中国車の恐るべき躍進!日本でも走る未来はあるのか!?

日本車と言えば、一般的に燃費が良く壊れにくいとイメージで、世界的にも非常に評価が高いものです。一方、中国車は品質面で遠く日本車には及ばないというイメージがありました。ところが近年の中国車の性能の向上には目を見張るものがあり、かつてのイメージを払拭する完成度です。今回はそんな中国車の今をお伝えしていきます。

文・PBKK

Chapter
中国自動車メーカーの変遷
NEVの発展
日本で販売される可能性は

中国自動車メーカーの変遷

上海フリー画像

中国での自動車製造の始まりは1931年とされており、『民生』というブランドでトラックが製造されていました。その後、1960年頃から、国営企業として自動車メーカーが誕生しはじめました。

それらの中国メーカーは諸外国の技術を学ぶため、中央政府の指導のもと、日本を含めて様々な国のメーカーとの合弁会社を国内に作ることになります。一方、近年になって力を伸ばしているのが、それらの合弁会社経由でノウハウを身に付けた中国車メーカーです。

世界最大の新車販売市場となった近年では、政府主導によりNEV(=New Energy Vihecle)と呼ばれる電気自動車(EV) やプラグインハイブリッド車(PHV) の推進を行っていることから、国内外の自動車メーカーがEVやPHVの生産・販売に乗り出しており、さらには異業種などからの新規参入も盛んになっています。

NEVの発展

中国政府は、中国で1年間に販売する新車のうち、10%をNEVにすることを義務付けると発表しました。中国ではおよそ3,000万台の新車が年間で販売されているため、300万台ほどのNEVが販売されることになります。日本の新車販売台数がおよそ500万台であることを考えるとこの数字は驚異的なものです。

また販売台数の設定だけでなく潤沢な購入補助金も用意されており、NEVの普及に向けて急加速している中国ではリチウムイオン電池を開発するベンチャー企業が続々と生まれています。

リチウムイオン電池は、NEVの心臓部とも言えるパーツで、開発においても補助金が用意されていることから、その価格競争力は世界でも群を抜いたものになることが予想されています。

日本で販売される可能性は

中国渋滞フリー画像

EV・PHVの心臓部ともいえるバッテリーにおいては、中国はもはや日本の自動車メーカーが舌を巻くほどの技術力を有しており、すでに日本の自動車メーカーへの提供も進んでいます。では、日本にも中国の自動車メーカーは進出してくるのでしょうか?

おそらく、短期的にはその可能性は低いでしょう。中国の国内市場は、今やアメリカを超えて世界最大の規模となっており、当面は国内市場の覇権を握るべく各メーカーがしのぎを削ることが予想されます。

また、日本ではまだまだEVやPHVに対するニーズはそれほど大きくはなく、大胆な補助金の支給などの政府主導の普及政策も中国のように実施されていません。そういった意味でも中国車が日本で走る姿を見ることはしばらく先になりそうです。

そう遠くない将来に日本でも中国車が走る姿が当たり前に見られる日が来るかもしれません。そのとき日本メーカーがどのように対抗するのかが楽しみですね。