車から降りずに給油口の位置を確認する方法とは?

ガソリンメーター

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レンタカーなど、初めて運転する車で迷いがちなのが給油口の位置ではないでしょうか。

中には、セルフのガソリンスタンドで給油口の位置を間違えて左右逆に停めてしまい、面倒な思いをしたことがある人もいるかもしれません。

しかし、実は車の給油口がどちらにあるか、運転席にいたまま簡単に確認できる方法があるのです。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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ガソリンのメーターを確認しよう
覚えておくと便利な場面も

ガソリンのメーターを確認しよう

運転している車の給油口が左右どちらにあるのかは、ガソリンの残量を示すメーターを確認すれば簡単に確認ができるようになっています。

ガソリンメーターには給油機を示すピクトグラムが表示されていますが、その隣に三角形が添えられています。この三角形が◀であれば給油口は車の左側にあり、逆に▶であれば車の右側に給油口があることを示しているのです。

給油口の左右は国産車/輸入車問わず車種によってさまざまであり、どちらかにしなければならないという規定は存在していません。というのも、モデルによって車体内部の構造がバラバラであり、統一するのが難しいという背景があるようです。

一方、左右についての規定こそない給油口ですが、設置場所については明確に道路運送車両法の保安基準によって定められています。

道路運送車両法第18条によれば、「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、排気管の開口方向になく、かつ、排気管の開口部から 300mm 以上離れていること」かつ、「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、露出した電気端子及び電気開閉器から 200mm以上離れていること」、さらに「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、座席又は立席のある車室(隔壁により仕切られた運転者室を除く)の内部に開口していないこと」としています。

覚えておくと便利な場面も

このように給油口の位置は、実は車から降りなくても確認することができるので、覚えておきたいところです。

レンタカーや友人・家族の車を運転する場合、とりあえず給油口の位置をガソリンメーターで確認することで、ガソリンスタンドで給油する際に給油口の左右で迷うことがなくなるでしょう。

セルフのガソリンスタンドが増えている現状では、係員が給油口の位置によって給油機に誘導してくれる機会が少なくなっています。そのため、給油口の位置と給油機の位置を間違えてしまうと給油するためのホースが届かない、ということも起こり得ます。

そういったことにならないため、普段運転していない車を運転する場合には、まず給油口が左右どちらにあるか、確認しておくと良さそうです。なお、2000年以前の車など、給油口を示す矢印が用意されていない車もあるようです。
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