馬力や走行性能は!? 新型LS500hはどう変わった?

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2017年3月7日〜19日開催のジュネーブモーターショー2017で、トヨタは新型レクサス LS500hを初披露しました。すでに2016年のデトロイトショーで、ガソリン車のレクサス LS500を公開しているため、興味の中心はデザインよりも新開発のマルチステージハイブリッド。現行型レクサス LS600hと、比較してみました。
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(2017年8月15日)
Chapter
新型LS500h、さらに拡大したボディサイズ
排気量をダウンしたエンジン
普通のセダンからクーペシルエットのセダンへ
和を意識させる内装
新型レクサス LS500hの発売時期は?

新型LS500h、さらに拡大したボディサイズ

現行型と新型の大きな違いのひとつ目は、ボディサイズです。新型はより伸びやかに、より広く、より低くなっています。

項目/車種 現行型LS600h 現行型LS600hL 次期新型LS500h(欧州仕様)
全長(mm) 5,090 5,210 5,235
全幅(mm) 1,875 1,875 1,900
全高(mm) 1,465〜1,475 1,475 1,450
ホイールベース(mm) 2,970 3,090 3,125

新型では、現行型モデルのストレッチバージョンであるLS600hLよりも全長とホイールベースが長く、それでいて全高は25mm抑えられています。全幅は、立体型駐車場の幅ギリギリの1,900mmです。

排気量をダウンしたエンジン

新型LS500hでは、ガソリンエンジンのシリンダー数を2つ減らしたV6に、排気量も4,968ccから3,456ccに縮小されました。それにともないシステム出力も、327kW(445ps)から264kW(359ps)へとダウンしています。

約1,500cc、86psのダウンは少々さみしい感じもしますが、そのスペック差を埋めるのが、マルチステージハイブリッドシステムのようです。

エンジンとモーターの出力制御が可能なマルチステージハイブリッドでは、低速域から高速域まで、常にシステム効率の高い動作点で働くようコンピュータが制御する模様で、優れた加速と十分な最高速をLS500hにもたらしてくれるようです。

新型LSは、GA-Lプラットフォーム、エンジンなどを、クーペモデルのLCと共有しています。

では次に、デザインはどうでしょうか?

普通のセダンからクーペシルエットのセダンへ

新型LS500hを、レクサスがクーペスタイルと呼ぶ理由は、いくつか考えられます。

まずひとつ目が傾斜角のなだらかなCピラーです。ノッチバッククーペのようなシルエットは、現行型LSのリアまわりデザインよりもスタイリッシュです。

そしてもうひとつ考えられるのは、車高の低さです。前述したように新型LSでは、現行型よりも全高が25mmほど抑えられています。これを可能にしたのがGA-Lプラットフォームです。

それによりシート座面も低く設定でき、セダンとして十分な居住性とヘッドクリアランスを確保しながら、低い車高を実現できたと考えられます。

和を意識させる内装

Tをデザインモチーフにしたトヨタ伝統のインパネデザインは、基本をガソリンモデルと共用しながら、ハイブリッドモデルのみ和のテイストを付与しています。

どこが和を感じさせるのか、といえばドアトリムやインパネのオーナメントが折り紙をモチーフにしたデザインになっていることです。

これらの部位に使用される素材は、その道の匠が原型を作成し、それを量産化しています。この部分までハンドメイドだったら、価格はもっと上がっていたことでしょう。

新型レクサス LS500hの発売時期は?

ここまで、ざっと新型LS500hと現行モデルの相違点を紹介してきました。約10年ぶりの全面刷新ですので、他にも進化している部分は、多々あることでしょう。

日本での発売時期は2017年末から2018年初頭。今年の東京モーターショーで日本初公開、2018年の東京オートサロンでFスポーツ発表という流れなのかもしれません。

レクサス LSの購入を検討中の方は、1年ほど待ってみてはいかがでしょうか?
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