【ALPINA(アルピナ)】東京モーターショーでワールドプレミアとジャパンプレミアを発表!【TMS2019】

TMS2019 BMW アルピナ B3 Limousine Allrad 4WD

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日本におけるアルピナ1号車であるB7 Turboの上陸から40年という節目の年の東京モーターショーに展示されたのは、ワールド・プレミアとジャパン・プレミアそれぞれ1台を含む4台のニューモデルです。

なかでも注目のBMW アルピナB3リムジンと、BMW アルピナXD4を紹介しましょう。

写真・宮越 孝政

CarMe編集部

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BMW ALPINA B3 Limousine Allrad
BMW ALPINA XD4 Allrad

BMW ALPINA B3 Limousine Allrad

今回、ワールドプレミアとなったB3リムジンのパワーユニットは、2019年デビューのX3MとX4Mに積まれたS54型3.0L直列6気筒エンジンに、ビターボチャージングシステムを搭載したもの。

そのパフォーマンスは、最高出力340kW(462PS)/5,000-7,000rpm、最大トルク700Nm(71.4kgm)/3,000-4,250rpmというもので、0-100km/h加速3.8秒、最高速は303km/hに達します。

これ組み合わせられるミッションは、ZF製のアルピナ・スウィッチ・トロニック付き8速スポーツ・オートマチックで、ステアリング裏のスウィッチ・トロニックボタンでマニュアル操作も可能。シフト特性はモード変更によって快適にもダイナミックにもドライバーの好みに応じて選ぶことができます。

またローンチコントロール機能は、0-200km/h加速に合わせて設計。見えないところでは、エンジンのハイパフォーマンス化に合わせて、インタークーラーの大容量化や、アンダーボディーにNASAダクトを設置するなど、クーリングシステムが強化されています。

サスペンションは、アルピナ独自のピボット・ジョイントによってフロントのキャンバーにネガティブ設定を増加。さらにスプリング・バンプストッパーと大型のスタビライザーなどを交換し、バランスの取れた乗り心地とハンドリングを獲得しました。

駆動方式はBMWのxDriveをベースにしたAWDで、リヤには電子制御式アクティブLSDを装備。左右後輪のトルク差を制御することでトラクションを高め、駆動力のロスを抑えています。

フロントの足元でブルーに輝くブレーキキャリパーはアルピナオリジナルの4ポッド、組み合わせるブレーキローターは395mm。リアは、フローティングキャリパーに345mmのブレーキローターがセットされています。

機能とデザインを融合させたエクステリアは、ALPINAロゴがあしらわれた大型のエアインテークを備えたフロントスポイラーと、5✕4スポークのデザインが美しい20インチ(オプション)のアルピナダイナミックホイールが特徴。美しいブルーのボディカラーは、アルピナ専用カラーとなっています。

BMW ALPINA XD4 Allrad

2019年春に公開されたXD3に次ぐ、第2段のSUVモデルがXD4です。

ジャパンプレミアとなったXD4の心臓部は、3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンに、4基のターボチャージャー(クワッドターボ)を備え、最高出力285kW(388PS)/4,000-5,000rpmと最大トルク770Nm(78.5kgm)/1,750-3,000rpmをそれぞれ発生。

これは、すでに販売されているXD3のビターボエンジンよりも、最高出力で40kW、最大トルクで70Nmも高い数値です。その結果、4.6秒という0-100km/h加速と、278km/hの最高速度を実現するというスポーツカー並のパフォーマンスが、クーペSUVに与えられることになりました。

駆動方式は、BMWのxDriveをベースとしたAWD。トランスミッションは、アルピナ・スウィッチ・トロニック付き8速スポーツ・オートマチックとなります。

サスペンションには、減衰特性をスイッチひとつで調整可能な電子制御ショックアブソーバーを採用。スプリングには、よりハードなスポーツショートスプリングを採用して、低重心化することにより、ハンドリングとエアロ・ダイナミクスの最適化を図っています。

さらに電子制御のステアリングラックは、アルピナが独自に調整した可変ステアリングギヤレシオを適用。フロントのキャンバーを再調整し、すぐれたハンドリングを実現しています。

エンジンのパワーアップのみならず、こういったトータルパフォーマンスの向上がアルピナの魅力であり、BMWがアルピナ社に信頼をおいている理由なのです。

エクステリアは、クーリング性能向上のために大きくされたフロント開口部と、リアのデフューザーおよびスポイラーがオリジナルX4との識別点です。それほどクルマに詳しくない目にはオリジナルと変わらない印象を受けるかもしれません。

一方インテリアは、赤い指針を組み合わせたブルーのメーターパネル、特別なレザーにブルーとグリーンのステッチが施された手仕上げのアルピナスポーツステアリングホイール、ドアシルプレート、シートバックのアルピナメタルエンブレム、製造番号を刻印したアルピナプロダクションプレートなど、しっかりとアルピナらしさを主張します。

クーペSUVのスポーツ性を大きく引き上げると同時に、あらゆる質感も向上させたアルピナXD4の日本でのデリバリーは、2020年春を予定しています。
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