前が見えないほどの雨!運転中突然のゲリラ豪雨に遭遇したときの対処法

ゲリラ豪雨1

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もし運転中に突然ゲリラ豪雨に遭遇してしまったらあなたならどう対処しますか?

いち早く帰路につく人もいれば、過ぎ去るまで待機していたりと人それぞれ対処の仕方も変わってきます。自分だけが運転しづらいわけではなく、その場の全てのドライバーの条件は同じため、事故やトラブルを防止するには「ゲリラ豪雨での運転時の対処法」の認識を統一することが必要です。

今回はJAFや各保険会社が公表している対処法についてご紹介します。

文・PBKK
Chapter
運転中のゲリラ豪雨の対処方法
ゲリラ豪雨の前兆は?
ゲリラ豪雨後はそのまま走行しても大丈夫?

運転中のゲリラ豪雨の対処方法

車を運転中でもゲリラ豪雨は突然やってきます。走行中であれば車を置いて避難することもできないため、正しい行動をとる必要があります。基本的な対処方法は以下の通りです。

1.停めやすい場所を見つけハザードランプをつけゆっくり停車する。
2.高架下やアンダーパス、深い水たまりへの進入をしない。
3.河川や用水路沿いを走行しない。
4.スピードを出さない。
5.日中でもライトをつける
6.トンネル出口付近は突風に注意する。

最もしてはいけないことは、いち早くゲリラ豪雨から抜け出すためにスピードを出して走行することです。

理由は、ハイドロプレーニング現象と呼ばれる現象を防ぐためです。ハイドロプレーニング現象は、タイヤと地面との間に水があることにより浮いた状態になっているため、ブレーキの制動距離が長くなり大変危険です。

また、スピードを出すことによりエンジンルーム内にはより多くの雨水が侵入するため、エンジン内部にまで水が入ってしまうとエンジンが故障し、走行不能になる可能性があります。

ゲリラ豪雨の前兆は?

予測不可能に思えるゲリラ豪雨ですが、実はいくつかの前兆があります。

「急に空が暗くなる」「遠くで雷雨が鳴る」「気温が高く蒸し暑かったのに急に冷たい風が吹く」などの現象が現れたら注意が必要です。少しでも条件が当てはまる場合には不要な外出は控え、走行中であれば安全な場所に事前に避難することも頭に入れておきましょう。

多くの場合、20分前後でゲリラ豪雨に変わるため、気象予報アプリなどで事前に設定しておくこともおススメの対策法です。

ゲリラ豪雨後はそのまま走行しても大丈夫?

無事にゲリラ豪雨が過ぎ去ったからと言って、大雨の中を走った車を点検もせずそのまま運転するには注意が必要です。

エンジンが止まらなかったから大丈夫というわけではなく、マフラーの中に水が侵入していないか?エンジンルーム内に雨水やゴミは流れてきていないか?ブレーキにゴミは付着していないか?など、目視点検だけでもしておくのが安心です。

なお、車のトラブルが起きやすい水位の目安は30㎝と言われています。もし冠水道路を通過した場合にはディーラーなどで点検してもらうのが良いでしょう。
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