座面だけのジュニアシートは危険。
ブースターシートは簡単に抜け出せますし、後部座席のシートベルトを使って固定するため、ベルトの高さも適正とは言えません。強い衝撃を受けたときには、すり抜けて車外に放出される危険性もあります。身長100cmまでは幼児用チャイルドシートを使うか、ジュニアシートでも頭(ヘッドサポート)や肩(ショルダーサポート)が付いたタイプを使うようにしましょう。
新生児用パッドを1歳過ぎて使っているケースも
足が座席のシートバックにつかえる、頭がシートから半分以上はみ出すなど、物理的に使えなくなるまでは、後ろ向きで使いましょう。
また、メーカーによって若干の違いはありますが、乳児用シートには、生後3〜6か月まで使える新生児用のインナーパッドやクッションがセットされています。これを1歳過ぎても使っているケースが、じつは大変多くなっています。
このパッドがあると肩ベルトの高さ調節ができず、正しい装着とならないため、急ブレーキレベルの衝撃でも赤ちゃんが転げ落ちる可能性があります。場合によっては大けがをすることも。取扱説明書をしっかり確認して、新生児用パッドは不要になったら外しましょう。
チャイルドシートを付ける位置や向きも要チェック
乳児用シートはエアバッグのある助手席への装着はNGです。欧州車のなかにはエアバッグをオフにできるカットスイッチが付いているものもありますが、ほとんどの日本車では助手席エアバックをオフにできません。注意しましょう。
チャイルドシートは正しく使ってこそ、大事な我が子を事故の衝撃から守ることができます。装着の方法はメーカー公式サイトの動画や、取扱説明書で確認しましょう。
CarMe編集部厳選!チャイルドシートのおすすめ5選
1.アップリカ「フラディア グロウ ISOFIX 360°セーフティー AB」
Aprica(アップリカ)
Aprica(アップリカ) ISOFIX固定 回転式ベッド型チャイルドシート フラディア グロウ ISOFIX 360°セーフティー AB
Aprica(アップリカ) ISOFIX固定 回転式ベッド型チャイルドシート フラディア グロウ ISOFIX 360°セーフティー AB
4,980円〜(税込)
新安全規則R129適合!成長に合わせて理想的な姿勢を保つ3つのステップが魅力
アップリカ「フラディア グロウ ISOFIX 360°セーフティー AB」は、「平ら」なベッド型回転式チャイルドシートで前後からだけでなく、ドア側からの衝撃も考慮した設計がポイントです。両サイドに装備された頑丈なプロテクター「サイドシールド」と「全身マモールクッション」で、生まれてすぐの赤ちゃんの未熟なからだを360°全方位からやさしくしっかり守ります。
アップリカ独自の「平ら」なベッド型チャイルドシートは、赤ちゃんの首や腰がすわっていない身体をまっすぐに寝かせてあげられる点がおすすめです。また、首がすわってきたらゆったりと座れる後向きシート、しっかり座れるようになったら前向きシートと、3ステップに変化し赤ちゃんの成長に合わせて理想的な姿勢を保ちます。装着は、確実でカンタンに車へ取り付けできるISOFIX固定タイプです。
- ブランド
- Aprica(アップリカ)
- 商品モデル番号
- 2107709
- サイズ(横向きベッド)
- W75.0×D63.5×H53.0cm
- サイズ(後向き)
- W44.0×D70.5~76.0×H55.0~61.0cm
- サイズ(前向き)
- W44.0×D63.5×H66.0cm
- 商品の重量
- 15.1 kg
- 対象年齢
- 0ヶ月 ~ 48ヶ月
- 推奨最高体重
- 17.5 キログラム
- 推奨最高身長
- 100センチメートル
- ベルトタイプ
- 5点式
- 安全基準
- R129
- セット内容
- 製品本体(パッド類含む), フレックスシェード, ガイドキャップ(2個), 取扱説明書
2.アップリカ「クルリラ AD」
Aprica(アップリカ)
ISOFIX・シートベルト固定両対応 回転式チャイルドシート クルリラ
ISOFIX・シートベルト固定両対応 回転式チャイルドシート クルリラ
29,980円〜(税込)
こだわりの「安全設計」で赤ちゃんをしっかり守り、ゆったり快適。
アップリカ「クルリラ AD」は、こだわりの「安全設計」と「快適」を重視し新生児から使えるゆったりイス型回転式チャイルドシートです。後向きイス型時は新生児期から1歳半頃まで(体重2.5kg〜13kg未満)、前向きイス型時は1歳頃から4歳頃まで(体重9kg〜18kgまで)使用可能です。「マシュマロGキャッチ」素材が採用されており、クッションも肉厚のため衝撃から赤ちゃんの頭をやさしく、しっかり守ります。さらに、クルリラ ADは「ISOFIX」と「シートベルト」どちらの取り付け方法にも対応しているので、より多くのお車で使用することが可能です!
- ブランド
- Aprica(アップリカ)
- モデル名
- 2122711
- サイズ(後向き時)
- W44×D71-76.5×H54-65cm
- サイズ(前向き)
- W44×D64.5×H61.5-77.5cm
- 商品の重量
- 14.6 kg
- セット内容
- 製品本体(パッド類含む), フレックスシェード, ガイドキャップ(2個), 取扱説明書
- 対象年齢
- 0ヶ月 ~ 48ヶ月
- 推奨最高体重
- 18 キログラム
- ベルトタイプ
- 5点式
- 安全基準
- ECE R44
3.Combi「ジョイトリップ エッグショック GH 」
コンビ
ジョイトリップ エッグショック GH
ジョイトリップ エッグショック GH
24,800円〜(税込)
頭を守るエッグショック搭載!成長に合わせて使える3ステップ仕様!
Combi「ジョイトリップ エッグショック GH 」は、1才頃から11才頃まで長く使えるチャイルド&ジュニアシートです。特徴は、ヘッドパッドに搭載された超・衝撃吸収素材エッグショックがデリケートな赤ちゃんの頭を保護してくれる点です。横倒れ防止に力を発揮するランバーサポートも採用されており、ヘッドサポートと共にやさしくしっかりと赤ちゃんの体を支えられるのが魅力です。背もたれは角度調節ができるため安定感があります。なお、お子さまの成長に合わせて「チャイルドモード」「ジュニアモード(背もたれつき)」「ブースターモード(座面のみ)」と3つのステップにわけて使用することができます!
- 対象年齢
- 1〜11歳
- 対応体重
- 9〜36kg
- 対応身長
- -
- 固定方式
- 3点シートベルト固定式
- 製品重量
- 5.5kg
4.エールベベ「サラットハイバックJr クワトロ」
カーメイト(エールベベ)
エールベベ・サラットハイバックジュニア クワトロ ALJ205
エールベベ・サラットハイバックジュニア クワトロ ALJ205
2,200円〜(税込)
軽量でスポーティーなジュニアシート
エールベベ「サラットハイバックJr クワトロ」は、3才~11才頃まで長く使えるジュニアシートです。特徴は、ヘッドレストのクッションを強化し、側面衝突への安全性を考慮したヘッドプロテクションを採用している点と、座面の前方をふくらませたエルゴノミクス形状の採用で座り心地の向上と前方への座りズレを軽減している点です。
また、クルマのシートに合わせて5°~20°までのリクライニングが可能で、お子さまの成長に合わせて最適なポジションに調節可能な可動式ヘッドレストが搭載されています。
- 対象年齢
- 3〜11歳
- 対応体重
- 15〜36kg
- 対応身長
- 100〜145cm
- 固定方式
- シートベルト固定式
- 製品重量
- 4.1kg
5.GRACO(グレコ) 「コンパクトジュニア」
Graco(グレコ)
コンパクトジュニア モードノアール 67151
コンパクトジュニア モードノアール 67151
2,590円〜(税込)
お子様の成長に合わせて長く使えるロングユース設計
GRACO(グレコ) 「コンパクトジュニア」は、3歳頃から11歳頃まで長く使用でき、お子さまの成長と体格に合わせて2段階で調節可能なジュニアシートです。ブースター(座面のみ)で使用する場合は、肩ベルト調整クリップが付属しているので、シートベルトがお子さまの首にかからないように調整することができます。シートは丸洗いできるので、食べこぼしや汗などの気になる汚れも簡単に綺麗にすることができます。便利な収納式カップホルダーが装備されている点もおすすめポイントです。
- メーカー
- アップリカ
- 商品モデル番号
- 67151
- 安全基準
- ECE R44
- 推奨最低体重
- 15kg
- 推奨最高体重
- 36kg
- 推奨最高身長
- -
- 推奨年齢
- 3〜11歳
- 洗濯可能
- ○
- 本体重量
- 2kg
加藤久美子|Kato Kumiko
自動車生活ジャーナリスト。大学時代はトヨタディーラーで納車・引き取りのバイトに明け暮れ、卒業後は日刊自動車新聞社出版局に入社。フリーランスになって20年超。愛車は1998年式アルファスパイダーで走行距離まもなく25万キロ!近年は撮影&通訳担当のクルマ好き息子と共に、海外自動車ショーの取材が増えている。
著書「固有名詞子育て」(朝日新聞出版)、原作「愛車買います!」(実業之日本社)