【TAS2020】30台が百花繚乱!東京オートサロン2020はジムニー祭り!?

TAS2020 ジムニー

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1月10日から開催されている東京オートサロン2020は、初日から多数の来場者が訪れ、会場の幕張メッセは大変な熱気で満ちています。個性あふれる数々のカスタムカーの中でも、来場者の熱い視線を集めているのがジムニーとジムニーシエラ。昨年よりさらに進化したカスタムジムニーを、一挙にご紹介します。

文/写真・山崎 友貴

山崎 友貴|やまざき ともたか

四輪駆動車専門誌、RV誌編集部を経て、フリーエディターに。RVやキャンピングカー、アウトドア誌などで執筆中。趣味は登山、クライミング、山城探訪。小さいクルマが大好物。

山崎 友貴
Chapter
スフィアライト+リバティウォーク
JAOS
スズキ
Tスタイルデザイン
ノブレッセ
プロスタッフ
Kブレイク(ジムライド)
KLC
エアロオーバー
カースタイル
ヴァルド
アウトクラス
横浜タイヤ+コンドーオート
オカダエンタープライズ(OEP)
ショウワガレージ
ダムド+アピオ
クリスタルアイ+津田レーシング+ボディショップキクタ
トラスト
ハイブリッジファースト
N’sステージ
くるまドットコム

スフィアライト+リバティウォーク

Gクラスを彷彿させるスタイリング

ライトメーカー・スフィアライトのブースに展示されていたのは、エアロメーカーであるリバティウォークとコラボで造ったJB74。このエクステリアキットは、メルセデスベンツ・Gクラスそっくりにジムニーを変える「G mini」という商品。これにスフィアライトのLEDヘッドランプとデイライトをインストールし、ラグジュアリー感をアップさせています。

JAOS

メーカー純正なみのクオリティが光る

4WD&SUVパーツの老舗メーカーであるJAOS。自動車メーカー純正のオプションも造っているだけあって、その製品はボディとのマッチングの良さが身上です。ジムニー用のバンパーやフェンダーガーニッシュ、そしてスキッドプレートの完成度は、他の商品を寄せ付けません。今回のショーでは、リアバンパーの完成市販バージョンが装着されているので、特にチェックです。

スズキ

自動車メーカーとして提案するジムニーの形

スズキが壇上に飾ったジムニーシエラは「マリンスタイル」と名付けられた参考出品車。ポップルーフにロッドケース、シャックル付きのスキッドガード、そして防水性をもったインテリアなど、遊び心に溢れた仕様になっています。もちろん、このカスタムカーが発売される予定はありませんが、アイテムによっては純正オプションで発売する可能性もあるんだとか。ちょっと気になる1台です。

Tスタイルデザイン

複数ブランドのパーツでどっしりとしたカスタム

Tスタイルデザインのブースに展示されていたJB74は、ハイブリッジファースト製のバンパーセットにESB製オーバーフェンダーとバッドフェイスパネル、そしてサスペンションを装着。さらにルーフにはアルドア・ルーフテントを装着し、アウトドアレジャー志向に仕上げています。ポイントは、現在トレンドになりつつあるリアラダーとキャリアラック。ジムニーの雰囲気を手軽にヘビーデューティにすることができます。

ノブレッセ

有機的な形状のバンバーが不思議な魅力を醸し出す

ホンダ車などのカスタム・チューニングを手がけるノブレッセは、自社のユーチューバー「aya」さんがプロデュースしたJB74を出品。同社オリジナルのフロントバンパーやサイドステップカバー、そしてオーバーフェンダーが装着されています。中でもフロントバンパーは有機的な妖しい形状で、他ブランドにはない個性を放っています。さりげなくタイヤにBFグッドリッチのインスタントホワイトレターを貼ったのも、ポイントのひとつ。

プロスタッフ

Gクラスルックでラグジュアリー感をプラス

ジムニーで定番のカスタムとなっているのが、GクラスAMGルックにする手法です。本物のGクラスのカスタムも手がけている同社だけあって、フェイクスタイルでもその完成度は抜群。まるで、Gクラスを縮小したかのようなスタイリングに仕上がっています。同デモカーには3インチアップサスキットが装着されていますが、40㎜ダウンキットも用意されています。

Kブレイク(ジムライド)

正統オフロード派とは逆ベクトルのやんちゃ系カスタム

VIPカーやミニバンなどのエアロを得意とするKブレイクが、ジムライドのブランドでリリースしているジムニー用カスタムパーツ。そのフルコンプリート車がこれ。一見するとオフロード走行を意識した形状にも見えるが、実は迫力重視のデザインとなっているのが特徴です。ジムニーのオフロードテイストを活かしつつも、ストリートで個性を発揮するちょい悪なカタチです。

KLC

軽自動車のエアロを手がけるKLCの意欲作が、「ジムニーガール」と「チャラ・ジムニー・ポンポーン!」と名付けられた2台。ジムニーガールは、“かわかっこいい”と女性に人気のジムニーを、さらに女性向けにカスタム。どこか懐かしさを感じるスタイルに仕上がっています。チャラ・ジムニー・ポンポーン!は、名前こそチャラいですが、そのスタイリングは60年代のサーフシーンを彷彿させるもの。懐かしいアメ車の香りを、現代風にアレンジしています。

エアロオーバー

G63を完コピできるフルエアロキットに注目

コンパクトカーのカスタムをメインにしているエアロオーバーも、ジムニーをGクラス化する手法をチョイス。AMG G63をモチーフにデザインしたエアロパーツ「G62エアロパーツフルセット」を付ければ、もはやG63にしか見えません。G62というネーミングセンスもさることながら、細部までしっかりと作り込んだクオリティにも脱帽です。

カースタイル

オフロードテイストをしっかり押さえたドレスアップパーツ群

オフロード4WD系のカスタムを得意とするカースタイルからは、2台のカスタムジムニーが出品されていますが、特に注目なのが「大人ジムニー」。オフロードを走らないユーザーでも、思わず付けたくなるようなスタイリッシュな外装パーツが満載。特にジムニーの車幅サイズを変えることなく、迫力あるルックスに変えることができる9㎜ブリスターフェンダーは、秀逸なデザインと言えます。

ヴァルド

老舗エアロメーカーが手がけた近未来風ジムニー

レイズのナンバーが付いたこのジムニーシエラは、ヴァルドのエアロパーツを纏った1台。シエラのボディ面のすべてにパーツを装着し、まったくノーマルボディとは異なるカタチを創り上げています。特にフロントバンパーの複雑な造形は見事なもので、20年後のジムニーシエラはこうなっているのではないかと思わせてくれるほど。エアインテークが設けられたボンネットも、SFを思わせる魅力的なカタチに仕上がっています。

アウトクラス

懐かしさと新しさが1台の中で融合

四国のジムニーチューナー・アウトクラスが手がけたジムニーシエラは、不思議な魅力に溢れています。60年代の4WD車を思わせるレトロなグリルが付いているかと思えば、現代的な造形のウインチ内蔵フロントバンパーが装着されているなど、不思議な魅力とバランス感を持った1台です。ボディのガードを兼ねたオーバーフェンダーも魅力的なデザインです。

横浜タイヤ+コンドーオート

柔らかい造形は老若男女のジムニーユーザーを魅了

横浜タイヤのブースは毎回、大胆な車両展示が特徴ですが、今回もハイラックスの荷台にジムニーを載せてしまうという展示で来場者の目を奪っています。一見するとノーマルジムニーのように見えますが、実は九州のジムニー専門店・コンドーオートが手がけたコンプリートカー。K3 ZEROというブランド名でリリースされているエクステリアパーツは、非常に繊細なラインでデザインされています。性別年齢を問わず、多くのジムニーファンを魅了するカタチと言えるでしょう。

オカダエンタープライズ(OEP)

あの近未来SF映画を彷彿させるパトカー仕様ジムニー

会場に並んだ多数のカスタムジムニーの中でも、特に個性が炸裂していたのが、オカダエンタープライズのジムニー。GクラスルックのG miniエアロキットは昨年の出展車と同じですが、それをさらにパトカー仕様にブラッシュアップ。赤色灯はともかく、ボンネット上のスーパーチャージャールックのフェイクパーツが男心をくすぐります。

ショウワガレージ

ジムニーの定番モディファイながらそのセンスは抜群

現行型のジムニーが登場した年には、すでにメインとなるパーツは完成させていたショーワガレージ。独自の感性で造られたオリジナルパーツは、どれもジムニーをセンス良く見せてくれます。ジムニーカスタムのビギナーでも、安心して手が出せる商品となっています。リフトアップ量やタイヤチョイスなど、参考になる1台です。

ダムド+アピオ

レジェンドな2台の4WDをモチーフにした新提案

昨年のダムドは、Gクラスルックとディフェンダールックのジムニーでカスタム業界の話題をさらいましたが、今回はまったく違うアプローチの2台を出品。その名は「ドロンコ」と「ザ・ルーツ」。ドロンコは、60年代から70年代にかけて販売された初代のフォード・ブロンコをモチーフにしたカスタムで、特にその特徴はグリル付近に表れています。

直線的なバンパーも、クラシックなスチールバンパーを彷彿とさせます。もう1台の「ザ・ルーツ」は初代ジムニー・LJ10型をリスペクトしてデザインされています。グリルデザインに加えて、車両後部を幌調に塗装してあるところなど、実に芸が細かいカスタムです。

クリスタルアイ+津田レーシング+ボディショップキクタ

3社のコラボで生まれた究極のジムニーシエラ

このオフロード仕様のジムニーシエラは、灯火をクリスタルアイ、サスペンションは津田レーシング、そしてエクステリアのカスタムをボディショップキクタが担当するという贅沢な1台です。ジムニーシエラのカスタムとしては非常にベーシックな手法を使っており、このようにモディファイするというお手本のような内容になっています。とは言え、4インチアップのサスペンションは現行型のシエラでは珍しく、特に大径タイヤを履きたい人向きと言えるでしょう。

トラスト

見た目もさることながら中身をチェックしたいジムニー

トラストと言えば、スープアップチューニングの名門。実は先代モデルから、ジムニーチューニングを積極的に行っています。外装パーツはカースタイルのものを使っていますが、サスペンションや吸排気系パーツはトラスト製。観る時は、ぜひボンネットを開けてエンジンルームをチェックさせてもらいましょう。

ハイブリッジファースト

ワークスなみの高クオリティなパーツを満載

ジムニー業界では大注目のチューナーであるハイブリッジファースト。そのパーツはどれも徹底的にこだわりぬいて造られた機能部品ばかりで、実戦向けです。カスタムと言うよりは、チューニング。そのまま競技に出ても遜色のない実力を持った1台です。

N’sステージ

高いプロデュース能力で創り上げた2台のジムニー

東北地方でメジャーなジムニーショップと言えば、N’sステージ。同社のブースには数台のジムニーが並んでいるが、中でも目を惹いたのがこの2台でした。1台はアメリカで行われたSEMAショー2019にも出品された、ピックアップトラックシエラのリトルモンスター“サムライ”。

ヴァルドのパーツを上手くアレンジした逸品です。もう一台は、フィッシングツールブランドのソウルとコラボしたジムニーシエラ。こちらはオーストラリア製のHAMERのフロントバンパーやヴァルドのエクステリアパーツをコーディネートして、いかつい雰囲気に仕上げています。

くるまドットコム

80年代クロカン4WDの雰囲気が懐かしく新しい

歩行者保護性能などの安全性が求められる昨今ですが、くるまドットコムのジムニーとジムニーシエラは、どちらもスチールパーツを多用しているのが特徴です。ゴツい形状のバンパーやグリルガード、ライトバーは、まさに80年代に流行したクロカン4WDのカスタムアイテム。樹脂製パーツが多い今だからこそ、キラリと光る新しさを持っています。
ここでは取り上げることが出来なかったジムニーもまだまだたくさんあります。ジムニーオーナーの方やこれからジムニーオーナーになる方は、ぜひ一度、会場まで足を運んでみてください。
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