近いようで遠い?スバルのレヴォーグとインプレッサを比べてみました。

スバル レヴォーグ

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スバルのレヴォーグとインプレッサ。4代目インプレッサと同じプラットフォームを使って企画されたレヴォーグは、いわばインプレッサの兄弟車種ですが、それぞれのテイスト、訴求層には違いがありそうです。この2台を比較してみましょう。
Chapter
素の魅力があるインプレッサ
スポーツテイストの強い質実剛健な魅力のレヴォーグ
レヴォーグ、インプレッサそれぞれの車格は?
インプレッサか、レヴォーグか…

素の魅力があるインプレッサ

現在、インプレッサと名乗るモデルは、スポーツワゴンの系譜を引き継ぐインプレッサ スポーツと、セダンのインプレッサ G4。これまでフラッグシップであったスポーツモデルのWRXと、RVテイストのXVは、それぞれ独立したモデルとなっています。

それにともないインプレッサのエンジンは、1.6Lと2.0Lの水平対向4気筒エンジンになりました。

最新インプレッサのスペックをチェックしてみましょう。

■インプレッサ G4/スポーツ 2WD仕様

・1.6L
最高出力:85kW(115ps)/6,200rpm
最大トルク:148Nm(15.1kgm)/3,600rpm
JC08モード燃費:18.2km/L

・2.0L
最高出力:113kW(154ps)/6,000rpm
最大トルク:196Nm(20.0kgm)/4,000rpm
JC08モード燃費:17.0km/L

価格
・1.6L…1,922,400円(AWD:2,138,400円)
・2.0L…2,160,000-2,376,000円(AWD:2,376,000-2,592,000円)

いずれも自然吸気エンジンのみのラインナップですが、駆動方式は、FFの2WDとAWDを選ぶことができます。

また、2016年のモデルチェンジンによって、スバルグローバルプラットフォーム」を採用した最初のモデルとなったことはトピックです。

F1でもシャーシ性能が重要視されるように、クルマにとってプラットフォームは非常に重要なものです。この「スバルグローバルプラットフォーム」は、ステアリング操作に対する迅速かつ正確な反応により修正舵を減らすことに成功、また路面状況を問わず良好な乗り心地、振動や騒音が少ないというメリットがもたらされています。

それによりインプレッサは、素の能力が非常に高い、優良なモデルとなっています。

対して、レヴォーグはどのようなモデルでしょうか?


スポーツテイストの強い質実剛健な魅力のレヴォーグ

インプレッサは万人向けに良く出来たモデルであるのに対し、レヴォーグは少々エッジを利かせたモデルとなっています。それはスバル伝統のボクサーターボエンジンとAWD仕様のみ、としていることからも感じ取れるのではないでしょうか。

■レヴォーグ スペック
・1.6L(直噴ターボ”DIT”)
最高出力:125kW(170ps)/4,800〜5,600rpm
最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1,800〜4,800rpm
JC08モード燃費:16.0〜17.6km/L

・2.0L(直噴ターボ”DIT”)
最高出力:221kW(300ps)/5,600rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2000〜4800rpm
JC08モード燃費:13.2km/L

価格
・1.6L…2,775,600-3,056,400円
・2.0L…3,564,000-3,942,000円

いずれもAWDターボ仕様でハイパワーモデル。それでいて1.6Lモデルの環境性能は、インプレッサのそれと0.6km/Lしか違いがないのですから、これは立派といえるでしょう。ただし、乗り方で大きく変わのがターボエンジンなのですが…。

もともとは同じシャシー、さらに同じ5ドアのインプレッサ スポーツとレヴォーグですが、レヴォーグはレガシィツーリングワゴンの系譜として、ハイパワーと居住性能、積載性能をあわせ持つモデルという立ち位置。そのスタイリッシュなエクステリアデザインも含め、人気を集めたのも納得ですね。

レヴォーグ、インプレッサそれぞれの車格は?

両者のサイズも比較してみましょう。

全長×全幅×全高
・インプレッサ G4…4,625mm×1,775mm×1,455mm
・インプレッサ スポーツ…4,460mm×1,775mm×1,480mm
・レヴォーグ…4,690mm×1,780mm×1,485mm

現在はプラットフォームを異にする両車ですが、レヴォーグは先代(4代目)インプレッサのプラットフォームを採用しているので、全高以外はほぼ同等の数値。取り回しで、はほぼ互角といったところでしょうか。

室内サイズも比較してみます。

室内長×室内幅×室内高
・インプレッサ G4…2,085mm×1,520mm×1,200mm
・インプレッサ スポーツ…2,085mm×1,520mm×1,200mm
・レヴォーグ… 2,005mm×1,490mm×1,205mm

こうしてみるとインプレッサのほうが、全幅に対して室内が広くなっていることがわかります。これは新プラットフォームの恩恵といえそうですね。間違いなく居住性はインプレッサのほうが良好な数値であるといえます。

インプレッサか、レヴォーグか…

いずれ劣らぬ魅力を備えた2台のスバル。ファミリーユースであればインプレッサは、充分なパワーと居住性、さらには運動性能を備えて、コストパフォーマンスにも優れています。

それでもプラスアルファの余裕、そしてドライビングプレジャーを求める向きには、レヴォーグは見逃せない魅力の選択肢となるでしょうし、WRX STI以上の実用性も魅力といえましょう。

自身のニーズにあわせてチョイスするべき2台、といったところでしょうね。

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