【TAS2020】東京オートサロンに出展しているタイヤメーカーを一挙紹介!

グッドイヤー新タイヤ画像

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日本が誇る世界最大のカスタムカーイベント、東京オートサロン2020が千葉県の幕張メッセで1月10日から12日までの3日間にわたって開催されます。

チューニングメーカーやカスタムパーツメーカーの他にも、自動車メーカーも数多く出展するなど回を重ねるごとに賑わいが増してきています。

今回は、その中でもタイヤメーカーに着目し、今後の動向や注目製品などをご紹介します。
Chapter
世界最大のタイヤメーカー ブリヂストン
POTENZA RE71RSは2020年2月に発売予定
創立100年の横浜ゴム
雨に強いヨコハマをアピール
F1最多勝を誇るグッドイヤー
エコとタフなタイヤなどの新製品を販売
タイヤの未来を考えるダンロップ
タイヤの力で叶える未来
豊かな社会づくりを目指すTOYO TIRES (トーヨータイヤ)
トーヨータイヤが2020年に力を入れる2種類のタイヤ
ヨーロッパで活躍するFALKEN (ファルケン)
注目の新商品は「4×4シリーズ」から発表される2種類

世界最大のタイヤメーカー ブリヂストン

ブリヂストンは、2005年にそれまで世界シェアNo.1だったミシュランを抜き、世界最大のタイヤメーカーになりました。「最高の品質で社会に貢献」の理念のもと、ブリヂストン現在世界で最も愛用されているメーカーです。メーカー担当者に、東京オートサロン開催期間中に注目してほしい点を伺いました。

「ブリヂストンは、今回の東京オートサロンで、新しく本格的なリアルスポーツタイヤのポテンザRE71RSを発表しました。このあたらしいRE71RSはサーキットからタウンユースまでオールラウンドに使用できるタイヤになっており、幅広い層にむけて販売を予定しています。新型のRE71RSは、ハイグリップなどで好評だった先代のRE71Rよりラップタイムが短縮され、性能が一層向上されており、ご満足いただける製品になっています。」と自信をのぞかせていました。

POTENZA RE71RSは2020年2月に発売予定

RE71RSはモータースポーツ用タイヤ開発で培った技術を駆使し、路面との接地の向上にハイグリップポリマーを配合したトレッドタイヤややブリジストンの独自技術「ULTIMATE EYE」の採用により、車両旋回中でも最大の接地面積を確保できるようにパターンや形状を最適化されています。

POTENZA RE71RS
・商品名:POTENZA RE71RS(ポテンザ アール イー・ナナイチ アール エス)
・サイズ:63種類(13~19インチ)
・発売日:2020年2月1日(土)より順次発売

ポテンザは、ストリートラジアルタイヤ史上最速を追求したのRE71RSを2020年2月より順次販売を予定しています。

創立100年の横浜ゴム

1917年に設立された横浜ゴムは、100年以上の歴史を持つ日本でも指折りタイヤメーカーです。現在は、陸・海・空と様々な分野で製品を開発しており、その活躍は日本だけにとどまらず世界120ヶ国以上でビジネスを展開しています。

メーカーの担当者に今年の横浜ゴムの展開を確認しました。「昨年はレースで思うような結果を残せていないこともあり、今年は昨年以上にレースに力を注ぎます。レースなどから得たデータを活用することで、より良い製品開発に活かすことができると考えています。そのためには、是非レースで良い結果を残したいです。」と今年の抱負を語りました。

雨に強いヨコハマをアピール

横浜ゴムは、昨年、一昨年と訴求してきた雨に強いタイヤの開発を積極的に進めており、現在も高いウェット性能を備えたタイヤを豊富にラインナップしています。

雨に強いウェット性能「a」一覧
・ADVAN Sport V105 高次元な運動性能と快適性能
・ADVAN db V552 静かな走りにこだわったタイヤ
・ADVAN FLEVA V701 低燃費性とスポーティな走りのタイヤ
・Blue Earth-GT AE51 操縦性と低燃費にこだわったタイヤ
・Blue Earth-1 EF20 低燃費性にこだわったタイヤ
・Blue Earth-RV-02 偏摩耗とふらつきを抑制したタイヤ
・Blue Earth-XT AE61 運動能と快適性を両立したタイヤ

ウェットグレードの性能が向上したウェット性能「a」シリーズは、軽自動車からSUVまで対応しています。

F1最多勝を誇るグッドイヤー

グッドイヤーは、ブリジストンやミシュランにも並ぶ、世界屈指の大手タイヤメーカーです。1964年からF1に参戦し、1998年に撤退するまでタイヤメーカーとしては最多の通算368勝を記録しました。現在はNASCARをメインに活躍している他、レッドブル・エアレース・ワールドシリーズなどにも参戦しています。

今回のオートサロン2020では、NASCAR参戦の「TOYOTA SUPRA」やグッドイヤーのカラーリングに彩られた「Jota Sportオレカ車」を展示しました。また、ナスカーの「タイヤ交換デモストレーション」やプロのドライバーが使用する「ドライブシュミレーター」など、多くの来場者を楽しまさせるブース展開となっていおりました。

このように、モータースポーツの印象が強いグッドイヤーですが、ブース内には市販の新作タイヤも展示されていました。その旨について、グッドイヤーのメーカー担当者に話を聞いてみると、次のように答えました。

「新作の市販タイヤは、ナスカーで使われたデザインをイメージして作られているのが特徴です。このように、レース用のタイヤだけでなく、一般のクルマにも使われるタイヤに、今後は力を入れていきたいです。」と意気込みを語られました。

エコとタフなタイヤなどの新製品を販売

グッドイヤーでは、全天候型やマルチパーパスな使い方ができるタイヤや、高い静粛性や低燃費性能を実現した環境にやさしい製品を展示していました。

・Efficient Grip ECO EG02
新開発のコンパウンドの採用により、先代のEG01より低燃費性の向上と優れたロングライフ性能を実現しました。「Efficient Grip ECO EG02」は2月1日より発売開始です。

・WRANGLER AT SILENTTRAC
オンロードでの静粛性や乗り心地を向上させるとともに、オフロードでの優れた走行性能も兼ね備えたタイヤ「WRANGLER AT SILENTTRAC」は2月7日より発売します。

タイヤの未来を考えるダンロップ

イギリス発祥のタイヤメーカーのダンロップは、1909年に神戸に日本初となるタイヤ工場を設立しました。当初は馬車や人力車等のタイヤを製造していましたが、1913年には日本初となる自動車用のタイヤの製造をはじめ、現在まで続いています。

ダンロップの担当者に今後のタイヤの方向性をお聞きしました。「日々、変化を続けるモビリティ社会において、人々を取り巻くテクノロジーの進化の中で交通事故のない世界を目指しています。ダンロップでは、優れた安全性能と環境性能をもとに技術革新を行い、タイヤを通して事故のない未来を目指します」と新しいタイヤの未来について語りました。

タイヤの力で叶える未来

ダンロップでは様々な技術開発に取り組んでいます。

・センシングコア
ブレーキなどのECUに、独自のアルゴリズムを組み込むだけで、タイヤがセンサーに変わります。

・LCA
タイヤ性能に付加価値を与えるダンロップ独自のバイオマス材料など、環境型社会の実現に大きく貢献する技術

・性能持続技術
摩耗や劣化による性能低下を抑え、新品時のタイヤ性能を長く持続させるための技術

・アクティブトレッド
ウェットや凍結など路面状況の変化に、ゴムが能動的・可逆的に反応し、最適な性能を発揮する技術

・エアレスタイヤ
空気充填がいらないエアレスタイヤの実用化に向けた技術

ダンロップが叶えたい未来が見えてきます。

豊かな社会づくりを目指すTOYO TIRES (トーヨータイヤ)

自動車レースやタウンユースなど、幅広いタイヤの開発に力を入れているトーヨータイヤは、日本国内だけでなく、海外からのタイヤの評価も良く、「感動や驚きを生み出し、豊かな社会づくり」を目指している国内を代表するタイヤメーカーの1つです。

オートサロン2020では、トーヨータイヤを競技で使用している3人の選手が登場し、モータースポーツに力を入れていることを発表しました。

その選手には、世界で活躍するドリフトパフォーマー「マッド・マイク選手」、日本が誇るドリフトドライバーの「川畑真人選手」、アメリカで人気を集めるモータースポーツ選手の「ケン・ブロック選手」など、バラエティ豊かな面々がゲストとして駆けつけました。

代表取締役社長の清水隆史は、「2020年は、こうした選手とともにブランドイメージを広げて、今後のさらなる活躍に期待をしていきたい」と、話しています。

トーヨータイヤが2020年に力を入れる2種類のタイヤ

では、トーヨータイヤが2020年に発表したタイヤの中でも特に力を入れている2種類を紹介していきましょう。まず、一つ目にあげられるのが「PROXES R888R(プロクセス アール・ハチ・ハチ・ハチ・アール)」です。

高いグリップ性能と合わせて、トラクション性能やコントロール性能を追求したことにより、ドラフト競技などの過酷な環境でも優れた安定性を誇るタイヤです。実際に、オートサロン2020年に登場したマッド・マイク選手からも、「プロクセス一番!」など、高い評価を得ている商品となります。

そして2つ目に、「OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー・アールティー)」があげられます。こちらは、オンロードとオフロードの両方を楽しめるタイヤ。マッドテレインタイプを使用することでトラクション性能に配慮し、オールテレインタイプの導入し、オフロードとオンロードのバランスを維持することに成功しました。

このように、2つの異なるタイヤに力を入れることで、「今後のさらなる活躍への期待」に大きく貢献することができるでしょう。

ヨーロッパで活躍するFALKEN (ファルケン)

ニュルブルクリンクなどをはじめ様々なヨーロッパのレースで鍛えられた技術を活かし、主にスポーツタイヤやスタットレスタイヤを展開する「FALKEN(ファルケン)」。ファルケンの出展ブースでは、豊富なラインアップとともに、目を引く多彩なディスプレイが施されていました。メーカー担当者に詳しい話を聞いてみると、次のように話ました。

「日本に新規参入してきたばかりの会社なので、日本の大手タイヤメーカーのダンロップと差別化を図ることに力を入れました。特に、今回は4WD向けのタイヤ製品に力を入れていおり、ディスプレイもJeepをモデルに目立たせています。」

注目の新商品は「4×4シリーズ」から発表される2種類

メーカー担当者の話によると、今回は4WD向けのタイヤに力を入れていることが分かりました。その結果、新商品として注目されるタイヤには、「4×4シリーズ」があげられるでしょう。

4×4シリーズは2種類のタイヤが展開されており、そのうちの一つが「WILDPEAK A/TEW(オールテレーンタイヤ)」になります。オフロードとオンロードの両方を走行できるため、普段使いはもちろん、キャンプやレジャーなど幅広いシーンで活躍できます。また、スタットレスに使われる3D機能を搭載しているため、雨の日でも安定した走りを実現できるでしょう。

続いて「WILDPEAK M/T(マッドテレーンタイヤ)」は、険しいオフロード向けに開発されたタイヤになります。タイヤのサイドにあるブロックが尖った石を防ぐことで、険しい砂利道も力強く走り抜けることができるでしょう。

また、ブロック間の溝で排泥を補助することにより、トラクション性能を維持できるので、安定した走りを保つことができます。ゴツゴツ系のタイヤを全面に出しつつも、普段使いとしての用途を取り入れたラインナップにも力を入れることで、さらなる飛躍を辿るための一手となるでしょう。
タイヤメーカー各社は、様々なタイヤを装着した車両展示や独自の体験イベントを駆使し、回を重ねるごとに賑わいが大きくなる東京オートサロンの来場者に向けて魅力あるタイヤをアピールしていました。タイヤの製品能力の向上や未来の形が少しみえた今年の東京オートサロンでした。
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