【東京オートサロン2023】SUVになった86が目を引くCUSCOブース

国内外のモータースポーツで活躍するキャロッセ。CUSCO(クスコ)、SEFETY21(セーフティ21)、CARROSSER(キャロッセ)といった自社ブランド製品を開発・販売すると同時に、自動車メーカーから有名パーツショップのOEMも生産する国内でも随一のパーツメーカーです。
今年の東京オートサロン2023のブースでは、CUSCO(クスコ)の新製品を中心に展開していました。
ブースに展示されたデモカーは4台で、GR86をSUV化したクロスオーバーコンセプトモデルの「GR86 CROSSOVER CONCEPT」、RocketBunny製のボディキットを装着した「CUSCO FAIRLADY Z Rocket Bunny Version」、ダイハツ ハイゼットのハイリフト仕様、さらにスバル インプレッサ22B STiバージョンのレプリカという布陣。
なかでも注目を集めていたのは、「GR86 CROSSOVER CONCEPT」と「CUSCO FAIRLADY Z Rocket Bunny Version」です。
とくに「GR86 CROSSOVER CONCEPT」は、他のメーカーがまだ手掛けていないリフトアップサスペンションを装着。ノーマルに比べて25mm高められたボディに16インチのオールテレインタイヤを組み合わせた姿は、パリダカールラリーでポルシェが持ち込んだ911RSRを彷彿とさせる迫力。
オンロードでの走りを楽しむ86ユーザーのハートも揺さぶられることでしょう。
いっぽう「CUSCO FAIRLADY Z Rocket Bunny Version」は、オーバーフェンダーブームの先駆け的存在で、ネオクラ系のドレスアップでは定番となっているRocket Bunny製のボディキットを架装したもの。
迫力のオーバーフェンダー仕様となったフェアレディ Z(34)には、間もなくリリースされるS-MCBストラットタワーバーをはじめ、サスキットなどクスコの製品が装着されていました。
このS-MCBストラットタワーバーは、走行中に発生する微小な振動やノイズを低減するとともに、スポーツ走行時や高速走行時などのおおきな入力に対してはボディの歪みを抑制し、直進安定性やステアリングレスポンスのアップと走行時の快適性向上が期待できる今年、大注目の製品です。
その他、CUSCO車高調、補強パーツ、サスペンションパーツ、LSDの他2023年最新パーツなども展示され、多くの注目を集めていました。
そんなクスコブースのなかで異彩を放っていたのが、「DAIHATSU HIJET LIFT UP」です。これは、昨今のSUVブームによって軽トラで遊ぶユーザーの要望に応えるカタチで製品化されたリフトアップサスペンションキットを組み込んだもの。
専用のショックアブソーバー、スプリング、延長ホースで構成されるキットの最大リフトアップ量は40mm!リーフスプリングのリアはブロックを使っているものの、フロントには減衰力30段調整ショックアブソーバーを用い、乗り心地や操縦安定性もしっかり担保されています。