ポルシェ タイカンの発売に合わせて150kW急速充電器を国内に設置

EVスーパースポーツの皮切り的な存在になるポルシェ タイカン。インフラも同時に整備し、スタートをより盤石にしています。

Chapter
「タイカン」の日本導入に向けたインフラの概要を発表
タイカンのテストは最終段階に
チャデモ対応急速充電器を導入

「タイカン」の日本導入に向けたインフラの概要を発表

ポルシェ タイカン

ポルシェジャパンは、EVスポーツモデル「タイカン」の日本導入に向けたインフラの概要を発表しました。タイカンは2019年9月初旬にワールドプレミア、2020年の日本販売開始を予定。インフラの整備にあたっては、日本初となる大電力の急速充電器を全国に整備します。

ポルシェがフルEVのスポーツモデル「タイカン」の開発と発売を発表したのは2018年6月。詳細はまだ未公表ですが、2基のモーターを搭載し、パッケージ全体の出力は600psを発生。0-100km/h加速は3.5秒以下を実現しています。EVで一番の課題でもある後続距離については500km以上となり、速さも実用性も兼ね備えた次世代スポーツEVとなることは間違いありません。

タイカンのテストは最終段階に

ポルシェ タイカン

今回の発表でポルシェは、タイカンのテストが最終段階に入ったことも発表。スカンジナビアや南アフリカといった極限の気候下で、走行性能はもちろんバッテリーの充電テストも実施。ポルシェの内燃エンジン車と同様の厳格なプログラムが行われています。タイカンのテストの主な項目は以下の通りです。

・総走行距離…約600万km(うち200万kmは耐久走行試験)
・実施国…米国、中国、アラブ首長国連邦(UAE)、フィンランドを含む世界30ヶ国
・気候…マイナス35度~50度
・湿度…20%~100%
・標高…海面下85m~海抜3,000m
・充電サイクル…10万回以上(世界中の様々な充電技術を使用)
・開発チーム…約1,000名(テストドライバー、エンジニアなど)

チャデモ対応急速充電器を導入

ポルシェ タイカン

EVの発売と走行において、とても重要なのが充電設備。言うなれば“EVのガソリンスタンド”です。現在の日本では、急速充電器の規格として「CHAdeMO(チャデモ)」が普及(家庭用や一般用は除く)し、各EVモデルに導入。チャデモに対応した急速充電器の設置場所は、高速道路のSAや道の駅、コンビニ、一部カーディーラーなどに設置されています。

タイカンはこのチャデモに対応し、全国での急速充電が可能となります。さらに、より充電時間を短縮した大電力のチャデモ対応急速充電器をポルシェジャパンが導入。150kWという日本初の大電力の急速充電器で、全国のポルシェセンターと公共施設に設置されます。この急速充電器は30分以内でタイカンのバッテリーを0から80%まで充電可能。

実際にはバッテリー残量を0%まで使い切ってから充電するということは稀なので、30分以下という非常に短かい時間で、十分に走れる電気を充電できます。タイカンの発売も楽しみですが、肝心な充電設備の増強も同時に行うポルシェ。タイカンを皮切りに、EVの新たな時代が始まると言えそうです。