ホンダ N-ONE(エヌワン)の後部座席(リアシート)の使い勝手はいかに!?

ホンダ N-ONE

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長く愛されるクルマを提案したいという思いから2012年の発売に開始したホンダ N-ONE。2017年にはマイナーチェンジをむかえ4つの新スタイルを設定しました。それぞれの個性もさることながら、長年培ってきた車内の使い勝手というホンダの強みをしっかりと受け継いでいます。今回は車内空間の広さの中でも、後部座席の使い勝手に注目して紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
後部座席の広さ
広さの秘密はホンダの特許技術
幅広いシートアレンジ

後部座席の広さ

まずは、N-ONEの客室全体の寸法を確認しましょう。
長さ:2,020mm
幅:1.300mm
高さ:1,240mm(LOWDON、RSは1,200mm)

同じくホンダ N-BOXの室内寸法は次の通りです。
長さ:2,240mm
幅:1,350mm
高さ:1,400mm

軽トールワゴンであるN-BOXと比べても数値の差は大きくありません。

では、肝心の後部座席の広さはどうでしょうか。後部座席は大人でも足を組んで座ることができる広さを確保しています。座席の背もたれと座面を湾曲させることで深く腰掛けることが可能なゆったりさを実現。さらに前席下にはスペースが設けられ、そこに足を入れることもできます。

広さの秘密はホンダの特許技術

軽自動車でありながらも足を組んでゆったり座れるほどのゆったりさを可能にしているがホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」です。

燃料タンクは通常、後席や荷室の下に配されるのが多く、その分座席が高くなってしまいます。センタータンクレイアウトでは、燃料タンクを前席下に置くことで更なる広さの確保に成功しました。また、N-ONEだけではなく、多くのホンダ車にこの技術が採用されています。

幅広いシートアレンジ

後部座席にはダイブダウン機構とチップアップ機構を備えることで幅広く使える多彩なシートアレンジを可能にしています。では、ダイブダウン機構とチップアップ機構を用いると、どんなシートアレンジが可能なのでしょうか。

ダイブダウン機構とはシートを前側に倒すことができる仕組みのことで、実際に用いると後部座席と荷室を合わせた巨大な空間が出現。ゴルフバックがすっぽり収納できる大きさです。さらに、センタータンクレイアウトにより後部座席と荷室との間に段差がなく床面がフラットです。

チップアップ機構は座席を跳ね上げる仕組みで、用いると後部座席スペースにもう一つの荷室が出現します。後ろが狭くテールゲートが開けられない時、荷室には入りきらない高さのある荷物を積載するときなどに役立ちます。

さらに、どちらの機構もワンタッチで変形可能なので手間はかかりません。ダイブダウン機構はヘッドレスト横のレバー、チップアップ機構は座席をそのまま持ち上げることで操作できます。
マイナーチェンジをしたN-ONEは個性を追求し、その上で車内空間という充実した機能性も併せ持つ一台です。デートにも乗っていけるおしゃれな一面にくわえて日常使いでも役立つ器用さがN-ONEの人気の秘訣なのかもしれません。

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