ホンダ S660は2022年3月に生産終了【随時更新】

ホンダ S660は、ホンダが開発・販売する軽自動車規格の2人乗りオープンスポーツです。高い旋回性能にこだわり、駆動方式にミッドシップエンジン・リアドライブ（MR）レイアウトが採用されるとともに、手軽にオープンエアドラインビングを楽しめるよう、脱着式ソフトトップ「ロールトップ」が装備されています。

ラインアップは、スポーツファブリックシートが標準の「B（ベータ）」、本革巻ステアリングホイール、クルーズコントロールなどが装備されている「a（アルファ）」が設定されています。エクステリアは「次世代電動スモールスポーツコンセプトモデル」として2011年の第42回東京モーターショー2011で公開された「Honda EV-STER」をもとに軽自動車用に再デザインし、2013年の第43回東京モーターショー2013で公開された「Honda S660 CONCEPT」のイメージを受け継ぐデザインとされています。

そんなホンダ S660ですが、2015年に初登場し、フルモデルチェンジは行われず、2022年3月をもって生産終了となります。

S660は、ホンダ社内の企画が原案となった2シーターオープンスポーツカーで、2015年に発売されました。

脱着式ソフトトップのロールトップを備えたオープンボディで、ロールトップをはずした状態でもシート背後のロールバーが残るタルガトップ風のデザインが採用されています。シャシーはミッドシップエンジン・リアドライブレイアウトの採用により前後重量配分を45：55とし、慣性モーメントの最小化とトラクション性能の向上が図られました。

エンジンは、N-BOXをはじめとするNシリーズに搭載されるS07A型ターボエンジンをベースに、新設計のターボチャージャーを採用した改良型を搭載します。2018年には一部仕様変更が実施され、同時にコンプリートモデルModulo Xが追加されました。Modulo Xは、熟練のエンジニアがベース車両の走行性能、質感、デザインに匠の技を注いで完成させるコンプリートカーブランドで、S660 Modulo Xはシリーズ第5弾に該当します。2代目のS660は、2021年頃の登場が予想されます。