Dが足りない!? メルセデスのDクラスは、今後も誕生しないのか?

メルセデスのグレード名は、欧州メーカーによくみられるようにアルファべットからなっています。Aクラス、Bクラス、Cクラス…しかしその次のDクラスはなく、一つとばしてEクラスになっています。これにはどのような事情があるのでしょうか?

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メルセデスにも存在するグレードヒエラルキーのわかりやすさ
今後「Dクラス」はメルセデスから登場しないのだろうか?

メルセデスにも存在するグレードヒエラルキーのわかりやすさ

メルセデス Cクラス カブリオレ

メルセデスのエントリーグレードはAクラスから。こうしたアルファベットによるグレードネームは非常にわかりやすく、実際それぞれのクラスのキャラクターを示すものとなっています。

そもそもメルセデスのグレードは、C、E、Sの3車型で構成されていました。

Cクラスは「Dセグメント」セダンが主体となっており、メルセデスの主力グレードともいえる存在です。このCは「compacrt」を意味しているともいわれています。(もっともドイツ語だとkompaktという綴りですが…)

そしてEクラスは「executive」、Sクラスは「Special(ドイツ語ではSonder)」といった意味合いからといわれています。そこに1997年に追加されたのが、エントリーモデルの「Aクラス」で、2005年に誕生した「Bクラス」はAとCの間を埋める車種となっています。

ちなみに「Vクラス」は、メルセデスが商用バンとして生産していたVitoという名前が元。また頑強なアピアランスのGクラスは「Gelande Wagen」という名称があり、悪路を走破する、という意味合いが込められています。

そこで気になるのが、CとEの間にあるべきD。「Dクラス」なるグレードが存在しておりませんね。

今後「Dクラス」はメルセデスから登場しないのだろうか?

勿論、A、B、Cクラスに至る流れでの位置づけを考えると、アルファベットの序列といえなくもないですが、その他グレード展開を鑑みると、それだけではない「意味合い」がメルセデスのクラス分けにあるのが見えてくるのではないでしょうか。

そうした点を加味した上で、Cクラスの次、Dクラスは登場できないのかと考えると、現状なんとも難しいかなと感じてしまいます。

「Dクラス」というものが仮に現在登場したとすると、恐らく購買層は「Diesel」つまりディーゼル仕様のクラスができたのか?と受け止める可能性が高いでしょう。

もしメルセデスにディーゼルエンジングレードがなかったのであれば、それはそれで検討の余地があるかもしれませんが、すでに各グレードにはディーゼルエンジンも内包されています。

つまりメルセデスの場合においては、セグメントやヒエラルキーではなく、「必然性」がなければ新たなクラスは登場しない、と断言して良いと考えます。

そうした観点から考えると、今後もし「Dから始まる魅力的なワード」つまりは技術、あるいはコンセプトが考えられるのであれば、「Dクラス」が登場する可能性はあるかもしれませんね。

とはいえ、現在のメルセデスのグレード展開は「スマート」の存在含め、なかなか隙のないものとなっています。また、ハイスペック仕様の証である「AMG」グレードも人気となっており、当面メルセデスは、現状のクラス分けでブラッシュアップを続けていくのではないでしょうか。