驚きの再現度!? ドラマ「ナイトライダー」に登場したナイト2000の自作レプリカ…その正体とは?

ナイト2000

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1980年代に一世を風靡したアメリカの特撮テレビドラマ、「ナイトライダー」。人工知能を搭載したポンティアック・トランザムが無敵の活躍をし、時に無人運転で主役のマイケル・ナイトを助けに向かいました。アメリカで、そのレプリカがあるとのこと。その細部へのこだわりは驚きです。
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日本でも放映された「ナイトライダー」
ナイトフラッシャーは日本でも人気に
ドラマ専用車らしい近未来のインテリア
半端ない完成度のナイト2000レプリカ
車検が緩やかなアメリカならでは

日本でも放映された「ナイトライダー」

アメリカの特撮テレビドラマ、「ナイトライダー」をご存じでしょうか?アメリカでは1982年から1986年にかけて放映され、日本では1987年から1988年にかけてテレビ朝日系列で放送されました。

ストーリーは、ナイト財団の犯罪捜査員マイケル・ナイトが、人工知能や会話能力、防弾などの特殊装備を搭載したドリームカー、「ナイト2000」に乗って解決していく、というもの。ナイト2000は、GMのポンティアック・トランザムの3代目(1982年型)が使用されていました。Knight Industries Two Thousand(キット:K.I.T.T.)と呼ばれる人工知能が搭載されていますが、これはクルマと一心同体のものになっています。

主人公のマイケルが相棒であるナイト2000に向かい、「キット」と語りかける場面は、番組の重要な軸になっていました。

ナイトフラッシャーは日本でも人気に

ナイト2000のボディカラーは黒色でしたが、これは塗装ではなく、分子結合殻を組み込んだ特殊セラミックによりそう見えるもの、とされています。この素材により、拳銃の弾を受けた程度では傷すら付かないほどの耐弾・耐爆性があります。

特徴はボンネットとバンパーの間に埋め込まれた、点滅が左右に流れる赤い電球です。これはナイトフラッシャーというスキャナーのセンサー部分で、人工知能が周囲の状況を関知するのに使われます。ナイトライダーの放送後、日本でもこれと同じ電球を取り付けたクルマをしばしば見かけました。

ドラマ専用車らしい近未来のインテリア

車内に目を向けると、このクルマの特殊さが浮かび上がります。ステアリングは円形ではなく、飛行機の操縦桿のような形状でした。

ダッシュボードはフロントからセンターコンソールに向かって弧を描いていて、特殊装備のためのさまざまなスイッチや、ナイト財団の本部とのやり取りや、K.I.T.T.のカメラで捉えた画像を映し出すためのモニターが設置されていました。シートは明るいベージュ色で、黒色のボディに対して明るい印象でした。

半端ない完成度のナイト2000レプリカ

日本でもナイト2000のミニカーやプラモデルが発売されたり、自分のクルマにナイトフラッシャー(左右に点滅する横長の赤い電球)を取り付ける人がいましたが、本国アメリカでも「ナイトライダー」の影響を受けた人は多いようです。

その最たるものに、「ナイト2000」のレプリカを作った人がいるのです。

外観はナイト2000と同じ黒色。先端にはもちろんナイトフラッシャーが点滅しています。車内に目をやれば、本物と見まごうばかりのモニターやスイッチが並びます。もちろん、ステアリングは飛行機の操縦桿のような形状です。そして、ナンバープレートはナイト2000と同じ「KNIGHT」です。

車検が緩やかなアメリカならでは

徹底した再現ぶりは、アメリカならではといえましょう。日本は車検が厳しいので、ドラマの特装車を改造しても、その登録に手間がかかります。たとえば、西部警察のスーパーZやスカイラインなどのスーパーマシンを改造している人がいますが、車検を通すには非常に苦労しているようです。

一方、アメリカは車検が緩いので、改造車も登録しやすい環境にあります。そのため、ナイト2000のレプリカは複数のメーカーから販売されているそうです。

クルマがドラマの主役になり、多くの子どもに夢を与えたのは、日本もアメリカも同じようですね。

(篠田恵三)

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