瀬戸田・しおまち商店街の賑わい創出のため「空き物件活用プロジェクト」を始動

瀬戸田・しおまち商店街の賑わい創出のため「空き物件活用プロジェクト」を始動

株式会社Staple(代表取締役:岡 雄大)の子会社である株式会社しおまち企画(代表取締役 :小林 亮大)は、しおまち商店街を活性化するプロジェクトとして、店舗と住宅兼宿泊が一体化した建築ユニット「ショップハウス」の開発を始動しました。プロトタイプとなる2棟の開発資金として、株式会社JR西日本イノベーションズと複数の地域事業者から資金調達を実施。まずは2棟を皮切りに、瀬戸田で10棟を超える規模感での開発を目指して資金調達を継続的におこなっていきます。

(左) Azumi Setoda/(中央左)SHOP HOUSE 新築型/(中央右)SHOP HOUSE リノベーション型/(右)SOIL Setoda

  • しおまち企画について
株式会社しおまち企画は、ローカルに根ざしたまちづくり会社として、2019年より瀬戸田での事業を行ってきました。過去3年にわたり、尾道市・せとうちDMOと共同開催をしてきた「しおまちとワークショップ」では、しおまち商店街の皆様、地域の方々、地域内外の事業者とともに、瀬戸田をよりよいまちにするための議論を重ねてきました。そのワークショップでの議論から生まれたのが、2021年4月瀬戸田港の目の前に開業した「SOIL Setoda」です。「街のリビングルーム」というコンセプトを掲げ、日々国内外の観光客や地域住人の方々をお迎えしています。
 

参考リンク:「住みたい街しおまち」プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000070170.html
 

  • なぜやるのか
2021年3月のAzumi Setoda(旅館)、2021年4月のSOIL Setoda(複合施設)の開業を起点とした瀬戸田の盛り上がりは旅行客だけでなく、まちづくりの観点でも注目されています。上記施設のある瀬戸田港周辺、昔から観光地として知られる耕三寺・平山郁夫美術館のあるエリアはより一層の賑わいをみせていますが、商店街全体では空き店舗が目立つのが現状です。

こういった状況には、設備の老朽化に伴う空き家再活用の難化や、空き店舗の第三者への貸出が進まないといった課題が起因しています。さらには、移住者増加に伴う住宅供給不足など、近年新たな課題も現れています。しおまち企画が参加したしおまちとワークショップでは、空き物件の活用を地域活性化に向けた最優先課題と捉え、今回のショップハウスプロジェクトの構想が生まれました。
 
  • どうやるのか
そのような課題と向き合うべく、以下の3つのポイントを軸に商店街を起点としたまちづくりを実行していきます。

(1) 小規模不動産の開発を面で展開していく
ある地点だけを集中的に開発するのではなく、商店街を広く使いながら複数の場所で開発を進める

(2) 商店街の店舗にさまざまな事業者を誘致することで多様性を生み出す
パン屋や惣菜屋など商店街になかったお店ができ、食事のジャンルやお土産のバリエーションを多様化することで、国籍を問わず、地域内外、老若男女にとって魅力的な商店街にする

(3) まちの関係人口を増やすための受け入れ態勢を整える
瀬戸田という土地や人々に魅力を感じ、積極的にまちに関わろうとする「まちの関係人口」を増やす仕組みとして、各棟の2階部分には中長期滞在もできる水回り・キッチン付きの客室を完備

中長期的には、瀬戸田でのショップハウスの開発を事例をもとに、瀬戸田と同様の課題を抱える地域へのショップハウスの展開・情報共有などもおこなっていく予定です。
 
  • ショップハウスプロジェクトの詳細
上記の3つのポイントに基づき、地域に賑わいをもたらす新しい仕組みとして建築ユニット「ショップハウス」を開発し、商店街で展開していきます。

2025年までに空き家のリノベーション型と新築型を合わせて、合計10棟のショップハウスの開発をしおまち商店街近辺にてオープン予定。その第一弾として、SOIL Setodaの隣にて、ショップハウス1号(リノベーション型)・ショップハウス2号(新築型)の開業を来年春〜夏頃に予定しています。 

SOIL Stay室内のイメージ

ショップハウスは、1階部分は店舗、2階部分は中長期滞在者をメインターゲットとした宿泊施設「SOIL Stay」として運営を行っていきます。

SOIL Setodaに隣接する空き家を活用するショップハウス1号では、1階の店舗部分に栄養のあるおかずを取り揃えた惣菜屋を自社運営にてオープン。今後は外部からも事業者を誘致し、賃借をすることで、多様な店舗と人が共存する商店街にしていきます。また、2階の「SOIL Stay」は、中長期滞在者やリピーターの旅人が瀬戸田の滞在の拠点にできる場所として整備するともに、今後増える宿泊需要にも対応していきます。
 

  • 建築へのこだわり
瀬戸内地域内での資源・アイデア・リソースの共有を推進する取り組みとして、西粟倉村・森の学校と提携します。岡山県の西粟倉村は「百年の森林構想」を掲げ、2008年から村ぐるみでの森林再生と地域再生に取り組む地域。株式会社西粟倉・森の学校では、木を植えて育ててきた人たちの想いと共に木材を届けることを目指し、木材の加工流通事業を手掛けています。ショップハウスの建築では、西粟倉で伐採、製材された木材を使用します。また、ショップハウスの外壁で使用する焼杉は、地域連携の証として、当プロジェクトに関わる瀬戸田のメンバーと西粟倉・森の学校のメンバーと共同で杉を焼くワークショップを実施予定。

ショップハウス1号(リノベーション型)・ショップハウス2号(新築型)の設計は、国内外でカフェやホテル、住宅など様々な空間のデザインを手がけるPuddle Inc.が担当。

「新築型は多様な土地条件にできる限りフィットする前後左右に顔を持ち得るユニットを開発していく。 またリノベーション型は通りに対して直行する新たな路地を形成することで、商店街にヒト、コト、モノがミックスする状況を描いております。」
<Puddle Inc.:加藤 匡毅>
 
  • ショップハウスへの思い
「昨年春のAzumi、yubune、SOIL Setodaの開業を皮切りに見える化されてきた商店街の活性化がより商店街全体に広がり、定着をしていくためにも、この盛り上がりの勢いのまま、ショップハウスプロジェクトを取り組んでまいります。このまちに住むいち生活者としても、ショップハウスを通じて今後商店街に多様な店舗や人材が新たに入ることで、瀬戸田での生活がより住みやすく、豊かになることを期待しております。」
<しおまち企画 代表取締役:小林 亮大>

「全国津々浦々、面白い取り組みをしている地域に訪れる機会を多く頂きます。しかし、その前衛的な取り組みとは裏腹に商店街や市街地のシャッターが閉まっている景色を見ることもしばしばです。そんな街の姿(瀬戸田を含み)を見かける度、数店舗でもシャッターが上がり、灯りがともっているだけでも街の印象が変わるのに!と思ってしまうのですが、ショップハウスはまさに地元の方々や移住者のためにより豊かな生活基盤の提供や、目に見える人の営みを景色として作っていきたいという思いをもって始めたものですが、この店舗と客室のユニットは今後他の地域でも必要になるのではないかと考えます。『ショップハウスが展開する先は地域が元気になるね』と言われる事を目指します。」
<Staple 代表取締役:岡 雄大>

プロジェクトの資金調達について
現在瀬戸田で開発中のショップハウスプロジェクトへは、これまでも「しおまちとワークショップ」や「電動レモンバイクの普及」で手を組んできたJR西日本イノベーションズ(JR西日本グループ)をはじめ複数の地域事業者から資金調達を実施しました。目標金額の全額が集まった段階で、すべての投資家の方々を載せたプレスリリースを配信する予定です。今後もしおまち企画はショップハウスの開発ならびに当社のまちづくり事業の拡大を目的とした資金調達を継続して実施してまいります。

問い合わせ先
株式会社しおまち企画:info@shiomachi.jp

商品詳細