車のアルミホイールを上手く塗装する方法とは?

ホイール

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クルマの足元のおしゃれともいえるパーツがアルミホイール。長年乗っていると、こすってしまったり、飛び石で塗装が痛むという事が必ずあります。こうした場合のメンテナンスとして「自家塗装」という選択肢があります。塗り替えて気分を変える、という効果もありますよね。DIYで行う場合の方法は…?
Chapter
アルミホイールの自家塗装
表面の処理と傷の補修からスタート
いよいよ塗装へ
少し手間を省くのも手!?

アルミホイールの自家塗装

専門ショップで行う場合、一本あたり1万円~2万円くらいが相場。当然これを4本やるわけですから、コストはそれなりにかかってしまうのがホイール塗装…。できればDIYでコストを浮かしたい、という方もおられるでしょう。

非常に手間がかかる作業になりますが、やって出来ない事はありません。

表面の処理と傷の補修からスタート

ホイールをクルマから外したら、しっかり洗浄します。ホイール裏にはブレーキダストがかなりこびりついているので、これも出来るだけ落とすと良いでしょう。またタイヤを外さずに塗装するという前提で考えますので、マスキングを行う事も考えて、空気圧は落としておくと作業しやすいようです。

ここから下地処理に入りますが、ショップでは「サンドブラスト」を使用して表面塗装の剥離を行います。しかしDIYでは手作業になるでしょうから、粗めのサンドペーパーでアルミのクリア塗装を剥離していく事になります。同時に傷の部分の補修も。

傷が浅ければ、ペーパーでの補修で良いと思いますが、欠損してたりする場合には、パテで埋めていくといった作業が必要になります。傷にパテが入り込んで、滑らかな触感になれば工程終了です。基本的にはプラモデルと同じような工程ですね。

クリアを削った際に発生した粉をしっかり落とし、ここから下地塗装の開始となります。注意すべきは、ホイールのクリアが剥離している為、長時間の放置をすると「表面酸化」が起きてしまう事。ですので、なるべく早く下地塗装を行う必要があります。

まず「プライマー」という下地塗料を地金が見えなくなるようしっかり吹き付けます。薄く塗り、乾燥したら再度薄塗りを行うようにすると良いでしょう。

いよいよ塗装へ

下地が乾燥したら、今度はカラーリング塗装です。これはホイール専用の塗料も出ていますが、通常のボディ用でも良いと思います。その方がカラーの選択肢も沢山あります。ホイールの細かい部分(スポーク裏や側面)から先に塗り、その後表面を塗ると、均一に仕上げやすくなるようです。ボディ同様、とにかくムラにならないように塗装するのがコツです。
仕上げは「クリアー」を吹き付ける事になります。カラー塗装だけではまた傷で剥離してしまう可能性が高いので、しっかりコーティングする事が必要。カラー塗装がしっかり換装してから、クリアー塗装に入ります。しっかりコーティングできるウレタンクリアコート等がよいでしょう。また仕上がりの質感次第では「艶消しクリア」を使うケースも。

一般的なDIYホイール塗装はこのような感じになります。

少し手間を省くのも手!?

ホイールだし、ボディーのようなシビアな仕上げの必要はないかな、と思う方もおられると思います。そうした場合、下地の剥離、下地塗装を省いてしまう、という方法もあります。つまりいきなりカラー塗装を行う、というわけです。できれば下地をしっかり作った方が良いのは言うまでもありませんが、いきなり塗装してもそれなりの仕上がりにはなるようです。

一番簡単な方法は、「ラバーペイント」を使う方法ではないでしょうか。ラバーペイントは、塗装~乾燥後に「剥がすことが出来る」塗料です。気分転換でホイールのカラーを変えたい、という場合にはこの方法が良いかもしれませんね。飽きたら剥がせば良いだけですし、飛び石などからのコーティングにもなります。簡易ラッピング、と言えるかもしれません。

とはいえ、この場合でもホイールの汚れ、ブレーキダスト等はしっかり落として行うべきなのは言うまでもありませんが…。
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