廃車置場にRX-7が捨てられてる?海外ファンには信じられないRX-7の行く末…

マツダ RX-7

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以前、日本の廃車置き場を撮影した動画がUPされ、海外で話題になりました。なんと日本のあの名車、RX-7などが廃棄…。ただ、実はここは廃車寸前レベルのRX-7等も買い取ったり、オーバーホールしたりしている会社だったのです。
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一部、記事内容を加筆・修正いたしました。
(2019年5月7日)
Chapter
廃車置き場?のRX-7にザワつく海外のマニア達…
減少一途のロータリーマシン「RX-7」…
世界中で人気のRX-7
求められるRX-7後継、そして「ロータリーエンジン」

廃車置き場?のRX-7にザワつく海外のマニア達…

この方の動画を見ると場所は不明ですが、日本の廃車置き場にRX-7などのマツダ車が多く廃棄されています。リポートしている方もFD、FC、ユーノスコスモなど、ロータリーエンジンモデルに興奮を隠せない様子。

コメント欄には、「悲しい光景…」、「なんと勿体ない!買い取りたい!!」などといった声が寄せられています。海外でのRX-7人気を物語る一面ではないでしょうか。

ただ、実はこれらは破棄されている訳ではないのです。ここは、どんな状態のRX-7等でも買い取ったりオーバーホールしたりする日本が誇る会社だったのです。

減少一途のロータリーマシン「RX-7」…

RX-7は、2002年で生産が終了しているため、現存する台数は年々減少しています。その数字は、2014年の時点で3万台強。趣味性の強い車なので、多くのオーナーは多少のトラブルなら修理して乗り続けると思われます。

しかし、エンジン自体が動かなくなった場合、オーバーホールするほかありません。ロータリーエンジンのRX-7の場合、維持に関するハードルが高いことも、減少要因の一つなのかもしれません。また、輸出や事故等によって、現存台数は減っていくのは明白です。

そんな理由もあって、状態の良いFD3Sなどは、中古価格が高騰傾向にあるようです。特にバサーストRのイエローや、最終限定車のスピリットRはタマ数の少なさも相まって人気が高く、400万円近くのプライスタグがついているものも散見されるようです。

世界中で人気のRX-7

海外でも読まれている人気コミック「頭文字D」では、FC3S、FD3SのRX-7が躍動していますし、人気映画「ワイルドスピード」シリーズにも度々登場しています。

特に「TOKYO DRIFT」でのオレンジのFD3S(ヴェイルサイド製)は、非常に格好良かったですよね。こうしたメディア展開によって、海外からのニーズの増加が起こったのだと思います。

RX-7は、日本のみで販売されたスカイラインGT-Rシリーズと違い、初代サバンナRX-7時代から北米でも販売されていました。ロングノーズショートデッキという古典的スポーツカーのマナーに沿ったデザインは、プアマンズポルシェとして、人気を博したそうです。

アメリカでは、初期型S30フェアレディZも人気ですし、こうしたスタイルのクルマというのは、一定の存在価値があるということですね。

とはいえ、マツダの海外(北米)シェアというのが非常に小さく、RX-7の流通台数が少なかった、という稀少性も、人気の理由といえそうです。もっとも、前述のように日本でもその数は少なくなってきているわけですが…。

求められるRX-7後継、そして「ロータリーエンジン」

このようにRX-7、あるいはRX-8といったマツダのロータリーモデルは、世界で高い人気を持っています。

マツダ車のデザインの素晴らしさ、そして唯一無二のロータリーエンジン。この2つが、マツダロータリーの人気の要因であると考えます。

2017年は「ロータリー生誕50周年」、また2020年はマツダ創業100周年と、東京オリンピックまでに2回のアニバーサリーが待ち受けているマツダ。今後の動向に期待が高まりますね!
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