アキュラ、新型RDXが誕生!注目すべき点はここだ!

アキュラ RDX 2018

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アキュラの人気SUV RDXがフルモデルチェンジを行い、2018年度中に北米でリリースすることをニューヨーク国際オートショー2018にて発表しました。

アキュラは、ホンダが海外で展開している高級車チャンネルです。今回は、新型RDXの注目点を見ていきます。

文・吉川 賢一

※ 2018年4月時点

吉川 賢一|よしかわ けんいち

モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。

吉川 賢一
Chapter
新型RDXの注目点は?
エクステリアのポイントは?
インテリアのポイントは?

新型RDXの注目点は?

2018年に発売となる新型RDXは、3代目のモデルです。初代は、2006年に発売開始。ターゲットは、都会に住むヤングプロフェッショナル層で、エントリープレミアム クロスオーバーSUVというコンセプトを提案していました。

当時、このカテゴリーではレクサス RX350などのプレミアムSUVがヒットしており、RDXはアキュラがトレンドに乗ろうと出したモデルでした。

北米では、小型プレミアムSUVに分類され、BMW X3、Audi Q3、メルセデス GLクラス、日本車系だと、インフィニティ QX50、レクサス NXなどがライバルになります。

最新のアキュラのデザインキーワード「アキュラ プレシジョン コンセプト」や、「アキュラ プレシジョン コックピット」に基づいて開発された新型RDXは、3モーター式のハイブリッドシステムを搭載。2.0Lの直噴VTECターボエンジンと、10ATが採用されています。

駆動方式は、NSXおよびレジェンドにも搭載されているホンダ自慢のSH-AWD。4輪のトルクベクタリングによって、安定しつつもキレのあるハンドリングが期待できます。

エクステリアのポイントは?

アキュラのデザインコンセプト「アキュラ プレシジョン コンセプト」にならい、ヘッドライトにはジュエルアイヘッドライトを採用しています。小型のライトが片側に7つ配置されるヘッドライトユニットは、切れ長でありながらアウトサイドが下がった形状で、かなり特徴のあるフェイスとなっています。

ボディサイドは、クロームのラインがフロントドアからリアハッチまでつながるように配され、リアフェンダーに刻まれたプレスラインと合わさり、空気が流れるような形状となっています。

ドア下部にデザインされたラインも特徴的です。居住スペースの厚みは2代目に比べて減らされたように見えますが、サイドシルとルーフのラインの効果によって生み出された印象のようです。

19インチタイヤを履くベースモデルの他に、20インチタイヤも設定されています。

インテリアのポイントは?

最大のポイントは、ナビゲーションモニターから下方につながるセンターコンソール。高い位置に各種コントロールダイヤルが配置されており、運転中の視線移動を減らす工夫がなされています。タッチパッド操作を行うことが可能で、使い勝手を向上させました。

画像の「A-Spec」というスポーツグレードにおいては、エクステリアはもちろん、ステアリングホイール上に専用のロゴが入る力の入れよう。ホールド性の高そうなスポーツシートも、RDXのスポーティな雰囲気を、さらに盛り上げてくれています。
2018年4月現在、日本国内ではアキュラの正規販売はしていません。ホンダとして発売する可能性はありますが、かの国ではエントリークラスに位置するクロスオーバーSUVとはいえ、国内では大型SUVにカテゴライズされます。

このサイズ感が抵抗となり、日本では販売台数はさほど望めないかもしれませんが、マツダのCXシリーズをはじめ、トヨタのハリアーなど、トップ集団の牙城を崩すことになれば、非常に面白いことになりそうですね。
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