中古でGT-Rを買うなら

スカイライン R34

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日産が誇る人気車種、GT−R。2017年モデルの新型GT-Rが発表され、新車・中古車限らず購入を検討している方もいらっしゃるかと思います。今回は、実際に購入するならR34かR35どちらがいいかを考えてみましょう。
Chapter
日産 スカイラインの完成形態"GT-R R34"
まだまだ進化する可能性大!? ”GT-R R35”
R34とR35の比較
R34 vs R35 走行スペック
R34 vs R35 燃費性能
R34 vs R35のボディサイズ
R34 vs R35の維持費
R34 vs R35の中古価格

日産 スカイラインの完成形態"GT-R R34"

「人に翼を。」というキャッチコピーを掲げた、日産 スカイラインGT-R R34。1999年から2002年にかけて販売され、スカイラインGT-Rとしては最後の形となりました。

ホイールベースを縮め、原点復帰しつつ、ヘッドランプはつり目タイプに、テールランプに関しては内側のテールランプを小さくするという変更がなされました。

排ガス規制の影響によって、2002年に生産終了となってしまいましたが、生産終了直前に最終記念車「VスペックⅱNür(ニュル)」と「MスペックNür」が500台ずつ、計1,000台販売され、予約日に即日完売となりました。

まだまだ進化する可能性大!? ”GT-R R35”

2002年の生産中止から5年。2007年から生産が開始されたGT-R R35。

480psを発揮する新開発のVR38DETT型V6DOHCツインターボエンジンを搭載。クラッチやトランスミッション、トランスファーを車両後方に移動させた「独立型トランスアクスル4WD」の採用は世界で初めてとなりました。

今までのGT-Rとは違い、全く新しいジャンルの「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」となっています。

R34とR35の比較

日産スカイラインGT-R、R34のエクステリア、内装に関して比較してみましょう。

GT-R R34はR32を思わせるような角ばったボディーシルエットを持っており、フロントバンパーにはインタークーラーに、より多くの空気が当たるように開口部が大きめとなっているのが特徴があります。

R34の内装に関しては、ブラック&シルバーの本革巻きステアリング&シフトノブや、イリジウム調のセンターコンソールとシルバーメーターなどを採用していて、とてもスポーティーです。

しかし、R34型以降のモデルではパネル類の素材に問題があり、時間が経つと、ベタベタするような質感になってしまうという欠点があります。

R35型のエクステリアに関しては、先代のR34とは全く異なったボディーデザインとなり、シルエットは、角ばったボディーシルエットから流曲線状の美しいシルエットとなりました。また、フロントには日産ブランドのデザインシグネチャーであるVモーショングリルを採用し、高級感のある仕上がりになっています。

車体全体の空気の流れを改善するためにサイドシル全部を張り出し、新形状のサイドアウトレットを採用し、リア廻りにも空気が流れるようなデザインで高いデザイン性と機能性を誇ります。

内装は、リヤセンターボックスなどがカーボン素材となっており、2010年に販売されたモデルでは、ドライビングポジションにより、専用セッティングされるBOSEオーディオなどのカスタマイズが施すこともできるようになりました。

また、2014年に発売されたGT-R(NISMO)ではRECARO製のニスモ専用カーボンバックパケットシートが採用され、よりしっかりとした乗り心地になり、ドライバーが快適にドライビングできるようになっています。

R34 vs R35 走行スペック

日産スカイラインGT-R、R34、R35の走行性能に関しては、R34のパワートレインの場合、スカイラインGT-Rのために開発された直列6気筒ガソリンエンジンである「RB26DETT」を搭載しており、最高出力280ps/6,800rpm、最大トルク40.0Kg・m/4,400rpmと性能の高いエンジンを採用しております。

また、トランスミッションにはドイツのトランスミッションメーカーであるゲトラグと共同開発したバッグギアにもシンクロ機構を搭載する6速ミッションが採用され、操作性に優れたモデルとなっています。

R35のパワートレインは、R35用に新設計されたV型6気筒ガソリンエンジン「VR38DETT」を搭載しており、最大出力480ps/6,400rpm、最大トルク60.0kg・m/3,200-5,200rpmとR34のエンジン性能を上回ります。

トランスミッションは6速デュアルクラッチトランスミッションである「GR6Z30A型」が採用され、R34型の3ペダル方式のMTは設定されていません。これは300km/hでクラッチを切ると横滑りを起こし危険であると判断されたため廃止になり、より安全性の高いGR6Z30A型の採用が決まりました。

R34 vs R35 燃費性能

  カタログ燃費 実燃費
R34(10・15モード) 8.1km/L 4.2km/L~7.9km/L
R35(JC08モード) 8.6km/L~8.8km/L 6.4km/L~7.0km/L

日産 スカイラインGT-R、R34とR35の燃費、実燃費に関しては、両車共に、カタログ燃費の数字を大幅に下回ります。特にR34の場合は街乗り走行で4,2km/Lほどで、高速走行で7.9km/Lほどと、燃費性能はあまり良くありません。

R35の場合もほとんど変わらず、街乗り走行で6.4km/Lほど、高速走行で7.0km/Lほどとなります。これらのデータはスポーツ走行を含みません

R34 vs R35のボディサイズ

それぞれの車のスペックを見てみましょう。

GT-R R34の車体サイズは全長4,670mm×全幅1,780mm×全高1,360mmとなります。

一方、R35の車体サイズは全長×全幅×全高が、4,655mm×1,895mm×1,370mmとなっています。

R34 vs R35の維持費

維持費はどうでしょうか?

GT-R R34の維持費は年間で約50〜75万円程度。古い車なので、部品の交換などは必須になります。

一方でGT-R R35の維持費は年間で約60〜100万円程。タイヤ交換が4本で約40万円かかってしまったりするので、普段使いで頻繁に乗るとなると、メンテナンス代が高額になる恐れがあります。

しかし、ネット上には両車ともに思ったよりも維持費が高くなかったという意見があるのも事実です。GT-R R34やR35を扱うショップ等でメンテナンスをしてもらうことにより、安くあげることも可能のようです。

R34 vs R35の中古価格

GT-R R34・R35の中古車価格を実際に比較してみました。

GT-R R34の最安値は2000年モデルで走行距離は7.8万Kmの300万円台があります。また、平均中古車価格は約600万円前後でした。

一方、GT-R R35の最安値は460万円台で、2008年モデルで走行距離は6.9万Kmとなっています。R35は比較的新しい中古車も多く、走行距離も少ない為値段は高めに設定されているようです。R35の中古車平均価格は約700万円でした。
(※2017年2月時点の中古車価格です。)

いかがでしたか。新車ではなかなか手が出せないGT-Rですが、中古車だとめぼしい車体が見つかるかもしれませんね。
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