間違い使用は命に関わることも!チャイルドシートの正しい選び方とおすすめ5選

2000年4月にチャイルドシートの使用が法制化されてから、21年が経過しました。JAFや警察庁の調査によると、いまだに6歳未満の装着率は平均7割ちょっと。装着率がなかなか上がらないのも問題ですが、誤った装着方法が多いことも知っておく必要があります。今回は、チャイルドシートの選び方やチャイルドシートの正しい装着方法を解説し、CarMe編集部がおすすめするチャイルドシート5選をご紹介します。
文・加藤久美子/CarMe編集部
子どもの体に合ったチャイルドシートを選ぶ
チャイルドシートには、新生児・乳児用(0〜1歳半)のベビーシート、幼児用(1〜4歳)チャイルドシート、児童用(4〜12歳)ジュニアシートの3種類があります。
目安として年齢が用いられているため、体のサイズはまだ乳児用で十分なのに幼児用を使う、3歳になったばかりなのにジュニアシート(座面だけのブースタータイプ)を使うなど、子どもの身体に合っていないシートを使ってしまうという間違いが起こりやすくなっています。
早めに、上のサイズへという気持ちは分からなくもないですが、必ず子供の体に合ったチャイルドシートを選びましょう。
ジュニアシートは身長100cmを超えてから。小柄な3〜4歳児に座面だけのジュニアシートは危険。
幼児用チャイルドシートは、4歳(身長100cm程度)くらいまで使えるタイプが一般的ですが、「3歳になったらジュニアシート」と勘違いしている人が意外に多いことに驚きます。しかも、座面だけのブースターシートを使っているケースも少なくありません。
ブースターシートは簡単に抜け出せますし、後部座席のシートベルトを使って固定するため、ベルトの高さも適正とは言えません。強い衝撃を受けたときには、すり抜けて車外に放出される危険性もあります。身長100cmまでは幼児用チャイルドシートを使うか、ジュニアシートでも頭(ヘッドサポート)や肩(ショルダーサポート)が付いたタイプを使うようにしましょう。