アルファロメオに乗る人ってどんな人?アルファロメオを選ぶ理由

アルファロメオ 4C 2016

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欧州車をこよなく愛する人はここ日本でも多いのですが、ことさら「ラテン車」に愛情を注ぐ人も多く存在します。イタリア・フランス車がそれにあたるわけですが、アルファロメオは、その中でも特にコアなファンがいることで知られています。
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熱狂的な「アルフィスタ」を生むアルファの魅力とは…
ラインナップが少々寂しい現在のアルファロメオだが…
国産車にない官能的なエキゾーストサウンド
壊れる、しかしそれすらも愛おしい…

熱狂的な「アルフィスタ」を生むアルファの魅力とは…

アルファロメオの熱狂的なファンは「アルフィスタ」と呼ばれています。このようなワードが誕生してしまうほど、「ハマる人はハマる世界」といえるのがアルファロメオの魅力。

アルファロメオは1910年に誕生した歴史ある老舗ブランド。特に紋章のようなロゴマークが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。これは、ミラノ市章の赤十字と、ミラノのヴィスコンティ家の家紋(人を飲み込む大蛇)を組み合わせたものとされています。

その黎明期より高性能スポーツカーを開発、レースシーンでも活躍しその名声を高めました。かのエンツォ・フェラーリ氏を輩出したと言えば、その歴史的凄みがわかるのではないでしょうか。

近年でもDTM(ドイツツーリングカー選手権)で活躍した155をはじめ、モータースポーツのイメージが強いブランドですが、147、155、156、159といったモデルは4~5ドア仕様となっています。実はアルファロメオには、実用性もしっかりと担保された優良モデルが多く存在するのです。

ファンの中では、中古市場で147、156といった少し前のモデルをチョイスする人が多く、なかには156ばかり乗り継ぐ人もいるほど、まさにハマる人にはハマる世界となっています。


ラインナップが少々寂しい現在のアルファロメオだが…

そのアルファロメオですが、現在はフィアット傘下となっており、そのエンジンなど共通のコンポーネントを活用しています。

現在のラインナップは、

・MITO
・GIULIETTA
・4C
・4C SPIDER

と4車種にとどまっており、156や159のようなセダンモデルのラインナップはなく、選択肢としては少々寂しいところ。しかし、わずか1,050kgの車重に240馬力のエンジンを搭載する4Cは、アルファロメオらしい色気のあるライトウェイトスポーツといえます。

今後は新型モデルとなる「ジュリア」、そして新機軸のSUV「ステルビオ」が、日本に導入されるようなので、続報を心待ちにしましょう。

国産車にない官能的なエキゾーストサウンド

アルファロメオの手にかかったV6エンジンは、素晴らしい官能的なエキゾーストを奏で、その音を愛する人も多い事でしょう。それだけに現在のフィアット製4気筒ターボでは物足りず、かつてのアルファサウンドを求めるというオーナーも多くいます。

同車種を乗り継いでいくことも、この「アルファサウンド」を求めて、というのが理由のひとつでしょうね。

最初は少々奇妙だな、と思うフロントマスクも、気が付くとその巧な造形美に魅せられているかもしれません。筆者もアルファ155があまり好みではありませんでしたが、実車を見て惚れてしまいました…。

壊れる、しかしそれすらも愛おしい…

アルファロメオに限らず、80年代~90年代のラテン車というのは確かに壊れやすい側面があります。

それも仕方ない事で、国産車のように定期点検や整備をしっかり行えるディーラーの存在がないというインフラの問題や、日本特有の四季による気候変化の激しい国では、電装系や樹脂パーツ、ゴム・プラスチック系パーツの劣化が出やすいのも事実。

しかしアルファロメオの紋章に魅せられた人にとっては、それすらも些末な問題であり、「アルファでなければダメ」という拘りを持ってしまう、魔法のような魅力があるといえるかもしれませんね。

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