日産スカイラインを徹底解説!エクステリア、インテリア、荷室(ラゲッジスペース)、プロパイロット2.0...これを見ればスカイラインの全てがわかる!

日産 スカイライン 2019 宮越孝政

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日産の顔として長く先端を走ってきたスカイラインですが、2013年に登場した13代目となるスカイラインには「プロパイロット」、「ダイレクトアダプティブステアリング」など日産の顔として恥じることない先進技術を投入して登場しました。

今回は、2019年7月にマイナーチェンジを果たして登場した、日産スカイラインの、外装、内装、安全装備、グレード別の違い、人気ボディカラー、座席や荷室(ラゲージスペース)、オプション装備にライバル、さらには進化したプロパイロット2.0など、あらゆる視点から日産スカイラインをひも解いていきます。


文・萩原 文博/写真・宮越 孝政

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
日産スカイラインのエクステリアは?
日産スカイラインのインテリアは?
日産スカイラインの荷室(ラゲッジスペース)は?
日産スカイラインの走行性能は?
日産スカイラインの安全性能(安全装備)は?
日産スカイラインのグレードの違いは?
日産スカイラインに装着できるオプションは?
日産スカイラインの人気のボディカラーは?
日産スカイラインの維持費は?
日産スカイラインを試乗インプレッション!その乗り心地は?
日産スカイラインとライバルを比較するとどうなる?
2019年7月にマイナーチェンジされた日産スカイライン。マイナーチェンジ前とその後の違いは?
400Rがベース?日産スカイライン400R スプリントコンセプトとは?また、トヨタの伊藤大輔さんも2020年の意気込みを語る!

日産スカイラインのエクステリアは?

1957年から販売されているスカイライン、13代目となる現行モデルは2013年に発表され、2014年2月より販売されています。スカイラインの外観デザインは、初代から基本ポリシーは変わらず「正統派のセダン」であること、そしてセダンをしっかりと作ることを念頭に置きながら、躍動感や高揚感を表現することが継承されています。
そのために走行時の動きや安定感などを外観からでも感じられるように、現行型のボディサイズは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm(2WD車)として、先代モデルより幅を50mm広げ、高さを10mm低くし、プロポーションをチューニングし、そのうえでロングノーズ、ショートデッキというスカイライン伝統のプロポーションも踏襲しているのが特徴です。
そして、ボディのキャラクターラインや面の抑揚によって、躍動感を際立たせることにより、歴代のスカイラインが目指してきた、血の通っている動物的な印象を現行型スカイラインでも表現しています。
特にクルマは顔の表情が大切でで、ヘッドランプは眼の表情を強く意識した形状を採用。ロービーム外側の三日月状ランプときりっとした眉毛風ランプの組み合わせがもたらすシグネチャーランプを象徴的に配して、人や猛獣などの眼の表情を表現しています。
現行型スカイラインのサイドビューは、後輪駆動車(FR)らしい躍動感と前傾姿勢を強調しています。勢いのあるショルダー部のキャラクターラインは鍛え上げられたボディのダイナミック感を際立たせて、さらに前傾姿勢の強調によりスポーティな走りへの期待感を増幅させます

また、クラストップレベルのCd値0.26を実現した美しいルーフライン、そしてドアサッシュの光沢がCピラーのアクセントとなっています。そして、リアビューはフロントとリアのホイール回りの張り出し感のある面によってクルマ全体に活力と艶やかさを与えています。

また、アスリートの鍛え挙げられた筋肉のようなリアフェンダーラインは、小気味良く跳ね上がるラインによってリアタイヤにパワーを与える力強さと躍動感を表現しています。そして、トランクリッドにスポイラー形状を採用することで、空力性能を向上させるなど、スカイラインの外観デザインはすべて高い機性に寄与しているのです。 

インフィニティバッヂから日産バッヂへ

写真:スカイライン 前期
前期型では、フロントグリル中央に配置されるフロントグリルやアルミホイールのセンターキャップに日産が海外で展開しているプレミアムブランド「インフィニティ」のエンブレムが採用されていました

しかし、2019年7月に行ったマイナーチェンジで、外観デザインは変更されています。フロントグリルは日産ブランドの象徴である「Vモーショングリル」を採用しGT-Rの流れを汲む、スカイラインのスポーティさを凝縮したフロントフェイスとなりました。
また、リアのコンビネーションランプには歴代スカイラインのアイコンである「丸目4灯ランプ」を採用。均一に光るLEDランプにより、先進的であると同時に後続車に一目でスカイラインであることを主張するデザインとなっています。マイナーチェンジ時に新色のカーマインレッドを追加し、セダンとしては珍しい2色の赤を含めた10色のボディカラーを設定しています。

日産スカイラインのインテリアは?

現行型スカイラインでは、スポーティなドライビングへの高揚感と巧みに作りこまれた洗練された心地良さを融合させたこだわりのインテリアデザインを採用しています。ドライバー席から見たときに細く感じるAピラー形状や、後席に座った乗員が広々とした空間を感じられるように後ろから見た形状を工夫した前席シートなど、どの席に座られても気持ちよくドライブを楽しめるようにデザインされているのが特徴です。 

運転席と助手席それぞれを心地良く包む、ダブルウェーブ形状のインストルメントパネルにより、運転席はドライビングへの高揚感そして助手席は心地良い包まれ感と開放感を演出しています

さらに、インストルメントパネルからドアにかけてラウンドしているシェイプとセンタークラスターからコンソルーへの非対称ラウンドシェイプを採用。機能的で、適度な包まれ感がドライバーのマインドを高めてくれます。 コックピットは走りの機能性を追求したデザインとなっています。
その最も特徴的なのが、2つのディスプレイで構成されたツインディスプレイクラスターデザインです。次世代なヴィゲーションシステムによる、先進的でスマートな操作感と視角情報提供してくれます、ツインディスプレイから繋がるセンターコンソールは美しい形状と素材の組み合わせにより、プレミアムスポーティセダンにふさわしいステッチラインの美しいニーパッドなど、洗練と熟達を極めたクラフトマンシップに充ちています
ドライバーに様々な情報を伝えるメーター類は、ドライビングの高揚感と多彩な情報の的確な伝達を追求したメーターとアドバンスドライブアシストディスプレイを採用しています。 

ステアリングも当然、日産バッヂへ変更

2019年7月に行われたマイナーチェンジでは、外観同様にステアリングパットやシフトノブに採用されていたインフィニティのエンブレムが廃止され、ステアリングパッドに日産のエンブレムが採用されています。

先代モデルに比べて、全幅が+50mm、全高が−10mmというサイズの現行型スカイラインは均整のとれた走りのプロポーションを実現しながら、ドライバーのみならず、乗員すべてに余裕のある室内空間を提供しているのが特徴です。
全高を−10mm低くしているものの、着座位置を低く設定することで、フロントシートの頭上空間は10mm拡大。また視界が広がったことにより、クルマ全体を広々とした上質な空間に仕立てています。 前席の形状やBピラーの薄型化によって後席に座った乗員の前方視界を拡大。
さらに、後席シートクッションの前端部形状の最適化により、数値以上の広さを演出しています。さらに、前席背面の形状を工夫することにより、後席のニールームに約20mmのゆとりを提供。クラストップの後席のニースペースを確保しています。また、Bピラー下端部のスリム化やシートクッション形状の最適化などにより優れた後席乗降性を確保しています。

シート表皮はスタンダードグレードがソフトジャガード織物とネオフィールという素材のコンビシートで、タイプP、タイプSPは本革シートが標準装備となり、ブラックとベージュの2色から選ぶことができます。外観に比べるとインテリアはマイナーチェンジ時の変更点は少ないですが、それだけ完成度が高く、手を加える必要がなかったと言えるでしょう。

日産スカイラインの荷室(ラゲッジスペース)は?

機能美に満ちあふれた外観デザインを採用している現行型スカイラインですが、室内空間だけでなく、トランクの利便性にもこだわっています。

ハイブリッド車、そしてマイナーチェンジで登場した3LV6ツインターボ車どちらも、広い開口部が特徴のトランクルームを採用。4リンクヒンジを採用することにより、トランクの空間をフル活用できるように工夫され、両パワートレインともに9インチのゴルフバッグが4個搭載可能となっています。
また、V6ターボ車は特Aスーツケース2個(ハイブリッド車は特A+A)が収納可能で、様々な用途に対応できる実用性を確保しています。 トランク容量はV6ターボ車が510L、そしてハイブリッドシステム用バッテリーの搭載位置を工夫したハイブリッド車が385Lというガソリン車に匹敵する大容量を確保。
トランクの開口部の地面からの地上高も低く設定され、重いモノでも高く上げる必要はありません。 スポーティセダンに求められる高い空力性能を発揮するボディデザインを採用しながらも、セダンに求められる利便性の高いトランクを実現しているのは、さすが、セダンのセオリーを初代から継承しているスカイラインだからこそと言えるでしょう

日産スカイラインの走行性能は?

2019年7月にマイナーチェンジを行った現行型スカイラインに搭載されているパワートレインは、3.5L V6ガソリンエンジン+1モーター+7速ATを組み合わせた日産独自のハイブリッドシステムと3L V6ツインターボエンジン+7速ATの2種類です。

マイナーチェンジ前はダイムラー製の2L 直列4気筒ターボ+7速ATが搭載されていましたが、自社製の3LV6ツインターボへと換装されています。
それではそれぞれのパワートレインの特徴を紹介しましょう。 まずはデビュー当初からラインナップされているハイブリッド車からです。スカイラインに搭載されているハイブリッドシステムはシンプルで高効率な1モーター2クラッチ方式のインテリジェントデュアルクラッチコントロールです。

最高出力306PS、最大トルク350Nmを発生する3.5L V6ガソリンエンジンに最高出力68PS、最大トルク290Nmを発生するモーターを組み合わせて、システム合計で最高出力364PSを発生し、燃費性能はJC08モードで、13.6〜14.4km/Lを実現しています。
このハイブリッドシステムはエンジンとモーター、そしてモーターとトランスミッションの間にそれぞれクラッチを配置し、モーターとエンジンの得意な領域を上手に使い分けて、走行状況に応じて、効率の良い走りを選択します。発進時や信号待ちなどではモーター駆動のみとなり、中高速での走行やバッテリー残量がないときはエンジン駆動のみと変わります。

さらに、全開で走行するときはモーター+エンジンが駆動するなどシーンによって巧みに変化させるのが特徴です。また、高速走行時でも低負荷の際は、モーターのみの駆動が可能で、ハイブリッド車ながらEV走行領域が広くなっており、優れた燃費性能を発揮します。駆動方式は2WD(FR)と4WDが用意されています。

若者に人気の400Rは、スカイライン史上、最高出力を誇る

写真は 日産 スカイライン 400R
続いては、マイナーチェンジで設定された3LV6ツインターボエンジンです。このエンジンは搭載されるグレードによって異なる出力設定となっています。400Rは最高出力405PS、最大トルク475Nm。そしてGT系は最高出力304PS、最大トルク400Nmを発生します。燃費性能は実際に走行した燃費に近いWLTC方式で、10.0km/Lを実現しています。

このV6ツインターボエンジンはスポーティセダンのスカイラインのキャラクターに合わせて、シャープなレスポンスの実現を目指し、小径のタービンとコンプレッサーのターボチャージャーを採用。さらに水冷式インタークーラー、可変動弁システムの電動VTCシステムなど最新の技術を導入し、鋭い加速性能と優れた燃費性能を両立しています。

EV走行領域が長く、高い静粛性を誇るハイブリッド車と新搭載のパワフルなツインターボ車、どちらも走りにこだわったスカイラインには外すことのできない魅力あるパワートレインです。

日産スカイラインの安全性能(安全装備)は?

2019年7月にマイナーチェンジを行ったスカイライン。その変更されたポイントの中で最も注目なのが安全装備です。なかでもハイブリッド車に搭載されたプロパイロット2.0は国産車だけでなく、輸入車を含めても現在最も自動運転領域において最先端の技術を味わうことができます。
現行型スカイラインはデビュー当初から最先端の運転支援技術を搭載したモデルでしたが、世界初のインテリジェント高速道路ルート走行機能をもつプロパイロット2.0は近未来の自動運転化社会の入口とも言える技術です。

従来のプロパイロットは高速道路の同一車線内走行が可能で、走行時にはアクセル・ブレーキ・ハンドル操作の支援を行ってくれますが、ドライバーはハンドルを握っていなければいけませんでした。

プロパイロット2.0によって手放し(ハンズオフ)が可能に

しかし、プロパイロット2.0は高速道路の複数車線の走行が可能。つまり車線変更ができるようになったうえ、カーブの大きさに応じた減速機能、標識認識による設定車速変更そして一定条件下でのハンズオフ(ハンドルから手を離すこと)が可能となりました。さらに、ルートガイドに沿った分岐や出口、そして遅い先行車の追い越しなどの車線変更支援機能が装着されているのです。 
写真:栗原 祥光
先進運転支援技術のプロパイロット2.0を支えるキー技術が、3D高精度地図データ、360度センシングそして、インテリジェントインターフェイスの3つです。まずは3D高精度地図データから説明しましょう。

3D高精度地図データはスカイラインが日本で初めて採用しました。自車位置をこれまでのナビゲーションのデータより高い精度で把握し、正確かつ滑らかなステアリングを制御します。また、カメラの範囲より先の道路形状(曲率、勾配)などを先読みし、滑らかに制御してくれます。
写真:栗原 祥光
従来のナビでは現在の位置はこの辺りという位置しかわかりませんでしたが、3D高精度地図データはどの車線を走っているのか、最高速度は何km/hか、カーブの半径などのデータも含まれているため、ルートを予め先読みしてクルマを制御することができるのです
続いては、360度センシングです。スカイラインには7個のカメラ、5個のレーダーそして12個のソナーによってクルマの周り360度を検知しています。フロントガラス内にはトライカムと呼ばれる画角150度/54度/28度と画角が異なる3つのカメラを設置し、白線や標識、周辺車両などを検知します。
写真:栗原 祥光
そして、最後がインテリジェントインターフェイスです。コックピット内に配置されたディスプレイそしてヘッドアップディスプレイにリアルタイムにわかりやすい情報を表示し、操作性も優れています。
また、センターパネル状部にドライバーモニターを設置し、ドライバーの前方注視を常時確認しています。 ナビゲーションでルート設定し、高速道路に乗り一定の条件が揃うとドライバーがハンドルを離しても、ルートに沿って走行してくれる。これが最先端の運転支援技術、プロパイロット2.0なのです。

日産スカイラインのグレードの違いは?

現行型スカイラインのグレード構成は、ハイブリッド車そしてV6ツインターボ車ともに標準モデルのGT、GTタイプP、最上級グレードのGTタイプSPの各3グレード用意しています。そしてV6ツインターボ車には最高出力を405PSまで高めた400Rが設定されています。ここでは、グレード別の装備の違いについて紹介します。
ランフラットタイヤ 17インチ
まずは標準モデルのGTからです。装着されるホイール&タイヤはハイブリッドGTがTタイプPと同じ225/50RF18に対して、V6ツインターボGTは225/55R17というタイヤが標準装備となります。シート表皮はソフトジャガード織物/ネオソフィールのコンビシートで、運転席のランバーサポートも手動となります。

そしてステアリング・運転席・ドアミラーが連動したパーソナルドライビングポジションメモリーシステムが未装着となっています。エアコンはシンプルなオートエアコンとなり、ハイビームアシストやアクティブAFS、リバース連動下向きドアミラーといった利便性の高い装備が省かれています。
GT タイプP(V6 TURBO)
GTタイプPでは、装着されるホイール&タイヤが225/50RF18&18インチアルミホイールで統一されます。シートもフロントにヒーター機能を備えた本革シートが標準装備。

オートエアコンもプラズマクラスター搭載のオートエアコンとなり、さらににおい・排出ガス検知式内外気自動切り替え機構・高性能フィルターを採用し、室内の快適性がさらにアップします。そして標準モデルのGTでは未装着だったハイビームアシストやアクティブAFS、リバース連動下向きドアミラーが標準装備となり利便性そして機能性が向上します。
最上級グレードとなるGTタイプSPは装着されるアルミホイールが19インチとなり、タイヤサイズも245/40R19とサイズアップしています。外観デザインもわずかに異なり、フロントとリアにスポーツバンパーが標準装備となります。スポーティさの強調は外観だけに留まらず、アルミペダルやパドルシフトが装備されるなどインテリアにも及びます。

また、ハイブリッド車は最先端の運転支援システムである「プロパイロット2.0」をはじめ、ダブルピストンショックアブソーバー、アイドリングストップ機構、ECOペダルそして、ヘッドアップディスプレイ、ドライバーモニターなどが専用装備となっています。
400Rには電子制御ショックアブソーバーを採用したインテリジェントダイナミックサスペンションをはじめ、4輪アルミレッドキャリパー対向ピストンブレーキ、ダイヤキルティング/レッドステッチをあしらった本革スポーツシートなどが400R専用装備として標準装備となっています。

日産スカイラインに装着できるオプションは?

車両本体価格が400万円以上という高額車の日産スカイラインはどのようなオプションが設定されているのでしょうか。工場のラインで装着されるメーカーオプションでは、セットオプションとして2種類設定されており、1つ目は高音質な16スピーカーを装着するBOSEのパフォーマンスシリーズサラウンドシステムとアンビエントライトシステムのセット。
そして2つ目は運転席パワーシート、助手席パワーシート、本革スポーツシート、スポーツサスペンション、インテリジェントダイナミックサスペンション、そしてスポーツブレーキがセットになったスポーティパッケージです。

22万3300円のBOSEのオーディオシステムとアンビエントライトがセットのオプションはハイブリッド車のGTタイプSP、タイプP、ターボ車は400R、GTタイプSP、タイプPに設定されています。

一方の14万3000円のスポーティパッケージはターボ車のGTタイプSPのみに設定されているセットオプションです。 そのほか全車にオプション設定されているのは、12万1000円の電動ガラスサンルーフ(ワンタッチスライド・チルトアップ、UVカット機能付プライバシーガラス、挟み込み防止機構付)です。

グレードごとのメーカーオプションとしてはGTタイプSP、タイプPに設定されているフィニッシャー(インストルメントパネル、センタークラスター、ドアトリム)本木目が7万7000円。

3Lツインターボ車のGTタイプPと標準車に設定されているフィニッシャー(インストルメントパネル、センタークラスター、ドアトリム)本アルミが5万5000円。

また3Lツインターボ車のみに設定されているリア6:4分割可倒式シートが4万4000円。

そして、ハイブリッド車/3L ツインターボ車のGTタイプSP、タイプPに設定されている19インチアルミホイール&245/40RF94Wランフラットタイヤのセットが22万円となっています。 スカイラインはさすがに高額車だけあって、メーカーオプションの設定品目は少なくなっています。

日産スカイラインの人気のボディカラーは?

現行型スカイラインのボディカラーは、刀鍛冶によって鍛えられた鋼の青光りをイメージしたハガネブルーをはじめ、ラディアントレッド、ダークメタルグレー、オーロラフレアブルーパール、ブリリアントホワイトパール、スーパーブラック、インペリアルアンバー、ブリリアントシルバー、メテオフレークブラックパールの9色に加えて、マイナーチェンジ時にGTタイプSPにカーマインレッドが追加され、全10色となっています。
ラディアント レッド
メテオフレークブラックパール
ブリリアントホワイトパール
ブリリアントシルバー
ダークメタルグレー
スーパーブラック
オーロラフレアブルーパール
インペリアルアンバー
HAGANEブルー
現行型スカイラインのボディカラーは、刀鍛冶によって鍛えられた鋼の青光りをイメージしたハガネブルーをはじめ、ラディアントレッド、ダークメタルグレー、オーロラフレアブルーパール、ブリリアントホワイトパール、スーパーブラック、インペリアルアンバー、ブリリアントシルバー、メテオフレークブラックパールの9色に加えて、マイナーチェンジ時にGTタイプSPにカーマインレッドが追加され、全10色となっています。
カーマインレッド
新色のカーマインレッドは、光の当たり方によって鮮やかな発色と深みのある陰影のコントラストが生まれ、スポーティな走りを強調する抑揚と張りのあるスカイラインの外観デザインを引き立てます

全10色のうち、ブリリアントホワイトパール、メテオフレークブラックパール、オーロラフレアブルーパール、インペリアルアンバー、ハガネブルーの6色が+4万4000円の特別塗装色で、追加されたカーマインレッドは+14万3000円の特別塗装色となっています。
人気のボディカラーは最も人気が高いのが特別塗装色のブリリアントホワイトパール。スカイラインに限らずほとんどの車種で人気の色ですが、受注が高調な400Rのイメージカラーというのも関係しているのかもしれません。
2番人気がこちらも特別塗装色のメテオフレークブラックパールです。やはり、定番の白(パール)黒は鉄板のボディカラーというのはスカイラインでも変わらないようです。そして3番人気が前期型のイメージカラーだったハガネブルーです。スカイラインはブリリアントシルバーと、ダークメタルグレーという濃淡のシルバー2色を用意していますが、特別塗装色のハガネブルーの人気が上回っているようです。

スカイラインに採用されているすべてのボディカラーは軽度のスリ傷やひっかき傷を時間と共に修復するスクラッチシールドを採用しています。 赤いボディカラーを2色も設定しているスカイラインですが、やはり人気色は白(パール)、黒という定番カラーとなっています

日産スカイラインの維持費は?

高い走行性能を誇るスポーティセダンのスカイラインの維持費について考えてみましょう。ハイブリッド車そして新設定された3LV6ツインターボ車どちらも使用燃料はハイオクガソリンです。

ハイブリッド車の燃費はJC08モードで13.6〜14.4km/L、3LV6ターボ車の燃費はWLTCモードで10km/L。ハイブリッド車のエンジン排気量が3.5Lであることを考慮すれば、高レベルですが、ハイオク仕様なので財布にはそれほど優しくありません。 エコカー減税もハイブリッド車のみ25%減税に留まっており、大排気量による自動車税、重量税はボディブローのように効いてくるはず。
また、装着しているタイヤは高額なランフラットタイヤなので、スカイラインらしいスポーティな走りを存分に楽しもう!と思うと燃料代などのランニングコストはかなり高額になるという覚悟が必要です。

日産スカイラインを試乗インプレッション!その乗り心地は?

2013年のデビュー当時、インフィニティのエンブレムを装着し物議を醸した現行型スカイライン。さらにダイムラー製の2L 直4ターボを搭載するなど、従来のスカイラインファンを悲しませました。

しかし、2019年7月のマイナーチェンジで日産のアイデンティティであるVモーショングリルを装着し、エンブレムも日産へと変更されました。さらに、2L直4ターボは廃止され、自社製の水冷式インタークーラーを採用した3LV6ツインターボを搭載するなど、ようやく日本のスカイラインが帰ってきたと言えるでしょう。
そのユーザーの期待値マイナーチェンジ後の初期受注に表れていて、「プロパイロット2.0」を搭載したハイブリッド車を3Lツインターボ車が上回り、しかもそのターボ車の半数が車両本体価格が約600万円という高額モデルスカイライン愛そして、国産スポーツセダンの復権を喜ぶユーザーの数に驚かされました

そしてマイナーチェンジしたスカイラインで試乗したグレードは自動運転を体感できる「プロパイロット2.0」を標準装備したハイブリッド車のGTタイプSPです。搭載されているハイブリッドシステムはマイナーチェンジでは手が加えられていないので、試乗の感想は乗り心地とプロパイロット2.0についてのみとさせて頂きます。 プロパイロット2.0のポテンシャルを体験するためにはナビで目的地設定を決めて、高速道路を走行する必要があります。
一般道を走行して感じたのは、前期モデルではランフラットタイヤを使いこなせるサスペンションセッティングになっていませんでしたが、後期型では19インチという大径ホイールを装着しているにも関わらず、ゴツゴツとしたランフラットタイヤ特有のざらついた乗り味は見事に消されていました。

試乗したコースの路面はかなりアンジュレーションがあり、サスペンションが仕事をしてくれないと乗り心地が悪いのですが、その荒れた路面を走行しても、フラットな乗り味を実現しています。
そして、注目の先進運転支援システム「プロパイロット2.0」ですが、現状、アダプティブクルーズコントロールでは最も優れているといえるレベルに仕上がっています。クルマが道を知っている!と言いたくなるほど、走行車線のセンターをキープしてくれます。カーブのハンドル操作もぎこちなさはまったくなく、腕に自信のあるドライバーが運転してくれていると感じるほど安心感があります。

前方車両が近づくと、「車線変更しますか」という表示が出て、ウィンカーを動かすとスッと右に車線変更し、追い抜くと今度は走行車線にスッと戻ります。この左右に移動する速度が右に出るときのほうが速くなっていて、ドライバー心理を見事に読み切っていると言えます。
一方改善点はこの便利なプロパイロット2.0がハイブリッド車にしか設定がないこと。そして、新設定された3Lターボ車でパドルシフトが400RとGTタイプSPにしか設定がないこと。操る愉しさを主眼としたスポーティセダンのスカイラインならば、パドルシフトはできることなら全車標準装備としてもらいたいなと感じました。

日産スカイラインとライバルを比較するとどうなる?

国産セダンの中で高い走行性能と実用性を両立している現行型スカイライン。ボディサイズは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mmとなっています。スカイラインのライバルは一体どんなクルマが当てはまるのかと調べてみると、ボディサイズでピッタリと当てはまるクルマがほとんどないのです。
例えばBMWで言うと3シリーズが全長4715mm×全幅1825mm×全高1430mmで、5シリーズが全長4945mm×1875mm×全高1480mmとスカイラインの全長は3シリーズと5シリーズの間となっているのです。

メルセデス・ベンツでもCクラスセダンとEクラスセダンの間、レクサスはISとGSの間といった具合です。ボディサイズの全長は若干スカイラインが大きいですが、価格帯も考慮し、今回スカイラインのライバルはスポーティセダンと呼ばれるクラスのレクサスIS、メルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズ、ジャガーXEとすべてFR車で揃えてみました。

レクサス IS

同じ国産スポーツセダンのレクサスISのボディタイプは全長4680mm×全幅1810mm×全高1430mmで、スカイラインと比べるとちょうど一回りコンパクトなボディとなっています。

搭載されるパワートレインは3.5LV6ガソリンエンジンを筆頭に、2L直4ターボそして、2.5Lがガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの3種類となっています。Fスポーツと呼ばれるスポーティモデルを設定しています。

BMW 3シリーズ

輸入車のスポーティセダンの代名詞と言えば、BMW3シリーズは外すことはできません。スカイラインとBMW3シリーズはこれまでの歴代モデルでもライバル関係でした。2019年に導入された3シリーズのボディサイズはスカイラインより全長が約100mm短いですが、ほぼ同じサイズとなっています。

搭載されるパワートレインは3L直6ターボエンジンを筆頭に2Lガソリンターボエンジン+モーターのPHEV、2L直4ディーゼルターボエンジン、2L直4ガソリンターボエンジンとバラエティ豊富。3シリーズも高速道路などでの渋滞時にのみハンズオフが可能となっているなど走行性能だけでなく、安全性能も肉薄しています。 3シリーズのサイズは、全長4715mm×全幅1825mm×全高1430mm。

メルセデス・ベンツ Cクラス

続いて、取り上げるのはメルセデス・ベンツCクラスセダンです。現行モデルは2014年に登場しています。Cクラスセダンのボディサイズは全長4705mm×全幅1810mm×全高1430mmとスカイラインに比べると全長が約100mm小さくなっています。

エンジンバリエーションは非常に豊富で1.5L直4ターボから4LV8ツインターボに加えて、2L直4ディーゼル、PHEVと多彩なバリエーションが特徴です。また、ハンズオフはできませんが運転支援システムの信頼性は抜群です。 

ジャガー XE

最後がジャガーXEです。ジャガーのセダンの中で最もボディサイズは小さく、全長4690mm×全幅1850mm×全高1415mm。スカイラインと比べると全長は120mm短いですが、全幅は+30mm、全高が−25mm、ワイド&ローのフォルムが特徴です。

搭載されるエンジンは最高出力が300PSと250PSという異なる仕様がある2L直4ガソリンターボと最高出力180PSを発生する2L直4ディーゼルターボの合計3種類です。

2020年型で大幅に手が加えられ、内外装がリフレッシュしています。 こうして見ると、スカイラインはライバル車と比べるとボディサイズ、特に全長が長いので、後席スペースに余裕があります。しかし、輸入車は2L直4エンジンが主流なのに対して、3LV6ツインターボそして3.5LV6エンジンという大排気量は燃費性能では不利に感じます

スカイラインとライバル達のサイズ

スカイライン:全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm
レクサス IS:全長4680mm×全幅1810mm×全高1430mm
BMW:3シリーズ:全長4715mm×全幅1825mm×全高1430mm
メルセデス・ベンツ Cクラス:全長4705mm×全幅1810mm×全高1430mm
ジャガー XE:全長4690mm×全幅1850mm×全高1415mm

2019年7月にマイナーチェンジされた日産スカイライン。マイナーチェンジ前とその後の違いは?

2019年7月にマイナーチェンジを行ったスカイライン。マイナーチェンジの前後で変わったポイントを紹介しましょう。最も大きな変更点は搭載されるエンジンが変更されたことです。

ハイブリッドシステムそのものに仕様変更はありませんが、ターボエンジンはマイナーチェンジ前が最高出力211ps、最大トルク350Nmを発生するダイムラー製の2L直列4気筒DOHCターボエンジンが搭載され、トランスミッションは7速AT。そして駆動方式は2WD(FR)のみとなっていました。
写真は400R
しかしマイナーチェンジで、自社製の3L V型6気筒DOHCツインターボへと変更され、最高出力は304PS、最大トルクは400Nmへと大幅にパワーアップしています。さらに、最高出力405PS、最大トルク475Nmへと向上させた400Rもラインナップするなどターボエンジンの変更とともにグレード体系が変更されています。

外観ではフロントマスクとリアのコンビネーションランプが変更されました。マイナーチェンジ前は日産のプレミアムブランド、インフィニティのエンブレムが装着されていました。しかし、マイナーチェンジ後は日産ブランドの象徴であるVモーショングリルを装着しています。そしてリアコンビネーションランプはスカイラインのアイコンでもある、丸目4灯リアコンビネーションンランプを採用し、後ろ姿でも一目でスカイラインとわかるようになりました。
インテリアでは、ハイブリッド車には日産車として国内初採用となるヘッドアップディスプレイやアドバンストドライブアシストディスプレイを採用し、ドライバーに多彩な情報提供を行えるようになっています。また、最近脚光を集めている、コネクティビティでは、新しい日産コネクトサービスが開始されています。

そして注目度が高いのが、マイナーチェンジ後のハイブリッド車に先進の運転支援システム「プロパイロット2.0」を標準装備したことでしょう。高精細3Dマップを採用したナビゲーションシステムと連動して設定したルートを走行する際に、高速道路の本線走行中に、ドライバーが常に前方に注意を払い、道路・交通・車両の状況に応じて、ハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、同一車線内でのハンズオフによる走行が可能となりました。
一方の3Lツインターボエンジンを搭載した一部のグレードには走行シーンに応じて、サスペンションの減衰力を緻密に制御し車体の挙動を安定させるインテリジェントダイナミックサスペションを搭載。

ハンドルの切り始めのレスポンスを向上させることで、ライントレース性を高めました。 マイナーチェンジ後のスカイラインはより先進性を主張するハイブリッド車とスポーティさを強調するターボ車というようにパワートレインによってキャラクターが明確化したと言えます。

400Rがベース?日産スカイライン400R スプリントコンセプトとは?また、トヨタの伊藤大輔さんも2020年の意気込みを語る!

第38回目を迎えた、東京オートサロン2020。33万人を超える来場者を記録するなど年々盛り上がりを見せるイベントです。日産ブースからは、ブースの担当者である谷本さんをお招きし、レーシーなエリアとラグジュアリーなエリアについてご説明していただきました。東京オートサロン2020で登場したスカイライン 400R SPRINT CONCEPTも登場しますよ。さらになんと、会場内を探索していたらレーシングドライバーの伊藤大輔さんと遭遇!2020年の豊富を語っていただきました。 また、トヨタの山田貴子さんが作ったスマホホルダー?など面白い商品も登場します!

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