日産 フロンティアも日本上陸なるか!? トヨタと日産のピックアップ事情

日産 フロンティア 2016

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2017年9月、日本では13年振り復活したトヨタ 新型ハイラックスの販売が好調のようです。これを受け、もしかしたら?と思われるのが、日産 フロンティアの日本導入です。その可能性はあるのでしょうか?
Chapter
新型ハイラックスの納期は半年待ち!
新型ハイラックスの人気の秘密は?
まるで双子!トヨタと日産のピックアップ事情
日産が日本でピックアップを販売する可能性は?

新型ハイラックスの納期は半年待ち!

2017年9月、トヨタはハイラックスを13年ぶりに日本導入しました。1ナンバーの大型ピックアップでありながら人気は高く、2017年10月現在、東京地区のトヨタ店では納車まで4~5ヶ月待ちとのこと。

納車までを詳しく説明すると、受注後にオーダーをタイの工場に流し、そこから生産、輸出、そして入管手続きを経て、各販社に届けられるまでが4ヶ月。その後、納車準備に入るので、最終的に5ヶ月程度を見込んでいるそうです。いまから頼んでも、今冬には間に合わず、納車は2018年3月末ごろの予定です。

さらに輸入車のため、各都道府県の販社に割当台数がすでに決まっており、比較的納期が速いとされる東京地区で4~5ヶ月待ちなので、地方での納期はさらに長期化することが予想されます。

新型ハイラックスの人気の秘密は?

新型ハイラックスの人気の秘密を、考えてみました。

第1に、個性的な車両であること。ピックアップはレジャー、農林、建築など、用途が限定されます。それでも日本では十年以上途絶えていたピックアップは、個性的です。

第2に、威風堂々たるサイズ。大柄で狭い道路での取り回しには苦労しそうですが、そんな弱点を補って余りあるスタイルに魅了される方も多いでしょう。

第3に、経済性の高さ。1ナンバーなので毎年車検ですが、最大積載量が500kgのため、自動車税が格安です。また毎年車検を受けるということは、故障も深刻になる前に発見しやすく、修理代金も抑えられる可能性があります。さらにディーゼルエンジンなので、燃料費も格安です。

第4に、ピックアップユーザーの代替需要。先代ハイラックスは2004年に販売終了しているので、今年で13年目。ちょうど自動車税が高くなる時期です。そんな絶好のタイミングで再導入された新型ハイラックスに、飛びついたユーザーも多いことでしょう。

この人気市場に、他社が参入しないとは思えません。

まるで双子!トヨタと日産のピックアップ事情

じつは日産のピックアップ事情は、トヨタと似ています。かつての日産 ダットサントラックは、2002年に販売を終了し、その後15年間、日本市場向けの日産製ピックアップは空位のままです。しかし海外市場では、トヨタ同様、北米でフルサイズピックアップのタイタンや、ハイラックスと同クラスのフロンティアを販売していました。

現行型NP300 フロンティアは3代目で、初代はダットサントラックの北米仕様。現在ではメキシコの工場で生産され、南米でも販売されています。そのNP300 フロンティアのタイ仕様車がNP300 ナバラで、タイの工場で生産されています。

以前の日産は、日本でもピックアップを販売していたこと、ダットサントラックの販売終了から15年が経過すること、現行型NP300 フロンティアやNP300 ナバラがダットサントラックの後継車であること、NP300 ナバラの生産拠点がタイであることなど、トヨタ ハイラックスと事情が似すぎています。

日産が日本でピックアップを販売する可能性は?

あまりによく似たトヨタと日産のピックアップ事情。国内に一定数存在するダットサントラックユーザー、また新型ハイラックスの人気ぶりを考えると、先代ダットサントラックの代替車として、タイから現行型NP300 ナバラを輸入する可能性はあるのでは?と考えても、不思議ではありません。

では、もし日本にもNP300 ナバラなりフロンティアを導入するとしたら、どのような条件が考えられうのでしょうか?

筆者は、新型ハイラックスの人気ぶりが継続することだと考えます。現在の納車4~5ヶ月待ちは、新車効果と代替需要によるものと分析しています。2018年春以降も、納期の長期化が続くようなら、日産も日本市場にピックアップ導入を検討するのではないでしょうか。

NP300 ナバラ

日産 フロンティア

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