チューニング費500万円以上?!テックアートによるポルシェのチューンドカーたち

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ポルシェを中心としたチューニングメーカーは多数この世に存在しますが、その一つにテックアート (TechArt Automobildesign社)が挙げられます。1987年にポルシェ車の「限りなきパーソナリゼーションの追求」を目的に設立されたこのメーカー、どんなクルマに仕上げているのでしょうか。
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個性を重んずる「テックアート」
ポルシェ・991 turbo S
ポルシェ・ケイマン(981)
ポルシェ・カイエン(958)
ポルシェ・カレラ(997)
ニーズがあるからこその「マイスター」の存在…

個性を重んずる「テックアート」

1987年に創業したテックアートは、1995年に独自のWMI(世界自動車製造業者識別番号)発行を許された自動車メーカーに認定され、ドイツチューナーグランプリでも優勝するなど、モータースポーツ分野でも実績を上げているブランド。

すべてのボディーパーツは開発段階から風洞実験場を行い、入念なチェックが繰り返されるとしていますから、個性的でありながらも、非常に高品質なパーツを提供しているブランドといえそうですね。

そんな「テックアート」、どんなクルマを仕上げているのでしょうか。

ポルシェ・991 turbo S

チューニングメニューは、フロントスポイラー、エアチャンネルトリム、エアアウトレットヘッドライトカバー、カーボンドアミラー、サイドスカート、リアディフューザー、リアスポイラーⅡ、リアルーフスポイラー、リアマフラー、テールパイプ、、スプリングキット、アルミペダルセット、アルミフットレスト、パドルシフト、フロアマット、イルミエントランスモール、これら総額で約3,525,000円。
マフラーのみでも85万円…どんなサウンドになっているのでしょうか…。

ポルシェ・ケイマン(981)

ケイマンのチューニングメニューがこちら。

フロントスポイラーⅠ、エアチャンネルトリム、エアアウトレット、ミラーカバー、リアディフューザーパネル、リアスポイラーⅡ、スポーツスプリング、サウンドボックス、メタルオーナメント、といった内容で、こちらは約1,070,000円。

ホイールも前後合わせると、さらに60万円ほど追加となります。

ポルシェ・カイエン(958)

高級SUVとして人気のカイエンもこの通り、精悍なプロポーションに。

フロントスポイラー、LED Daylight、ツインライトパッケージ 、ダブルフォグキット ハロゲン、ヘッドライトカバー、エアロボンネット、サイドスカート、アンビエンテ ライティング、リアスカート、リアスポイラーパネル、リアルーフスポイラー、リアマフラー、テールパイプ、スプリングキット、エアサスペンションモジュール、アルミペダルセット、アルミペダルフットレスト、イルミエントランスモール、スポーツステアリング、パドルシフト、フロアマット、トランクマットを装備するメニュー。
カーボン製のボンネットだけでも155万円、リアマフラーが53万円。また内装キットも充実していることから、総額5,295,000となっています(今回記している金額は当然ながら車両額抜きです)。

ポルシェ・カレラ(997)

ポルシェに欠かせない、「カレラ」のメニューがこちら。

フロントスポイラー、ヘッドライトカバー、エアアウトレット、ミラーカバー、サイドスカート、リアディフューザー、リアルーフスポイラー、リアウィング、リアマフラー、テールパイプ、スプリングキット、コイルオーバーキット、アルミペダルセット、アルミフットレスト、パドルシフトキット、スポーツステアリング、フロアマットフロント、イルミエントランスモール。

上記の内容で約317万円となっています。
エアロパーツでも全車種、数種類ラインナップされており、どれをチョイスするかでも金額は異なってきます。やはりカーボン製をチョイスすると高額になりますね…。しかし軽量化というメリットもありますから、恐らくテックアートでカスタマイズを試みる方はカーボンを選ぶ方が多いのでしょうね…。

ニーズがあるからこその「マイスター」の存在…

テックアートのパーツを組み込んだ911(991)ターボの動画です。ドイツでしょうか、クローズドの状況で全開加速を行っていますが、迫力のあるエキゾーストサウンド、またレスポンスも良く、凄まじい加速を見せています…。実際、出力も560馬力から620馬力へと高められているようです。

ホイールをはじめ、前述のパーツをフルに組み込んだチューニングをするとなると、500万円は超えるメニューになると考えられます。しかしある種の層は、こうしたチューニング費用も厭わずにポルシェに注ぎ込むのでしょう…。またそうしたニーズを満たすべく、様々なチューニングを施す「マイスター」が存在している、ともいえますね。

こうしたビルダーの存在も、クルマ文化の一部と捉えるべきでしょう。

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