生産終了のランエボ…後継の次期モデルが登場する可能性は?

ランサーエボリューションX

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日本を代表し世界中に根強いファンのいるスバル・インプレッサ(WRX1)と三菱・ランサーエボリューションのこの2台。スバルは2014年にWRX STIを発売したのに対して、三菱はランサーエボリューションの生産終了を発表。まもなく最後の一台の製造を終えようとしている「ファイナルエディション」を最後に、23年間の歴史に幕を下ろそうとしています。

これでこの両者のライバル関係は無くなってしまうのでしょうか?それとも、三菱は次期モデルを考えているのでしょうか?
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事実上、最後のモデルになってしまったランエボ10
次期ランエボの噂を検証
「次期型RVR」と噂のコンセプトカー

事実上、最後のモデルになってしまったランエボ10

23年に渡って進化を繰り返したランエボは、429万8400円・5速MTのみの1000台限定となる「ファイナルエディション」で生産が終了となりました。

このエディションでは、エンジンにはナトリウム封入エキゾーストバルブを追加し、ハイパフォーマンスパッケージを標準装備することで最高出力を向上。外観もダーククロームメッキやグロスブラックの塗装が随所に施され、リアトランクに「Final Edition」のエンブレムを、フロアコンソールにはシリアルナンバープレートが付きます。まさに、最後のランサーエボリューションにふさわしいモデルと言えるでしょう。

FIAのホモロゲーション取得のために生産されたモデルとして誕生した初代は、販売広告などは特にせず2,500台の限定車だったがわずか3日で完売に。それ以降、約1〜2年のサイクルでバージョンアップしていき、代を重ねるごとに人気車種に。ファンの方はこの生産終了の知らせに、残念な気持ちを抱いたことでしょう。

しかし、「現行モデルのような四輪駆動でガソリン・エンジンのハイパフォーマンス・セダンの後継モデルではなく、電気自動車の技術を使ったハイパフォーマンス・モデルの可能性を探っていきたい」と、同社の広報担当の纐纈波江氏が語っていたことから、次期ランエボの予想が飛び交っていて復活の予兆が伺える現状になっています。

次期ランエボの噂を検証

三菱の当時の社長の海外向けインタビューによると、「ランエボの後継車種は作る」と明言されていたようです。

しかし、今と違い、時代に合わせたハイパフォーマンスカーを目指すということでしたので、同社の広報担当の纐纈波江氏の発言のように、今までのようなガソリンエンジンにターボという組み合わせの可能性は低いかもしれません。「Auto Express」によれば、次期型「RVR」のハイパフォーマンスな4輪駆動バージョンに「Evo」という名称を使う可能性があるとのこと。そうなると、これが実質の後継車になる可能性が高いですね。

※画像は『グランツーリスモ6』にて「三菱 コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ」

「次期型RVR」と噂のコンセプトカー

登場から5年が経過した3代目RVRの次期モデルチェンジの噂に関してですが、その登場時期は2016年春頃とのこと。最近はアウトランダーの陰に隠れてしまい、地味な存在となりつつあるRVR。

しかし、次期RVRにはプラグインハイブリッド車の設定されることに加えて、エンジンは現在販売しているアウトランダーのプラグインハイブリッド仕様とは別のものとなり、結果、特に価格に対してはアウトランダーよりお買得になる模様です。

そしてこの新型RVRに、よりエンジンをパワーアップさせ、足回りなどを強化したエボリューションモデルを設定するとの噂もあります。日産ジュークにニスモ仕様が設定され、人気を博していることから、このRVRにもハイパフォーマンスモデルが設定される可能性は十分にあると言えます。

こちらは次期RVRになるのではないかと言われているコンセプトカー。『グランツーリスモ6』にて「三菱 コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ」を公開されています。


車は特にですが、環境の変化や時代には逆らえないもので、昔のような4G63のサウンドはもう聴けないかもしれません。これからのニーズにあった内容で復活をとげて欲しいですし、環境に配慮できている内容であれば、それ以上に素晴らしことはないです。しかしその反面、ランエボらしさも決して忘れないでほしいですね。

インプレッサと熾烈なライバル争いを再び見れる日が来るのでしょうか。いずれにせよ、発表が待ちきれませんね。

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