2017年に発売か!?新型フェアレディZは現実的な値段になりそうです

フェアレディZ 2代目 S130

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1969年に登場し、日産を代表するスポーツカーとなったフェアレディZ。

現在発売されているのは2008年にモデルチェンジされた6代目になります。

そして2017年には、新型フェアレディZが発売されることが噂されています。

新型フェアレディZは初代のように価格を抑え、多くの人に楽しんでもらえる車となりそうです。

※ 2015年6月時点

Chapter
フェアレディZは40年以上の歴史があるスポーツカー
新型フェアレディZは、オープンモデルがメインに!?
ベンツのエンジンが使用される可能性も!?
フェアレディZ 2代目
フェアレディZ 3代目
フェアレディZ 4代目
フェアレディZ 5代目
6代目フェアレディZはどんな車?
6代目フェアレディZの走行スペック
歴代フェアレディZの燃費・維持費
歴代フェアレディZの中古価格

フェアレディZは40年以上の歴史があるスポーツカー

日産 フェアレディZは、1969年に初代であるS30型、S31型が販売され、北米市場を中心に大ヒットしました。

1980年には初代を受け継ぐ形でモデルチェンジを果たし、先代よりもややワイドサイズになって2代目S130型が登場します。2代目は1980年代に放送された刑事ドラマ「西部警察」に登場する警察車両、「スーパーZ」として使用されさらに人気を集めました。

その後、1983年には早くも2度目のモデルチェンジとなり、3代目Z31型を発売。

エンジンは直列6気筒のL型エンジンから、新世代となるV型6気筒エンジンであるVG20ETとVG30ET、日本向けにはVG30Eと全グレードにV6ターボエンジンを搭載。中でもVG30ETは当時かなりのパワーを誇り、人気を集めていました。

4代目Z32型は1989年に発売されます。この時点でロングノーズショートデッキを改め、車幅が広く、低重心のワイド&ローというスタイルに切り替えられ、完璧なスポーツカーとして販売され、ターゲットであった北米市場では、ポルシェなどの欧州スポーツカーと並ぶレベルのものだと認知されるようになります。

4代目の生産は2002年にピリオドを打ち、同年5代目となるZ33型販売されます。ボディータイプは2シータのクーペ。比較的コンパクトなボディーとなり生まれ変わります。

そして、現行モデルの6代目Z34型にモデルチェンジ。先代を進化させる形で、エンジンにはスカイラインなどに搭載された3.7LのWELエンジンが搭載されました。

新型フェアレディZは、オープンモデルがメインに!?

日産 フェアレディZ

※写真は現行モデル

2017年の発売が予想される新型フェアレディZは、「Z35」というコードネームで既に開発が進められているようです。現行のフェアレディZはクーペモデルがメイン。

また、新型フェアレディZはオープンモデルがメインになるのではないかと言われていますが、コスト面を考慮すると、フルオープンというのは難しく、ルーフパネルの中央を細く残し、左右ルーフが取り外し可能な「Tバールーフ」となる可能性もあります。

2代目フェアレディZでは、国産車初となるTバールーフ仕様車が追加されました。オープンタイプのフェアレディZは、”ダッドサン フェアレディ”から”フェアレディZ”へ移行されてから初の生産となります。

ベンツのエンジンが使用される可能性も!?

これまでフェアレディZはV型6気筒NAエンジンを搭載しておりましたが、新型フェアレディZでは4気筒ターボエンジンが追加される可能性も。また、新型フェアレディZのエンジンは2つの選択肢があるようです。

1つは、メルセデス製の直列4気筒2.0Lターボエンジンを搭載したエントリーモデル。(最大出力211ps)
もう1つは、メルセデス製のV型6気筒3.0Lターボエンジンを搭載する上位グレード。(最大出力408ps)

さらに、エンジンを主要動力源として使用し、停止時や発進時などエンジン駆動時に比較的小型のモーターと電池でアシストするマイルドハイブリッドを組み合わせ、燃費も向上するのではないかと見られています。
日産のCCO(チーフクリエイティブオフィサー) 中村史郎氏は、これまでのような単なる改良ではない、コンセプトを新たにしたフェアレディZを作りたいという思いを語っており、新型フェアレディZは手に入れやすい価格にする方針となってるようです。

日産が独自にダイムラー製と同等の性能の4気筒ターボエンジンを開発するとなると、約100億円単位で費用が必要になります。賛否両論はあるでしょうが、多くの人に楽しんでもらうフェアレディZをつくるためには、ダイムラー製のエンジンを採用することは必要な選択ということなんですね。

フェアレディZの新型は、2016年から2017年の間に発売されるのではないかと言われています。初代のように多くの人に愛されるクルマとなるでしょうか?正式な発表が楽しみです!

フェアレディZ 2代目

先ほどの中村史郎氏のコメントの通り、新型フェアレディZは手に入れやすい価格にする方針となってるようです。

日産が独自にダイムラー製と同等の性能の4気筒ターボエンジンを開発するとなると、約100億円単位で費用が必要になります。

賛否両論はあるでしょうが、多くの人に楽しんでもらうフェアレディZをつくるためには、ダイムラー製のエンジンを採用することは必要な選択ということなんですね。

フェアレディZの新型は、2016年から2017年の間に発売されるのではないかと言われています。初代のように多くの人に愛されるクルマとなるでしょうか?正式な発表が楽しみです!
2代目S130系が登場したのは1978年の8月。

初代モデルのロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承しつつ、ワイドサイズとなりました。基本的には正常進化で、、テレビドラマ、「西部警察」のパトロールカーに2代目モデルがカスタマイズされたものが登場しました。

ちなみにこちらもアメリカで大ヒットを記録。1年で生産台数100,000台を突破。北米市場における「フェアレディZ」というブランドを確固たるものにしました。

1983年には初代モデルから累計販売台数1,000,000台を突破し、9月には3代目モデルへとバトンを繋ぎました。

2代目フェアレディ 280Z-T

フェアレディZ 3代目

1983年9月に登場した3代目は、型番の最初に付くローマ字がSからZへと変わり、Z31となりました。

ロングノーズ・ショートデッキというコンセプトは継承しつつ、引き締まったエクステリアとなっているのが3代目の特徴です。

それまでのフェアレディZとの決定的な違いは、高級路線に舵を切った点です。

2代目モデルまでは、廉価な日常的スポーツカー路線で、北米では「庶民のポルシェ」とも呼ばれていたのですが、3代目発売前に行われたプラザ合意による急激な円高によって、北米での価格上昇が避けられなくなりました。

もはや安価な路線は限界と判断した日産は、Zをハイパフォーマンスなスポーツカーへと生まれ変わらせることにしたのです。

V6エンジンやリラクタブルライト等、ハイパフォーマンスな車には必須とも言うべき装備を用意。1989年まで発売されました。

フェアレディZ 4代目

1989年7月に登場した4代目Z32系はスタイル、パフォーマンスともに「完璧なスポーツカー」を目指して開発されました。

発売時の日本はバブル経済絶頂期でした。自動車に限らずとにかく物が売れていた時代で、「お金を使わないのは勿体ない」といった風潮さえあったのです。

当初は好調な売り上げを記録していた4代目Zですが、バブル経済が崩壊すると、日産の経営も悪化。新しいモデルを開発する予算の確保さえままならなかったがために、2000年まで販売されました。

2000年9月に製造終了となり、以降は在庫販売のみとなると年内の12月には販売終了。2002年に5代目のZ33系が登場するまで「フェアレディZの歴史を終わらせた車」となってしまいました。

フルオープンモデルを追加するなど、日産としても様々な試みを行ったものの、思うような結果が出せない、時代に翻弄されたモデルでした。

その一方で、北米市場ではフェアレディZの評価を不動のものとしたモデルであり、スペック等への評価は決して低くはありません。

Z32

フェアレディZ 5代目

5代目モデルのフェアレディZは2002年に登場しました。先代モデルが1989年から2000年まで11年間と長期間に渡って発売された後、生産終了となりました。歴史のある車なだけに生産終了を惜しむ声も高く、2002年の7月に復活を遂げました。

エクステリアは先代モデルのハードトップから、クーペテイストの強い丸みを帯びたデザインに変更。登場時はベースグレード、バージョンT、バージョンS、バージョンSTの4つのグレードを展開しました。

トランスミッションは5ATと6MTを用意し、300万円~360万円の価格帯で販売されていました。復活の際の発表会にて「毎年進化する」と宣言した通り、2008年のフルモデルチェンジまで合計4回のエンジンスペックの向上を実施。2005年のマイナーチェンジを含めれば、まさに「毎年」改良を行ったことになります。

また、特別仕様車も「Type E」「35th Anniversary」「Version ST Type G」「Type F」と多数登場。さらには2004年には「S-tune GT」なるコンプリートカーや、2007年1月には「Version NISMO/NISMO 350Z」も登場するなど、バリエーション展開の豊富さも話題を集めました。

そして2008年の12月、フルモデルチェンジにて6代目のZ34型へとバトンタッチします。

6代目フェアレディZはどんな車?

2008年12月に登場したZ34型、6代目のフェアレディZ。

エクステリアは先代モデルに近いものの、全長が短くなっているのでコンパクトな印象を覚えるかもしれません。一方でエンジンはCV36型スカイラインクーペと共通のものが搭載され、先代モデルよりも200cc増加しました。

グレード構成は先代モデル同様ベースグレード、バージョンT、バージョンS、バージョンSTの4グレードを展開。更にこちらも先代モデル同様「Version NISMO/NISMO」や「40th Anniversary/Black Edition」といった特別仕様車を展開しました。

2012年にはマイナーチェンジも敢行。その後は先代モデル同様、2015年の7月、2016年の8月に一部仕様向上が行われました。

北米で「庶民のポルシェ」と言われているように、庶民でも手に入るハイスペックなモデルとして人気を集めています。近年ではスポーティーな車が売れなくなってしまった日本市場よりも北米市場に力を入れる傾向にあるようです。

6代目フェアレディZの走行スペック

  フェアレディZ Version ST [6MT] フェアレディZ Version S フェアレディZ [6MT] フェアレディZ NISMO [6MT]
駆動方式 2WD 2WD 2WD 2WD
エンジン VQ37VHR VQ37VHR VQ37VHR VQ37VHR
(NISMO専用チューニング)
最高出力
(kW(PS)/rpm)
247(336)/7000 247(336)/7000 247(336)/7000 261(355)/7400
最大トルク
(N・m(kgf・m)/rpm)
365(37.2)/5200 365(37.2)/5200 365(37.2)/5200 374(38.1)/5200
トランスミッション 6MT 6MT 6MT 6MT
新車価格(税込) ¥4,996,080 ¥4,652,640 ¥3,831,840 ¥6,185,160


  フェアレディZ Version ST
[7M-ATx]
フェアレディZ Version T フェアレディZ
[7M-ATx]
フェアレディZ NISMO
[7M-ATx]
駆動方式 2WD 2WD 2WD 2WD
エンジン VQ37VHR VQ37VHR VQ37VHR VQ37VHR
(NISMO専用チューニング)
最高出力
(kW(PS)/rpm)
247(336)/7000 247(336)/7000 247(336)/7000 261(355)/7400
最大トルク
(N・m(kgf・m)/rpm)
365(37.2)/5200 365(37.2)/5200 365(37.2)/5200 374(38.1)/5200
トランスミッション 7M-ATx 7M-ATx 7M-ATx 7M-ATx
新車価格(税込) ¥5,104,080 ¥4,639,680 ¥3,909,600 ¥6,293,160

歴代フェアレディZの燃費・維持費

初代〜現行モデルのフェアレディZの燃費を見てみましょう。
  初代モデル 2代目モデル 3代目モデル 4代目モデル 5代目モデル 6代目モデル
カタログ燃費 6.4km/L~7.6km/L 8.8km/L~9.6km/L 9.0km/L~9.2km/L
走りが売りなモデルだけに、燃費に関してはどうしても期待出来ません。

また、スポーティーなモデルなのでパーツ等も少々高いものが多く、一般的な乗用車よりもどうしても維持費は高くなりがちです。維持費を高いと感じるか、あるいは維持費を支払ってでもフェアレディZの走る楽しさを味わいたいのかによりますが、車体価格は中古車であれば新車よりも抑えられます。

フェアレディZには乗りたいけど新車となると…という人は中古車市場をチェックしてみるのも手です。状態の良い物も多数ありますよ。

歴代フェアレディZの中古価格


初代2代目3代目4代目5代目6代目
最安値279万円178万円77万円19万円26.8万円105万円
最高値2,380万円400万円128万円199.4万円398万円590万円
平均価格742.2万円234万円107万円145万円218万円188.4万円
※2016年7月時点
フェアレディZの中古相場に関しては、初代、2代目に関しては、希少価値が非常に高く、旧車マニアの内で高額で取引されています。3代目、4代目に関しては、数十万円という比較的安い中古価格で購入することができるモデルになります。

値引きは、下取りの見積もりを様々なディーラーから取り、競合にかける交渉が比較的値引きがしやすく、最大で15万円〜20万円程の値引きになる可能性もあります。
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商品詳細